スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース、クラシカ・サンセバスティアン。Donostia San Sebastian Klasikoa(1.UWT)
過去の優勝者は
- 2023 レムコ・エヴェネプール
- 2022 レムコ・エヴェネプール
- 2021 ニールソン・ポーレス
- 2019 レムコ・エヴェネプール
- 2018 ジュリアン・アラフィリップ
- 2017 ミハウ・クフィアトコフスキ
- 2016 バウケ・モレマ
- 2015 アダム・イェーツ
- 2014 アレハンドロ・バルベルデ
- 2013 トニー・ガロパン
- 2012 ルイスレオン・サンチェス
- 2011 フィリップ・ジルベール
- 2010 ルイスレオン・サンチェス
サンセバスティアン~サンセバスティアン 236km
スタートとゴールは昨年同様にサンセバスティアンのドノスティアから。後半は昨年と同じだけど前半のコースが変わっている。
以前は、ハイスキベルが重要な登りだったけれど、今ではゴールまで距離が遠いので勝負には関係ない。
距離も伸びているし、決戦は最後のピロテギの登りか。なんと、ここには最大27%という登りが待っている。ここで抜け出しがあるだろうか。
- 3級山岳 アズカラテ (5.9 km・5.7%
- 3級山岳 Azkarate (4.3 km・7.1%)
- 2級山岳 ウラキ (8.5 km・6.8%)
- 3級山岳 アルキザ(4.5 km・5.8%)
- スプリントポイント Donostia
- 2級山岳 ハイスキベル (7.9 km・5.6%)
- 1級山岳 Erlaitz (3.8 km・10.7%)
- スプリントポイント Donostia
- 2級山岳 ピロテギ (2.1 km・10.8%)
注目のライダーは
-
Soudal – Quick Step ジュリアン・アラフィリップ、マウリ・ファンセベナント、カスパー・アスグリーン、ミケル・ランダ
-
UAE Team Emirates マルク・ヒルシ、ブランドン・マクナリティ、アイザック・デルトロ、ヤン・クリステン、パヴェル・シヴァコフ
-
Alpecin-Deceuninck ジャンニ・フェルメルシュ、二コラ・コンチ、アクセル・ローランス
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Team Arkéa Samsic ティボー・ゲルナレック
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Astana Qazaqstan Team シモーネ・ヴィラスコ、イーデ・シェリング
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BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ、ボブ・ユンゲルス、イーデ・シュリング、マキシリアン・シャフマン
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Cofidis ヘスス・エラダ、ヨン・イサギレ
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Team dsm – firmenich ロマン・バルデ、ワレン・バルギル、ケヴィン・ヴォーケリン
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EF Education-EasyPost リゴベルト・ウラン、ベン・ヒーリー、アルベルト・ベッティオル
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Groupama – FDJ ブルーノ・アルミライル、ラース・ファンデルハール
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Intermarché – Circus – Wanty ルイ・コスタ、ロレンツォ・ロタ、ゲオルク・ツィンマーマン
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INEOS Grenadiers オマール・フライレ、ヨナタン・ナルバエス
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Movistar Team アレックス・アランブル、イバン・ソーサ
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Team Jayco AlUla サイモン・イェーツ、クリス・ハーパー、フィリッポ・ザナ
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Bahrain – Victorious 新城幸也、サンティアゴ・ブイトラゴ、ダミアーノ・カルーゾ
