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2025 ツール・ド・フランス第14ステージ 自転車キャリア5年で総合3位のフローリアン・リポウィッツ

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UnsplashAaron Doucettが撮影した写真
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第14ステージのスタート時点で、レムコ・エヴェネプールと6秒差だったRed Bull – BORA – hansgroheのフローリアン・リポウィッツ。

だが、レムコがリタイヤしたために、自動的にフローリアン・リポウィッツが総合3位に躍進。総合4位のオスカー・オンリーとは1分25秒の差がある。

それにしても、ツール・ド・フランス初出場で表彰台に手が届く位置にいるとは~。

 

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キャリア5年

 

フローリアン・リポウィッツは、2018年に兄弟でドイツのバイアスロン界でスター選手だった。

ランとバイクのバイアスロンではなく、クロスカントリーと射撃を組み合わせたスキー競技だ。

くしくも、プリモッシュ・ログリッチと同じスキー競技出身のライダーとなる。十代ではサイクリング程度。バイアスロンはケガのために断念している。18歳の時にマウンテンバイクのグランフォンドで優勝。それでもツールなんて考えてもなかった。

2020年にようやくTirol KTM Cycling Teamコンチネンタルチームに所属。2022年にtrainee(研修生)としてBORA-hansgroheに在籍。

2023 シビウサイクリングツアー総合6位のあとに、2023 チェコツアー第2ステージで優勝。総合優勝も飾っている。

 

2024 ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合7位。2025年シーズンはパリ~ニース総合2位に新人賞獲得。

2025 イツリア・バスクカントリー総合4位。そして、クリテリウム・デュ・ドーフィネではレムコより上の順位、総合3位でタデイ・ポガチャル、ヨナス・ヴィンゲゴーと共に表彰台に上がっている。

しかし、18歳から自転車競技を始めて、わずか5年でツールの表彰台に手が届くところまで一気に上がってくるとは~。凄い選手となりそうだ。

 

フローリアン・リポウィッツのコメント

体調は良好で、白いジャージを着ることができて夢が叶った。本当に嬉しい。

 

3位に浮上できたのは、レムコのリタイヤが一因でしたが。

とても悲しかった。彼は白ジャージと表彰台の最有力候補の一人だった。しかし、総合優勝を狙うということは、体調を崩したり、落車したり、脚が重くなったりするということではない。

今は目標に集中しなければならない。

 

現在表彰台を狙う位置にいることについては?

2週間がもうすぐ終わるが、3週目が一番厳しいのは誰もが知っている。ステージを見れば、登りが多くて本当に厳しいことがわかる。

脚の調子がどうなるか見守る必要がある。このまま調子が維持されるといいのですが。

 

第13ステージの個人タイムトライヤルではプリモッシュ・ログリッチが3位にはいりフローリアン・リポウィッツよりも、36秒も早かった。しかし、現在総合ではプリモッシュ・ログリッチは総合6位で、2分41秒フローリアン・リポウィッツより遅れている。

プリモッシュ・ログリッチは、フローリアン・リポウィッツのために走らなくてはならなくなるのか。すでにチーム内では答えは出ているだろう。

フローリアン・リポウィッツの新人賞、表彰台を守るのが優先となるのは間違いない。

 

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