最初に情報が伝わった時には、一瞬非常にまずい状況が予想された。
Uno-X Mobilityのトビアスハラン・ヨハンネンセンは、ステージ28位でチームメイトのアンドレアス・レックネスンに付き添われてゴール。
だが、その直後に意識不明の事態に。
救急搬送
Tobias Halland Johannessen Collapses on Mont Ventoux | Taken to Hospital in Tour de France 2025 | LIVE Stage 16 Updatehttps://t.co/c4Y40Ukg3z pic.twitter.com/gYSgmy7aTS
— full video (@ahmedsalem57987) July 22, 2025
総合8位のトビアスハラン・ヨハンネンセンは、しばらく上位にいたけれど、どんどん遅れだす。
彼は、胃の痙攣を訴えており、ゴールではお腹を押さえている。
だが、ゴール後に意識不明で倒れこんだ。救急隊に酸素吸入をしてもらって意識が回復。空気が薄いのと暑さ、さらに炭水化物の摂取など原因は色々だろう。
チームドクターの指示で、病院で検査中とのこと。トビアスハラン・ヨハンネンセンが明日走れるかは、今の時点では言えないと。
ノルウェー人、しかもプロチームのUno-X Mobilityが総合トップ10に入っているのだから、リタイヤというのは避けたい。
最悪の事態にならなかったのは幸いだ。
モン・ヴァントゥ

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実際に、モン・ヴァントゥでは死者も出ている。
トム・シンプソンは1965世界チャンピオンで、英国人として初めて1962ツール第12ステージでマイヨ・ジョーヌを着用。
1967ツール・ド・フランス第8ステージで、ゴール手前2kmでフラフラとなり、ラスト500mで倒れてしまう。すでにこの時には息絶えていた。
彼を称えるために30年後に記念碑が立てられている。
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