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Lidl – Trek ジュリオ・チッコーネ、フアン・ロペス
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Team Visma | Lease a Bike ヨナス・ヴィンゲゴー、セップ・クス
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Lotto Dstny マキシム・ファンジルス、アンドレアス・クローン、レナート・ヴァン・エトヴェルト
-
Israel – Premier Tech ジョージ・ベネット、マイケル・ウッズ
- Decathlon AG2R La Mondiale Team ベン・オコナー
10人の逃げ
残り193kmから10人が逃げている。
- サイモン・カー (EF Education – EasyPost)
- ワレン・バルギル (Team dsm-firmenich PostNL)
- アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー (Lidl – Trek)
- シルヴァン・モニケ(Lotto Dstny)
- ダヴィデ・デ・プレット (Team Jayco AlUla)
- ヘスス・エラダ (Cofidis)
- ベン・ツボィホフ (Red Bull – BORA – hansgrohe)
- ティボー・ゲルナレック (Arkéa – B&B Hotels)
- オーデネ・ホルター (Uno-X Mobility)
- ピエール・ラトゥール (TotalEnergies)
3級山岳 アズカラテ (5.9 km・5.7%
ポイント獲得順位は
- サイモン・カー EF Education-EasyPost 5ポイント
- ティボー・ゲルナレック Arkéa – B&B Hotels 3ポイント
- ピエール・ラトゥール TotalEnergies 1ポイント
3級山岳 Azkarate (4.3 km・7.1%)
ポイント獲得順位は
- アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 3ポイント
- シルヴァン・モニケ Lotto Soudal 2ポイント
- ベン・ツボィホフ Red Bull-BORA-hansgrohe 1ポイント
2級山岳 ウラキ (8.5 km・6.8%)
ポイント獲得順位は
- ピエール・ラトゥール TotalEnergies 5ポイント
- ワレン・バルギル Team dsm-firmenich PostNL 3ポイント
- オーデネ・ホルター Uno-X Mobility 1ポイント
3級山岳 アルキザ(4.5 km・5.8%)
ポイント獲得順位は
- ピエール・ラトゥール TotalEnergies 3ポイント
- ベン・ツボィホフ Red Bull-BORA-hansgrohe 2ポイント
- ワレン・バルギル Team dsm-firmenich PostNL 1ポイント
2級山岳 ハイスキベル (7.9 km・5.6%)
サイモン・カーが先頭からアタックをかけて抜け出している。
Team Jayco AlUlaのダヴィデ・デ・プレットは集団に捕まる。
サイモン・カーの後ろに、まだLidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが見えている。
ベン・ツボィホフとシルヴァン・モニケが3番手。
Cofidisのヘスス・エラダも捕まった。
集団はTeam Visma | Lease a Bikeが引いている。残り64.6kmで1分33秒差。
サイモン・カーは、EF Education-EasyPostのジャージで走るのも後少しだ。
猛烈なスピードで、サイモン・カーが山岳ポイントを通過。
集団もハイスキベルの登りをクリアー。また、下っていかないといけない。かなりの大集団。
- サイモン・カー EF Education-EasyPost 5ポイント
- アマヌエル・ゲブレイグザブハイアー Lidl – Trek 3ポイント
- ベン・ツボィホフ Red Bull-BORA-hansgrohe 1ポイント
逃げていた、ベン・ツボィホフとアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーが集団に捕まる。これで、逃げはサイモン・カーだけに。
残り48.7kmで1分9秒差。
1級山岳 Erlaitz (3.8 km・10.7%)
50秒差で1級山岳に。
13秒差に。
サイモン・カーが抜かれる。カウンターアタックでジュリアン・アラフリップが出ている。
Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツにジュリアン・アラフリップが貼り付けている。
ジュリアン・アラフリップが先頭に。ジュジュのニュースはまた別記事で。
UAE Team Emiratesのパヴェル・シヴァコフが先頭に。ジュリアン・アラフリップは後ろについている。
まだ、集団は見えている。
パヴェル・シヴァコフがアタック!
