2026年のストラーデ・ビアンケで、実に80kmにも及ぶ独走劇を見せ、自身4度目となる優勝を飾ったタデイ・ポガチャル。
シエナのカンポ広場で見せた観客への深いお辞儀は、まるで圧倒的なショーを終えた主役のようだった。
しかし、レース後の記者会見に現れた彼は、自身が圧倒的な勝利を収めたばかりのコース設定に対して意外な本音をこぼしている。
80kmからアタックの答え
なぜあんなに早い残り80kmでアタックしたのですか?
それは主催者に聞いてくれないと(笑)。実は、僕はロングアタックのファンではないんだ。これは主にコース設計の仕方が原因だよ。
以前はモンテ・サンテ・マリーのセクターを越えてからフィニッシュまで50キロだった。でも今は、主催者が最後に30キロを追加して80キロある。
一番過酷で美しい区間をすでに走り終えているのに、最後に追加してもあまり意味がない。コースが長くなったことでレース自体は少し長くなったけれど、依然としてレースのメインであり一番過酷な部分はモンテ・サンテ・マリーとその前のセクターのままだ。
だから、あそこで行くのが一番理にかなっているし、必然的にロングアタックが起こるんだよ。
今のコースレイアウトには不満があるということですか?
もちろん僕たちはいくらでも文句を言うことはできるけど、最終的にコースを決めるのは僕たちじゃない。それでも素晴らしいレースであることに変わりはないよ。
主催者が、残り80キロから小さなグループだけが残り、ほぼ全員が最後の2時間を単独で走るような展開を望むなら、それも構わない。僕たちはあまり文句を言うべきじゃないね。特に、勝っている時はなおさらさ(笑)。
すぐ後ろにポール・セイシャスが迫ってきているのを見た時、どう思いましたか?
モンテ・サンテ・マリーの最初の急な区間の後で後ろを振り返った時だね。「もう少し強く踏まなきゃ、絶対に譲れない」と思ったよ。
あの新しい選手が本当に強いと思ったから、急勾配の頂上でギャップを開く必要があった。
一度ギャップを開いてしまえば、少なくともセクターを抜けるまではその差を維持できるかもしれないし、そこでまた状況を再評価できると考えていたんだ。最終的に彼が少しペースを落としたから、より大きな差をつけることができた。
今日の彼の走りには感銘を受けましたか?
ああ、感銘を受けたよ。彼は信じられないほど素晴らしい走りをした。プレッシャーの中でも自転車をしっかりコントロールできるし、結果も出せる。
ものすごい脚を持ったビッグマシーンだね。
次戦はあなたにとって最も勝つのが難しいミラノ〜サンレモですね。
そうだね、2週間後だ。今日走った後はしっかり休んで、サンレモに向けて集中し、また全力を尽くすよ。
ミラノ〜サンレモは、ストラーデ・ビアンケやロンド・ファン・フラーンデレンとは全く違うんだ。海岸に出るまでは極端に厳しいレースではないけれど、そこに着いた途端にナーバスになる。
村がたくさんあり、左右のコーナーが続き、常にアップダウンがあって、スピードが信じられないほど速い。終盤にはクラシックのスペシャリストやスプリンターが前方にいるからね。
具体的にどのあたりが難しいのでしょうか?
チプレッサに向かう時やいくつかの街を抜ける時はものすごい緊張感があるから、ある意味で怖いレースでもある。チプレッサでは100%ではなく、110%の状態でいなければならない。
あの上りはポジショニングが全てだ。 そしてポッジョではさらに良い位置にいなければならない。上りは信じられないほど速くて、時速40キロで上ることもある。
あそこで本当に差をつけるのは難しいよ。さらに、ポッジョの上りだけじゃない。下りも考慮しなければならないし、そこからフィニッシュまではたった数キロだ。
ある意味では素晴らしいクラシックであり、走っていてとても面白い特別なレースでもあるね。
サンレモに向けて重要なチームメイトを欠くことになりましたが、プランの変更はありますか?
サンレモに向けて本当に状態が良かった彼らを失うのは本当に残念だ。でも、代わりに入ってくれる選手たちも素晴らしいから、僕はあまりストレスを感じていないよ。これまで通り、勝利を目指して最高のトライをするだけさ。
タデイ・ポガチャルが攻撃するのは、そこが差のつきやすい勝負所と考えているからだ。結局厳しい上りよりも11.5kmと長いグラベル区間のモンテ・サンテ・マリーが決戦の場であり、ライバルに差をつけるのに最適だということだ。
コースが変わらない限り、タデイ・ポガチャルは同じ場所からアタックする可能性は高いと言える。わかっていても、強力なチームメイトが身を粉にして集団を絞るのだからエースだけが残る展開となる。ただ、これはほんと主催者がコースを決めるのだから仕方ない。
さて、ミラノ~サンレモはどうだろうか。またも、チップレッサから攻撃となりそうだけど。ただ、タデイ・ポガチャルが勝つには、単独で逃げださないと難しいのは過去のレースからもわかる。
さらに、ティム・ウェレンスとヨナタン・ナルバエスがいない。間に合えばよいけれど、これについてはわからない。









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