ロードバイクの情報を発信しています!

2025 ツール・ド・フランス Tudor Pro Cycling Teamはジュリアン・アラフリップを中心にツール初勝利を狙う

海外情報
Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt.com
この記事は約10分で読めます。

Tudor Pro Cycling Teamはツール・ド・フランスに初出場。

Tudorは、Pelagos FXD Chronoを限定300個発売。スパルタクスと呼ばれる、オーナーのファビアン・カンチェラーラを称えるイエローの腕時計だ。すでに7個はファビアン・カンチェラーラが予約済み。

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

TUDOR Watch OFFICIAL(@tudorwatch)がシェアした投稿

 

価格は4,850ポンドで約90万円。ジュリアン・アラフリップはスタートラインで、この時計をつけているのかな。

 

スポンサーリンク

Tudor Pro Cycling Team

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Tudor Pro Cycling Team(@tudorprocycling)がシェアした投稿

 

ジュリアン・アラフリップ
アルベルト・ダイネーゼ
マルコ・ハーラー
マルク・ヒルシ
ファビアン・リーンハルト
マリウス・マイヤーホーファー
マイケル・ストーラー
マッテオ・トレンティン

 

ジュリアン・アラフリップ

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Ville de Paris(@paris_maville)がシェアした投稿

 

ジュリアン・アラフリップは、2020年、2021年の世界ロードチャンピオン。

しかし、2度目の世界王者となってからはアルカンシェルの呪いにかけられたのかと思うほど勝利から遠ざかる。

さらに、2022リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで、肩甲骨の骨折、2本の肋骨の骨折、肺の虚脱の大けが。

 

この大けがから復帰して勝利したのは、2022 ツール・ド・ワロニー第1ステージのユイの壁での勝利。ジュリアン・アラフリップ健在かと思われた。

 

ケガからの復帰はしたけれど、2023年シーズンは2勝に留まっている。

まず、フランスのプロレース、2023 フォーン=アルデシュ・クラシックで勝利。復調を期待させてくれた。

 

2023 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第2ステージで勝利。この時には、静まれポーズでゴール。

 

勝利のないジュリアン・アラフリップに対して、チームのGMパトリック・ルフェーブルは容赦ないコメントを何度も発していた。これにより2024年でチームとの契約が切れるアラフリップは間違いなく移籍だと思われていた。

2024 ストラーデビアンケでも落車し、春のクラシックシーズンは骨折をかかえたまま不調。

 

しかし、2024ジロ・デ・イタリアでは第9ステージの3人逃げで2位。これがジュリアンの走りというのを見せていた。

 

何度も逃げを見せるジュリアンは、本来の野性味あふれる姿に戻っている。このジロでは8回の逃げに乗った。

本格的な山岳ステージでは、遅れるけれど丘陵ステージでは凄い力をみせつけてくれる。そして、ついにジロ第12ステージで優勝を果たす。

 

ジュリアン・アラフリップは、2021年ツール・ド・フランス第1ステージの優勝から3年もグランドツールでの勝利はなかった。

これで、ツール・ド・フランス6勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ1勝に続いてジロも勝利し、3部作も達成した。

ジロ後も、2024 ツール・ド・スロバキア第3ステージで優勝。総合2位に。

 

2024 チェコツアー第4ステージでも勝利。

 

直前のクラシカ・サンセバスティアンでも、マルク・ヒルシと逃げて2位。このマルク・ヒルシと共にTudor Pro Cycling Teamに移籍となった。

移籍後の勝利はまだないけれど、アムステルゴールドレースではタデイ・ポガチャルとの逃げを披露。すぐに切れてしまったけれど健在ぶりをみせている。

 

直前のツール・ド・スイスでは第1ステージの大きな逃げ切り集団にはいりステージ4位。ここから粘り、総合5位で終えている。最後が山岳個人タイムトライヤルでなければ表彰台を確保できていたはず。