あ~、ヨナス・ヴィンゲゴーは切れている。今日のエースではないということだ。
パヴェル・シヴァコフが単独に。
後ろには小集団が見えている。
UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシ、ブランドン・マクナリティ、アイザック・デルトロ、Lotto Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルトなどがいる。あれだけ引いていたTeam Visma | Lease a Bikeは誰もいない。
パヴェル・シヴァコフがトップで通過。
追走は10人。最後尾はEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレス。
- ジュリアン・アラフリップ Soudal – Quick Step
- ブランドン・マクナリティ UAE Team Emirates
- マルク・ヒルシ UAE Team Emirates
- アイザック・デルトロ UAE Team Emirates
- ニールソン・ポーレス EF Education-EasyPost
- ヨナタン・ナルバエス INEOS Grenadiers
- ケヴィン・ヴェルマーケ Team dsm-firmenich PostNL
- アンドレアス・クローン Lotto Dstny
- レナート・ヴァン・エトヴェルト Lotto Dstny
- マイケル・ウッズ Israel – Premier Tech
残り38km。追走とのタイム差は19秒。
追走26秒差。人数が増えていく。
パヴェル・シヴァコフはジェルで補給。残り24.3kmで25秒差。後ろには、チームメイトが3人いるので、全開で行くのみだ。
最後の登りのどこまで逃げれるか。
追走は18人。
スプリントポイント Donostia
パヴェル・シヴァコフがスプリントポイントを通過。
- パヴェル・シヴァコフ UAE Team Emirates 10ポイント
- マキシム・ファンジルス Lotto Soudal 6ポイント
- アンドレアス・クローン Lotto Dstny 3ポイント
ジュリアン・アラフリップは最後に足を見せられるか。
残り11.7kmで20秒差。
2級山岳 ピロテギ (2.1 km・10.8%)
さあ、最後の登りに。
集団が迫ってくる。
ジュリアン・アラフリップ先頭だ。
ジュリアン・アラフリップがパヴェル・シヴァコフを抜いていく。
ジュリアン・アラフリップがアタック。
マルク・ヒルシが後ろについている。
Lidl – Trekのパトリック・コンラットが追いついて先頭に。
5人が少し抜けている。
ブランドン・マクナリティが引く。
Lotto Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルトも追いついてきた。
INEOS Grenadiersのヨナタン・ナルバエスが厳しいか。
レナート・ヴァン・エトヴェルトが先頭に。
ジュリアン・アラフリップがアタック!
猛烈なスパート!
マルク・ヒルシだけがついている。
二人は後ろをちぎった。
ジュリアン・アラフリップが先頭で山岳ポイントをクリアー。
残り7.2km。優勝候補の二人が期待通りの走りだ。
残り6.8km。ジュリアン・アラフリップはシューズのダイヤルを締めてスプリントに備えている。
残り3km。後ろは、Lotto Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルト。
ジュリアン・アラフリップは無線が聞こえないと言っているのかな?
残り1.9km。
残り1km。レナート・ヴァン・エトヴェルトとは14秒差。
二人は後ろを気にしている。
どちらが先行するのか。
スプリントではジュリアン・アラフリップもマルク・ヒルシも互角か。
ジュリアン・アラフリップが先行だ。
マルク・ヒルシがタイミングをうかがう。
マルク・ヒルシが先にスプリントを開始!
マルク・ヒルシが並んだ。
マルク・ヒルシが前に出た。
ジュリアン・アラフリップが下を向く。
マルク・ヒルシが先着だ。
マルク・ヒルシは、今シーズンの4勝目となった。
優勝候補といわれて勝つのは難しい。
マルク・ヒルシの見事な勝利だ。しかし、これほどの選手でもグランドツアーに出れないとは強いチームにいるのも難しいものだ。
しかし、ジュリアン・アラフリップは、あれだけアタックをかけまくって先頭を引いていたのに、最後はスプリントで敗れてしまうとは~。
レムコ・エヴェネプールに続いて、サンセバスティアンを制することはできなかった。Team Visma | Lease a Bikeは、最後は全くレースにからまず。
セップ・クスの33位が最高位だった。
リザルト
優勝したUAE Team Emiratesのマルク・ヒルシ
アラフィリップが足元からアタック。すごく速かった。それから少しペースを落とした。最後は頂上までひたすら頑張った。振り返ると、もう2人しか残っていなかった。このまま進むしかないと思った。その後、いいスプリントができた。
二人は優勝候補と目されてましたね。ヨナス・ヴィンゲゴーの名前も挙がっていたが、序盤で脱落せざるを得なかったようですが。
最後の登りでヨナス・ヴィンゲゴーの調子があまり良くなかったのには驚いた。彼について行きたかったけど、もし彼の調子が悪かったら、ヤン・クリステンかパヴェル・シヴァコフでアタックするプランもあったんだ。
パヴェル・シヴァコフがかなり逃げてましたね。
僕らにとってはすごく良かったよ。ホイールの間にとどまることができた。もしLotto Dstnyの選手が1人少なかったら、パヴェル・シヴァコフが勝っていたと思う。でも、彼らはギャップを縮めてくれた。全開で走った。
この勝利については?
自分にとって大きな意味がある。ツール・ド・フランスのステージ優勝とフレーシュ・ワロンヌの勝利に加え、僕のキャリアで最も大きな勝利のひとつだ。
2位 Soudal – Quick Stepのジュリアン・アラフリップ
トップレベルのワンデーレースで3位以内に入ったのは2021年のワールドカップ優勝以来ですね。
またビッグレースの表彰台に上がれてうれしい。もちろん、勝利まであと少しだったので、少しがっかりしている。でも、いいレースができたと思う。
その差は、最後の上り坂でのアタックでできましたね。
本当につらかった。気分は良かったから、自分のペースで走った。後ろから見ているよりも、その方が好きなんだ。
フィニッシュは頂上だと思っていたけれど、マルク・ヒルシはとても強かった。彼はその後、いいスプリントを見せた。彼は爆発力もあるから、後悔はしていないよ。
3位 Lotto Dstnyのレナート・ヴァン・エトヴェルト
年明けに膝を痛めてから、復帰するのが難しかったんだ。今日、アンドレアス・クローンとマキシム・ファンジルスが僕のために行きたいと言ってくれた。
決勝で最初の2人についていけなかったのは残念だ。でもサン・セバスティアンでの3位は素晴らしいよ。
とてもタフ”なレースだった。とても暑かった。今日はバイクよりもビーチにいた方がずっと楽しい。でも、この結果にはとても満足している。ここでのレースは最高だ。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
HIRSCHI Marc
|
UAE Team Emirates | 400 | 5:46:12 |
2 |
ALAPHILIPPE Julian
|
Soudal Quick-Step | 320 | ,, |
3 |
VAN EETVELT Lennert
|
Lotto Dstny | 260 | 0:07 |
4 |
VERMAERKE Kevin
|
Team dsm-firmenich PostNL | 220 | 0:17 |
5 |
NARVÁEZ Jhonatan
|
INEOS Grenadiers | 180 | 0:25 |
6 |
POWLESS Neilson
|
EF Education – EasyPost | 140 | ,, |
7 |
KONRAD Patrick
|
Lidl – Trek | 120 | ,, |
8 |
WOODS Michael
|
Israel – Premier Tech | 100 | ,, |
9 |
CHRISTEN Jan
|
UAE Team Emirates | 80 | 0:36 |
10 |
MCNULTY Brandon
|
UAE Team Emirates | 68 | 0:37 |
11 |
O’CONNOR Ben
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 56 | ,, |
12 |
BENNETT George
|
Israel – Premier Tech | 48 | ,, |
13 |
CEPEDA Jefferson Alveiro
|
Caja Rural – Seguros RGA | 40 | ,, |
14 |
BERTHET Clément
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 32 | 0:39 |
15 |
LIPOWITZ Florian
|
Red Bull – BORA – hansgrohe | 28 | 0:53 |
16 |
KRON Andreas
|
Lotto Dstny | 24 | 1:34 |
17 |
CASTRILLO Pablo
|
Equipo Kern Pharma | 24 | 1:38 |
18 |
VAN GILS Maxim
|
Lotto Dstny | 24 | 2:17 |
19 |
SIVAKOV Pavel
|
UAE Team Emirates | 24 | ,, |
20 |
BERNARD Julien
|
Lidl – Trek | 24 | 3:53 |
21 |
ROTA Lorenzo
|
Intermarché – Wanty | 16 | ,, |
22 |
ALEOTTI Giovanni
|
Red Bull – BORA – hansgrohe | 16 | ,, |
23 |
JOHANNESSEN Tobias Halland
|
Uno-X Mobility | 16 | ,, |
24 |
VANSEVENANT Mauri
|
Soudal Quick-Step | 16 | ,, |
25 |
HAJEK Alexander
|
Red Bull – BORA – hansgrohe | 16 | ,, |
26 |
JEGAT Jordan
|
TotalEnergies | 16 | ,, |
27 |
RODRÍGUEZ Óscar
|
INEOS Grenadiers | 16 | ,, |
28 |
WARBASSE Larry
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 16 | ,, |
29 |
HAIG Jack
|
Bahrain – Victorious | 16 | ,, |
30 |
ZANA Filippo
|
Team Jayco AlUla | 16 | ,, |
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