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2021ツアー・オブ・ブリテン第8ステージ スプリントでワウト・ファンアールトは逆転優勝となったのか?

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Photo credit: Floyd@Overdoz.com on VisualHunt.com
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第7ステージはスプリントで決着かと思っていたけど、まさかの逃げ切りでイブ・ランパールトが勝利。

総合優勝の行方は、最終ステージのスプリントに持ち越された。リーダーのイーサン・ヘイターと、ここまで3勝を上げているワウト・ファンアールトのタイム差は、わずか4秒。

ワウト・ファンアールトがステージ優勝すれば、逆転となるけどどうかな。

 

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第8ステージ   ストーンヘブン~アバディーン 173km

第8ステージ photo tourofbritain.com/

 

スコットランドのストーンヘブンからスタート。スタートから30kmほどで1級山岳を迎える。逃げはここで粘らないと脱落してしまう。

 

  1. 1級山岳 ケアン・オ・マウント    3.3km・9.2%
  2. スプリントポイント   フィンジアン
  3. 3級山岳 コースダーダーヒル   2.3km・5.0%
  4. スプリントポイント   アボイン ボーナスタイム
  5. スプリントポイント  パラッター
  6. 3級山岳  クイーンズビュー   1.4km・4.6%

 

最後は、北海に望むアバディーンでゴール。今日こそはスプリントで決着するはず。

 

6人の逃げ

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

リーダーのイーサン・ヘイター。ワウト・ファンアールトを抑えて総合優勝なるか?

 

パスカル・エーンクホーンは昨日ボトルを渡した少年と再会。

 

こちらは第7ステージでのシーン

 

大会のゲストとして招待され、プレゼンテーションには新しいメンバーとして紹介されていた。ジャージとミュゼットもプレゼントされてますね。

 

 

ザンダー・グラハム君は12歳。午前中の英国U12国立クリテリウムシリーズで銀メダルを獲得している。ブロより速く登りを上がるんだから凄いや。

ボドルの廃棄については色々とあったけど、こんな素敵なシーンもあるのだから考えて欲しいですね。しかも、こんなスポーツは他にはない。

 

0kmアタックがあっさりと決まる。先頭にはイネオスが出てきてフタをする。

 

後方に小さく、ニック・ドラミニ(Team Qhubeka NextHash)が追ってきているのがわかる。追いつくかな。

 

今日は、Team Jumbo-Vismaが集団先頭に。絶対にスプリントに持ち込むつもりだ。まあ、当たり前ですね。

 

ティム・デクレルクも先頭牽引に。今日は、マーク・カヴェンディシュの出番かな。

 

ニック・ドラミニはあきらめた。逃げには、2020年にCCC Teamで走っていた、ミハウ・パルタも入っている。

  1. ムグリディ・ジョウキン(Caja Rural – Seguros RGA)
  2. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling)
  3. ロビン・カーペンター(Rally Cycling)
  4. ビャーグフェルト・ウィリアム(SwiftCarbon Pro Cycling)
  5. グローブ・トーマス(Trinity Racing)
  6. ベン・ヘイリー(Trinity Racing)

 

ニック・ドラミニは集団に吸収される。逃げるなら最初から決めておかないと。

 

1級山岳 ケアン・オ・マウント    3.3km・9.2%

先頭は、最初の1級山岳を上がる。10%勾配を11km/hで上がっている。私なら余裕で上がれない(^^:

 

先頭から一人切れてしまう。

 

峠には沢山の観客がいる。

 

まずは1級山岳をクリアー。5人となっているけど下りで追いつくだろう。

  1. ロビン・カーペンター(Rally Cycling) 10ポイント
  2. ベン・ヘイリー(Trinity Racing) 9ポイント
  3. ムグリディ・ジョウキン(Caja Rural – Seguros RGA) 8ポイント
  4. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling) 7ポイント
  5. グローブ・トーマス(Trinity Racing) 6ポイント

 

スプリントポイント     フィンジアン

スプリントポイント通過。

  1. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling) 3ポイント
  2. ムグリディ・ジョウキン(Caja Rural – Seguros RGA) 2ポイント
  3. グローブ・トーマス(Trinity Racing) 1ポイント

 

3級山岳 コースダーダーヒル   2.3km・5.0%

タイム差は、最大3分まで広がったが、また2分23秒で抑えられている。

  1. グローブ・トーマス(Trinity Racing) 4ポイント
  2. ロビン・カーペンター(Rally Cycling) 3ポイント
  3. ベン・ヘイリー(Trinity Racing) 2ポイント
  4. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling) 1ポイント

 

登りで遅れたライダーが捕まる。先頭はTeam Jumbo-Vismaの開発チームで走るギース・ガイッシュ21歳。

 

ジョージ・ベネットも集団牽引に加わる。

 

スプリントポイント   アボイン ボーナスタイム

2回目のスプリントポイントを通過。

  1. グローブ・トーマス(Trinity Racing) 3ポイント 3秒
  2. ロビン・カーペンター(Rally Cycling) 2ポイント 2秒
  3. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling) 1ポイント 1秒

 

3級山岳  クイーンズビュー   1.4km・4.6%

先頭が最後の3級山岳を越える。

 

集団も最後の3級山岳を越える。

  1. ミハウ・バルタ(Global 6 Cycling) 4ポイント
  2. ベン・ヘイリー(Trinity Racing) 3ポイント
  3. ムグリディ・ジョウキン(Caja Rural – Seguros RGA) 2ポイント
  4. グローブ・トーマス(Trinity Racing) 1ポイント

 

イーサン・ヘイターが集団復帰中。時速75km/hでかっ飛ばす。

 

集団は、ジワジワとタイム差をつめてくる。残り28.9kmで1分ほどになっている。

 

残り7.1kmで9秒まで迫られてきた。どこまで粘れるか。

 

後ろに、集団が見えてきた。

 

逃げ集団は、ラスト4.4kmで捕まる。しっかりと健闘を称えあっている。

 

残り2.4kmでモビスターが先頭を引く。

 

ここで、Israel Start-Up Nationのアレックス・ダウセットがアタック!