ジュリアン・アラフリップの目標はあくまでステージ優勝。第1週で勝利することがあれば素晴らしい。

 

マイケル・ストーラー

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

SEG Cycling(@segcycling)がシェアした投稿

 

2018年にTeam Sumwebでプロキャリアをスタート。プロ4年目に2021ツール・ド・レンで初勝利と共に総合優勝を飾った。

 

その後は、2021ブエルタ・ア・エスパーニャで大爆発。第7・10ステージを勝ち取り、山岳賞まで獲得。

 

2021オフには、Team DSMからGroupama – FDJに移籍。2023年に再びツール・ド・レンで勝利。そして総合優勝も飾る。

 

2024年にはGroupama – FDJからTudor Pro Cycling Teamに移籍。トップ10フニッシュは何度もするのだけど、勝利はなし。しかし、2025年はUAEツアー総合15位。パリ~ニース第7ステージでシーズン初勝利。

 

さらに、2025 アルプス・ツアー第2ステージで優勝。11kmの独走を決める。

 

第4ステージで、INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンに、80kmの独走勝利をされて、一旦リーダージャージを失う。

しかし、最終ステージで、テイメン・アレンスマンを追い落としてリーダージャージを奪い返した。山岳での強さは、今年磨きがかかっている。

2024年のジロでは総合10位でフニッシュしており、2025 ジロでも総合10位。ツール・ド・フランスとのダブルツールとなるけれども、ツールでは総合ではなくステージ狙いとなるかもしれない。

ただ、クライマーなので普通に走れば総合順位も上がっていくことだろう。

 

マルク・ヒルシ

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

SRF Sport(@srfsport)がシェアした投稿

 

マルク・ヒルシは、2018世界選手権U23王者、2018 ヨーロッパ選手権U23王者を獲得し、2019年Sunwebと契約。

2019年の勝利はなかったが、2020年ツール・ド・フランスで一気にブレーク。

ステージ1勝をあげ、2位に1回、3位1回があり逃げては勝利を狙う姿は凄まじかった。まさに彗星のように現れた感じだ。

ツール以降は、出場するレース全てでマークされるほどの選手に急成長。

さらに、注目された2020 世界選手権では終盤の逃げに乗って3位。2020フレッシュ・ワロンヌでは優勝。2020 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2位と素晴らしい成績を残している。

しかし、2021年シーズン途中にUAE Team Emiratesに移籍している。高騰する給与、厳格すぎるチームの気質が合わなかったようだ。

 

だが、移籍してからは親知らずの問題、さらに腰、股関節の手術など問題が続出。

 

それでも、2023 シーズン途中からだけで7回の優勝をしている。そして、2024年シーズンにはワールドツアーレベルでの復活を印象付ける活躍が続く。

2024 アムステルゴールドレースでは、トム・ピドコックにスプリントで敗れたけれど2位。2024 チェコツアーで第2ステージ勝利に総合優勝。

そして、2024 クラシカ・サンセバスティアンでジュリアン・アラフリップと逃げてスプリント勝利している。

 

ここから驚異の連勝を飾る。まず、ブルターニュ・クラシックで勝利。

 

続く、GP インドゥストリア・アルティジャナートでも勝利し、コッパ・サバティーニで36kmの独走を披露。

 

メモリアル・マルコ・パンターニで5連勝となっている。

 

さらに、コッパ・アゴストーニで2024年の9勝目をマーク。

 

2025年にUAE Team EmiratesからTudor Pro Cycling Teamに移籍し、初戦のクラシカ・コムニタット・バレンシアナ 1969で幸先よく勝利。

 

その後もトップ10フニッシュを繰り返すが、不調に陥りジロ・デ・イタリアの出場を辞退している。2025 スイス選手権ロードではTeam Jayco AlUlaのマウロ・シュミットにスプリントで破れて2位。

もし、マルク・ヒルシがツール・ド・フランスでベストコンデションに戻れば、ジュリアン・アラフリップと共に第1週でチャンスをつかむはずだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました