この冬、自転車界最大のトピックであったレムコ・エヴェネプールのRed Bull – BORA – hansgroheへの移籍。
機材の変更、新チームへの適応、そして周囲からの過度なプレッシャー。様々な懐疑論が飛び交う中、ベルギーの至宝はシーズン初戦となったチャレンジ・マヨルカでこれ以上ない回答を示した。
出場した3レースすべてで勝利するハットトリックを達成したのだ。
疑念を払拭する圧倒的なシーズイン
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まずレムコ・エヴェネプールは、トロフェオ セス・サリーナスのチームタイムトライヤルで勝利。中間計測でTeam Jayco AlUlaに2秒遅れていた。
これは風の影響だ。その後、チームは後半にペースアップ。23分55秒でav59.679km/hと時速60km/hに迫るタイムでMovistar Teamを3秒リードして勝利した。
ライバルと目されるTeam Visma | Lease a Bike、UAE Team Emirates – XRGはいなかったけれど、これは2026 ツール・ド・フランス第1ステージのチームタイムトライヤルを考えると順調なスタートだ。
続くトロフェオ セラ・デ・トラムンタナ、トロフェオ アンドラッチは、山岳で逃げに追いつき、最後は独走で勝利という勝ちパターンを見せた。
とくにトラムンタナでは、50kmの独走。この時期にこれほどまでに仕上がっているのは凄いことだ。しかも、天気が良いしスペインにいるのだから出場したというレースで勝利するのだから凄まじい。


ポガチャル不在でも勝つ義務がある
The perfect hat-trick for Remco Evenepoel 😍
The Belgian’s flawless start to life at Red Bull continues with another assured performance in Mallorca. pic.twitter.com/HLdb7aU8z6
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) January 31, 2026
新チームRed Bull – BORA – hansgroheでのデビュー戦、チャレンジ・マヨルカでの3戦3勝。これ以上ないスタートですね。今の心境は?
最高の気分だね。正直、これ以上ないシーズンの滑り出しだよ。冬の間、チームも僕もハードに準備をしてきたけれど、レースで実際に結果が出るまでは誰にも分からないものだ。
新しいジャージを着て、最初の機会に3つの勝利をチームにプレゼントできたことは、僕にとっても、そして僕を信じてくれたチームにとっても大きな意味がある。
この冬、移籍や機材変更について、周囲からは「適応に時間がかかるのではないか」という懐疑的な声も聞こえていました。
ああ、そういう雑音は耳に入っていたよ。「機材が変わってパフォーマンスが落ちるんじゃないか」とか「新しい環境に馴染めるか」とかね。
でも、このマヨルカでの結果がすべての疑問に対する答えになったと思う。新しいバイクの感触は完璧だし、チームとの連携もスムーズだ。冬の間に囁かれていた疑念は、これで完全に消え去ったと言っていいんじゃないかな。
今回のレースには、タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーといった最大のライバルたちは出場していませんでした。勝利の価値をどう捉えていますか?
もちろん、分かっているよ。今回のレースはタデイ・ポガチャルとの直接対決ではなかった。彼がいれば展開は違ったかもしれない。
でも、誰が相手であろうと、レースである以上はペダルを踏んで、フィニッシュラインを誰よりも早く通過しなきゃいけないんだ。「相手がポガチャルじゃないから簡単だ」なんてことはない。
勝つためには、やはり相応のパワーを出して、レースを支配しなければならないからね。 ライバルが不在であっても、やるべきことをやって勝てた。その事実が、僕に大きな自信を与えてくれるんだ。
独走だけでなく、登坂でも強さを見せました。コンディションはすでに万全に見えます。
数字的なデータはキャンプの時点ですでに良かったんだけど、実戦でその感覚を確認できたのが大きいね。特に、苦しい場面でも踏み抜けるメンタルとフィジカルが噛み合っているのを感じる。
ただ、これはまだシーズンの始まりに過ぎない。春のクラシック、そして夏の大目標に向けて、ここからさらにコンディションを上げていくつもりだよ。
最後に、新章の幕開けを見守るファンへメッセージを。
レッドブルの翼を得て、僕はもっと強くなれると確信している。マヨルカでの3勝は、これから始まる長いシーズンのほんの序章だ。今年もエキサイティングなレースを見せるから、期待していてほしいね。
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナの出場メンバー
🇪🇸 #VCV2026
The racing in Spain continues. This is our line-up for the Volta Comunitat Valenciana 2026 ⤵️ pic.twitter.com/vUewpiqKVw
— Red Bull – BORA – hansgrohe (@RBH_ProCycling) February 3, 2026
41.ジョバンニ・アレオッティ
42.レムコ・エヴェネプール
43.エミール・ヘルツォーク
44.アンネ・マリット
45.ジュリオ・ペリツァーリ
46.アレクサンドル・ウラソフ
47.ベン・ツボィホフ
レムコ・エヴェネプールのコメント
最初の計画では、このレースには出場しない予定だったが、チーム監督が少し早めにレースに出場させたいと思ったのだうね。
それなら、木曜日のタイムトライアルは追い風だし、この地域には私がよく知っているステージもある。
それは自分にとって魅力的で、選択を容易にしてくれた。難しいコースだが、UAEツアーに向けて前進するためのステップとなるだろう。
ステージごとに状況を見ていくことになるが、タイムトライアルでは勝利を目指し、できるだけ多くのタイム差を稼ごうと思う。その後、重要な土曜日のステージに臨むことになるだろう。
これは今年最初のレースであり、それほど大きなプレッシャーは感じていないが、ベストを尽くすつもりだ。
第2ステージでは17kmの個人タイムトライヤルがある。レムコ・エヴェネプールがトップタイムをたたき出すのは容易に想像できる。あとは、アレクサンドル・ウラソフ、ジュリオ・ペリツァーリ、ジョバンニ・アレオッティの山岳アシストがあれば最終ステージまで乗り切れそうな感じだ。
ライバルはUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダとなる。




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