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ジョージ・ベネットは手術により2020年以降の復活をかける

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Photo George Bennett instagram
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ジョージ・ベネット(Team Jumbo-Visma )は3週間前に以前から我慢していた痛みを解決するために手術を受けた。

彼の病名は、滑りリブ骨症候群と診断されている。ジョージ・ベネットはこの病気のために走ると胸や胃にキリキリと痛みが走り満足な走りが出来なかったのだ。

数年に渡る苦渋と決別するために手術に踏み切ったが、これは彼のキャリアを更に高めるための布石でもあったのだ。

2017年エースをまかされていたジョージ・ベネットは再び輝けることが出来るのだろうか?

 

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痛みのために自身の走りが出来ない

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ジョージ・ベネットは頑張れば、頑張るほど胸に注すような痛みを感じ後退することを余儀なくされた。

「私は数週間前に大きな手術を受けたが、それが助けになることを願っている。

私は長年にわたって痛みを抱えており、今年はかなり症状が悪くなった。

がんばるたびに、胸に刺すような痛みがある。手術はかなり抜本的な処置だが、基本的に3本のあばら骨を除去した」

ある情報によると8cmの長さの軟骨のようなものを除去したそうだ。これまでにも手術はしており、これが最後の手術になることを願っての決断だった。

ジョージ・ベネットは手術の翌日に退院したが、自転車に戻るのに必要な健康状態にはまだ回復していない。今後数週間のうちにトレーニングに戻ることを期待している。

この手術の決断は、ベネット自身のキャリアはまだ途中であり、最高の状態になるシーズンはまだ先だと決めたからだ。

つまり、未来を見据えて万全な身体の状態を作り出したかった。満足な走りが出来ないのではベストにはなり得ないからだ。

 

2020年にチャンスを求めて戦う

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ジョージ・ベネットは2011年RadioShackでワールドツアーデビュー。

2016年にはブエルタを総合10位。2017年はツールもブエルタも落車でリタイヤ。

2018年はジロ・デ・イタリアを総合8位と順調に進歩して、チームのエースをステフェン・クライスヴァイクと共に請け負っていた。

だが、この頃から病魔が彼を襲い、成績は下降をたどり出す。

ベネットが今後数週間でトレーニングを開始し、順調に回復したと仮定しよう。

彼の望むのは、グランツールでリーダーとなることだ。

だが、プリモシュ・ログリッチが2019ブエルタ・ア・エスバーニャを獲得し、ステフェン・クライスヴァイクはツール・ド・フランスで総合3位。

さらに、来シーズントム・デュムランがSunwebから移籍してくる。

 

チームのリーダーの優先順位としては

  1. トム・デュムラン
  2. プリモシュ・ログリッチ
  3. ステフェン・クライスヴァイク

となるだろう。

ジョージ・ベネットの入り込む隙間はないのだ。彼がリーダーを望むならばグランドツアー以外となる。

ベネットは今年のツアー・オブ・カリフォルニアで総合4位となったが、来シーズンはカリフォルニアツアーが開催されない。

 

カリフォルニアツアーがなくなったことで、ベネットのチャンスは限定されてくる。

彼のシーズンは、ツアー・ダウンアンダーから始まることになるがシーズン序盤でありベストな状態に仕上げるのは難しいかもしれない。

順調に回復して、2018年ジロ8位となった時の状態まで戻れた場合でも、彼の前には3人のリーダーが立ちはだかる。彼はそれも知っている。

彼らが出ないステージレースで狙っていくしかないのだ。

2020年にはチャンスを得るのは難しいかもしれないが、ベネットの手術が計画通りに進んだ場合、それ自体がブレークスルーとなるだろう。

自分自身の走りが出来ないのは悔しいはずだ。是非ベストな状態を取り戻して、輝くキャリア最高のシーズンをいつの日かつかんで欲しい。

 

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