吸収されるカチューシャ・アルペシンからようやく二人のライダーが合併されるイスラエルサイクリングアカデミーに移動となった。
今回、無事に契約を結べたライダーはリック・ツァベルとマッズウルス・シュミット。
カチューシャ・アルペシンのシモン・スピラク33歳は引退を発表した。
リック・ツァベル
We welcome the first two riders from @katushacycling : Good to have you, RICK ZABEL and MADS Würtz! The Full ICA announcement: https://t.co/zwOdDtw83V pic.twitter.com/5s3QCMqvTo
— IsraelCyclingAcademy (@yallaACADEMY) November 15, 2019
リック・ツァベルはエリック・ツァベルの息子で2014年にBMC Racing Teamでワールドツアーデビュー。
父親のエリック・ツァベルは6年連続ツール・ド・フランスのポイント賞を獲得し、通算で200勝を越える勝利をつかんでいる偉大な選手。
父親と比べられるのは嫌だろうが、それは仕方のないことだ。
カチューシャ・アルペシンには3シーズン在籍しており、今シーズンは2度目のツール・ド・フランス出場も果たした。だが、インフルエンザのために第10ステージでリタイヤしている。
ツール・ド・ヨークシャー第2ステージで今シーズン唯一の勝利をおさめている。父親譲りのスプリント勝利を量産したいところだ。
マッズウルス・シュミット
マッズウルス・シュミットは2017年カチューシャ・アルペシンでワールドツアーデビュー。
リック・ツァベルと同じ25歳と若いライダーだ。2016年コンチネンタルチームのTeam Trefor に在籍中に、Le Triptyque des Monts et Châteauxで総合優勝を飾っている。
タイムトライヤルが得意で、今年のツール・ド・フランスの第20ステージの個人TTでも20位と好成績を残している。
グランツールを経験しているのは、このチームにとって力となるはずだ。
残るライダーの運命は?
リック・ツァベルとマッズウルス・シュミットの契約発表で、イスラエルサイクリングアカデミーの契約人数は19人となった。
ワールドツアーチームの最低人数は27人。残る人数は8人だ。アレックス・ダウセットやニルス・ポリッツなどのライダーの去就はまだわからない。
先日、アンドレ・グライペルの移籍を発表したイスラエルサイクリングアカデミー。ワールドツアーを走り切るためには、まだまだ戦力を整えないといけない。
来シーズンからは、ワールドツアーチームとなるのだから、チームランキング19位からもっとあげないといけないのだ。
リック・ツァベルとマッズウルス・シュミットもグランツールを経験しているライダーなのでチームにとっては貴重なライダーとなる。
残るカチューシャ・アルペシンのライダーの去就が気になる所だ。
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