UAE Team Emiratesのタデイ・ポガチャルが記者会見で、2022年シーズンにダブルツールに挑むことを発表。
ツール・ド・フランスに続いて、ブエルタ・ア・エスパーニャにも出場することを明言した。ついに、歴史的な快挙に向かって挑戦を開始することになる。
現在分かっているメンバーを見てみよう。
ツール・ド・フランスのメンバー
Pogi bringing the vibes.💪 #UAETeamEmirates #RideTogether pic.twitter.com/iOWR3Xqc0Q
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) January 3, 2022
上の画像は元旦に発表の物。知らなかったけど、UAE Team Emiratesも少しユニフォームを変更してますね。腕の当たりの色が少し赤が強くなっているかな。
まあ、それは良いとしてツールのメンバーを見てみると
- タデイ・ポガチャル
- ブランドン・マクナリティ
- ラファウ・マイカ
- ジョージ・ベネット
山岳アシストとして、Team Jumbo-Vismaから移籍してくるジョージ・ベネットがメンバーとして入っている。
ジョージ・ベネットは、2016ブエルタ総合10位、2018ジロ・デ・イタリア総合8位など総合力も高い。
2019年シーズンオフに滑りリブ骨症候群の出場を受けてから、痛みがなくなり、本来の力を取り戻している。
2020ブエルタ総合12位、2021ジロ・デ・イタリア総合11位と復調している。
他チームならば、エースで走れる力を持っているライダーが山岳アシストとして加わるのだからポガチャルも心強い。
ただ、Team Jumbo-Vismaの山岳アシストメンバーに比べるとまだ弱いと言わざるを得ない。
ジョアン・アルメイダはジロとブエルタに出場なのでツールでのアシストは期待できない。残りのメンバーが気になるところだ。
ブエルタ・ア・エスパーニャのメンバー
チャレンジを明言したブエルタ・ア・エスパーニャのメンバーを見てみると
- タデイ・ポガチャル
- ラファウ・マイカ
- マルク・ソレル
- ジョアン・アルメイダ
- ブランドン・マクナリティ
こちらには、移籍組のマルク・ソレルとジョアン・アルメイダが入っている。アルメイダはジロではエースとして出場。
ブエルタでは、ポガチャルを献身的にアシストすることになる。更に、モビスターから移籍してくるマルク・ソレルもアシストに回るのだから心強い。マルク・ソレルもモビスターではエースの一人でしたからね。
タデイ・ポガチャルは記者会見で
ブエルタは私のキャリアの最初のグランドツアーだった、そして非常に良い思い出を持っている。だからスペインに戻りたい。
と発言している。
2019年にはブエルタ総合3位にステージ3勝を上げる活躍をした。初めてのグランドツアーで、この活躍だったけど、翌年からはツールまで制覇してしまうのだから単なる序章だったことになる。
ジロ~ツールではなく、まずはツール~ブエルタの制覇を目指すことになる。
2021年シーズンも、ツール連覇の後も調子は崩れておらず、最終戦のイル・ロンバルディアも制した。同一年で、二つのモニュメントも制覇してしまうのだから歴史を作る偉大なライダーとなりつつある。
更新されたポガチャルのスケジュール
2022年シーズンはストラーデビアンケは欠場だ。
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2月2日 UAE ツアー
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3月19日 ミラノ~サンレモ
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4月3日 ロンド・ファン・フラーンデレン
- 4月4日 イツリア・バスクカントリー
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4月24日 リエージュ~バストーニュ~エリージュ
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6月15日 ツアー・オブ・スロベニア
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7月1日 ツール・ド・フランス
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8月19日 ブエルタ・ア・エスパーニャ
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10月8日 イル・ロンバルディア
初戦のUAEツアーは、チームのおひざ元であり、優勝がマストだ。ここにはジョージ・ベネット、アルメイダ、ラファウ・マイカと最強メンバーで望む。
シーズン前半で気になるのはロンド・ファン・フラーンデレンでの走りだ。ここも制してしまうとモニュメント制覇も見えてくる。
ツールの調整レースは、2021年と同様にツアー・オブ・スロベニアになる。これに世界選手権も入ってくるのだから、凄いスケジュールだけど、貪欲に勝利を目指して走るはずだ。
今シーズンはまた歴史を塗り替える年になるかもしれない。
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