サガンは、ツール・ド・スイスの第2ステージでイエロージャージを狙っていた。
イエロージャージを狙う位置につけていたからだ。第1ステージのタイムトライヤルでサガンはトップから7秒遅れの第7位という素晴らしい成績。
サガンは過去にこのツール・ド・スイスで16勝をあげている。
チームとしては最後のスプリント、そして中間スプリントも狙っていた。
しかし~、まさかの独走逃げ切りを逃してしまうとは~。
第2ステージは丘陵レース
第2ステージは、ラングナウI.E.〜ラングナウ I.E. 159.6㎞
のこぎりの歯のように、同じ形の山が見えるのは同じコースを3周するから。
ラングナウ I.E.をスタートして、10キロ地点にはすでに山。2つの山を含んだ53.2㎞の周回コースを3周するコースレイアウト。
- 登坂距離8.2㎞、平均勾配4.9%の2級山岳シャレンベルク
- 登坂距離2.8㎞、平均勾配9.75%の2級山岳チュデルシ・パス
2級山岳を6回登ることになる。
最後のチュデルシ・パスの頂上からゴールまでは18㎞。総獲得標高は2,532mに達する。
そこはサガン、厳しい山岳でもきっちりと集団で通過していく様子がツイートされている。
Last climb of the day ✅#Chuderhüsi @tds_langnau #tourdesuisse @GeraintThomas86 @TeamINEOS @petosagan @BORAhansgrohe @stefankueng @GroupamaFDJ @deceuninck_qst pic.twitter.com/EpiF07wArk
— Tour de Suisse (@tds) 2019年6月16日
「今日の我々の戦略は、ステージの勝利とイエロージャージのために走ることでした。ゴールだけでなく、中間スプリントのボーナスタイムが貴重であることを私たちは知っていました」
とサガンはレース後に語っている。
Nice on-bike footage from one of the descents today.. (Video courtesy of @VelonCC) #TDS2019 @GoPro pic.twitter.com/l5ZMbGqd4c
— Peter Sagan (@petosagan) 2019年6月16日
サガンは、2回目の中間スプリントで2秒を獲得。
これでイエロージャージ獲得が出来る! はずだった。
ルイスレオン・サンチェスの見事な独走勝利
– We knew we have to do race as hard as possible, so we increased the pace on the climb. We had to escape the sprint, so we decided to attack before. I was lucky to open a gap and to hold it to the finish! I am so happy with this win – @LLEONSANCHEZ #TourDeSuisse 📷 @GettySport pic.twitter.com/Wb90wZNlma
— Astana Pro Team (@AstanaTeam) 2019年6月16日
残り11kmからアタックをかけたのはルイスレオン・サンチェス(Astana Pro Team)。
6秒程度だったタイム差は、あれよあれよというまに30秒まで開いてしまう。
ルイスレオン・サンチェスはスペインの国内個人タイムトライヤルチャンピオンに4度も輝いている。
ツール・ド・フランスでも区間4勝。
今年もVuelta Ciclista a la Región de Murcia Costa Cálida (2.1)で総合優勝している。
美しきライディングポジションと、優れた独走力。ダウンヒルセンスは抜群。
最後には、余裕のいつものボーズ。カッコよすぎ!
ルイスレオン・サンチェスのARGON18を紹介してます。
サガンは9/100秒差で涙~
第1ステージでトップから2秒遅れの第5位だった、カスパー・アスグリーン(Deceuninck – Quick Step)。
中間スプリントポイントを1位通過1回でボーナスタイム3秒を獲得。
サガンは、中間スプリントを2位通過1回でボーナスタイム2秒を獲得。ゴールでは2位フィニッシュでボーナスタイム6秒。
結果なんと、同タイムで二人が並んでしまった。
この場合にはUCIの規定により
その差、9/100秒。
「アスタナはルイスレオン・サンチェスのために良い仕事をした。
追走がうまく機能せず逃げ切りを許してしまった。同タイムでイエロージャージを逃したのは残念だ」
と、サガンはコメント。
チームディレクターも戦術ミスを認めている。山岳に入る前にイエローを着ていなければならなかった。
「今日の努力には疲れているが、体調はいい。次の2つのステージは私には合うかもしれない。当然、ベストを尽くす」
とサガンは語った。
続く、第3ステージは平坦コース。フラマット〜ムルテン 162.3㎞
ここで、きっちりとゴールを決めればサガンのイエロージャージ獲得が出来る!
頑張れ サガン!
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