 

アレックス・ダウセットは頑張るが一人では難しい。500mほどで捕まってしまう。

 

イネオスも前に上がってくる。

 

ジュリアン・アラフィリップがマーク・カヴェンディシュを引いている。

 

マーク・カヴェンディシュが後ろを気にしていると、アンドレ・グライペルが伸びてきた~。

マーク・カヴェンディシュの後ろに、ワウト・ファンアールト。イーサン・ヘイターはアンドレ・グライペルの後ろだ。

 

 

アンドレ・グライペルが先頭だ。これは勝利となるか?

 

だが、後ろからワウト・ファンアールトが伸びてきた。

 

ゴールは、アンドレ・グライペルか、ワウト・ファンアールトか?

 

あ~、ワウト・ファンアールトが手を上げた~!

なんと、見事にステージ4勝目を飾り、総合優勝まで奪い取ってしまった。イーサン・ヘイターは11位。総合を守れず、スプリントにも絡めなかった。

それにしても、ステージ4勝目というのはずば抜けている。スプリントでも超一流だ。世界選手権に向けて死角がないように見えるけど、どうだろう。

ワウト・ファンアールトは、

それは超高速の最終段階だった。チームメートのハードワークを終えなければならなかった。それがうまくいったことをうれしく思う。

決勝も追い風のせいで非常に速かった。私はマーク・カヴェンディシュのハンドルを握っていたが、グライペルの早いスタートに驚いた。彼を追い抜くには最後まで全力疾走しなければならなかった。

イーサンは期待通りに最初のフィニッシャーにはいなかったが、今週は限界に追い込まれた。彼は若いが、本当に強い。

これが後押しになるかどうか?確かに。今週は本当に気分が良く、ワールドカップの準備ができている。

 

次の3週間は大きな目標、世界選手権のタイムトライアル、世界選手権ロード、そしてパリ~ルーベが残っている。準備は万全だ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第8ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1
 VAN AERT Wout
Team Jumbo-Visma 20 30 4:07:56
2
 GREIPEL André
Israel Start-Up Nation 10 18 ,,
3
 CAVENDISH Mark
Deceuninck – Quick Step 5 12 ,,
4
 JOYCE Colin
Rally Cycling   7 ,,
5
 KANTER Max
Team DSM   4 ,,
6
 TOWNSEND Rory
Canyon dhb SunGod   3 ,,
7
 GIBSON Matthew
Ribble Weldtite Pro Cycling   2 ,,
8
 PECKOVER Ollie
SwiftCarbon Pro Cycling   1 ,,
9
 BOSTOCK Matthew
Canyon dhb SunGod     ,,
10
 CULLAIGH Gabriel
Movistar Team     ,,

アンドレ・グライペルは、実に惜しかった。昔からの宿敵マーク・カヴェンディシュも抜いたのに少し残念。

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Time
1 2 ▲1
 VAN AERT Wout
Team Jumbo-Visma 200 150 31:42:22
2 1 ▼1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 150 110 0:06
3 3
 ALAPHILIPPE Julian
Deceuninck – Quick Step 125 90 0:27
4 4
 HONORÉ Mikkel Frølich
Deceuninck – Quick Step 100 80 0:41
5 5
 WOODS Michael
Israel Start-Up Nation 85 70 1:00
6 6
 DENNIS Rohan
INEOS Grenadiers 70 60 1:14
7 7
 MARTIN Dan
Israel Start-Up Nation 60 55 1:16
8 8
 SBARAGLI Kristian
Alpecin-Fenix 50 50 1:43
9 9
 DONOVAN Mark
Team DSM 40 45 2:04
10 10
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 35 40 2:07

ジュリアン・アラフィリップは、世界選手権でワウト・ファンアールトとどう戦うだろう。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 81
2 3 ▲1
 VAN AERT Wout
Team Jumbo-Visma 69
3 2 ▼1
 ALAPHILIPPE Julian
Deceuninck – Quick Step 58
4 4
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 35
5 5
 SBARAGLI Kristian
Alpecin-Fenix 34
6 6
 WOODS Michael
Israel Start-Up Nation 33
7 7
 HONORÉ Mikkel Frølich
Deceuninck – Quick Step 32
8 9 ▲1
 TOWNSEND Rory
Canyon dhb SunGod 31
9 11 ▲2
 KANTER Max
Team DSM 31
10 17 ▲7
 CAVENDISH Mark
Deceuninck – Quick Step 27

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 SCOTT Jacob
Canyon dhb SunGod 66
2 3 ▲1
 SESSLER Nícolas
Global 6 Cycling 32
3 2 ▼1
 TOWNSEND Rory
Canyon dhb SunGod 30
4 9 ▲5
 CARPENTER Robin
Rally Cycling 29
5 5
 DECLERCQ Tim
Deceuninck – Quick Step 24
6 4 ▼2
 BENNETT George
Team Jumbo-Visma 24
7 17 ▲10
 MURGUIALDAY Jokin
Caja Rural – Seguros RGA 20
8 6 ▼2
 JOYCE Colin
Rally Cycling 19
9 7 ▼2
 JANSSENS Jimmy
Alpecin-Fenix 19
10 8 ▼2
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic 18

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