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2022 ジロ・デ・イタリア第17ステージ  マチュー・ファンデルプールが~

海外情報
Photo credit: Grotevriendelijkereus on Visualhunt
この記事は約29分で読めます。

前日の第16ステージでは、最後に残る総合選手が見えてきた。

リチャル・カラパスは総合トップを守ったけれど、ジェイ・ヒンドレーにゴールのボーナスタイム4秒を奪われ、わずか3秒のリードに。ここからはミスは許されない。

UAE Team Emiratesのアルメイダは、登りで遅れてしまい14秒失う。カラパスから44秒遅れとなった。

不運だったのは、ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ。下りでブレーキの関係で落車してしまう。追いついたけれども、追走で足を使ったのは間違いない。

ペッリョ・ビルバオも登りなのに落車してしまい、リズムを崩してしまう。

 

逆に、ヴィンチェンツォ・ニバリはタイムを失いながらも総合5位にジャンプアップ。表彰台は厳しいが、最後のジロで結果を残せそうだ。

この第17ステージも、最後に1級山岳が連続しており、総合勢はまたも足を試されることになる。

 

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第17ステージ ポンテ・ディ・レンニョ 〜 ラヴァローネ 168㎞

コースマップ photo giroditalia

 

第17ステージは、168kmの間にアルプスの4つの峰を越える。獲得標高3,700mを超えるコース。

2019ジロ第16ステージではポンテ・ディ・レンニョにゴールするコースで、ジュリオ・チッコーネは、豪雨の中、モルティローロを制した後、ヤン・ヒルトをスプリントで破っている。

ポンテ・ディ・レンニョをスタートして、すぐにパッソ・デル・トナーレ(8.7km・6.3%)を登る。

スプリンターは、制限時間を守るためにすぐにグルペットを組まされるだろう。注目すべきは、この登りには山岳ポイントがないことだ。

 

コースプロフィール photo giroditalia

 

幸いなことに、パッソ・デル・トナーレの後には長い下りが続き、約80キロの距離を走ることになる。逃げには最適だ。

3級山岳ジョヴォまでの6kmの上りは、平均勾配6.7%で、この日2回目のシャッフルとなる。その後、丘陵地帯の道を進み、最初の中間スプリントと2回目の上りに入る。

 

1級山岳パッソ・デル・ヴェルティオーロ

1級山岳パッソ・デル・ヴェルティオーロ photo giroditalia

 

1級山岳パッソ・デル・ヴェルティオーロの最大勾配は12%。1kmほど登ったあとに10%勾配が続く。頂上からゴールまでは、34kmある。

その後、カルダンゾまで下り、この日2回目の中間スプリントが行われ、モンテローベレへの最後の上りの足場となる。

 

1級山岳 モンテローネ

1級山岳 モンテローネ photo giroditalia

 

1級山岳モンテローネの後半は、平均11.5%を下回らない。ここが、総合勢の決戦の場となるのは間違いないだろう。

モンテローネの頂上を過ぎると、ラヴァローネのゴールまで8キロ。頂上から最初の部分は楽な道が続くが、ゴールから3キロの地点で下りが始まる。

最後の1kmは再びトリエステ通りで上り坂になるが、もう難しいカーブはない。

このステージが終われば、アルプスの三重苦は終わる。この後、4つのステージが続き、週末に行われる山岳ステージとタイムトライアルが勝負の分かれ目となる。

 

  1. 3級山岳 ジョヴォ 5.9km・6.8%
  2. スプリントポイント Pergine Valsugana
  3. 1級山岳 パッソ・デル・ヴェルティオーロ 12km・7.6%
  4. スプリントポイント  カルダンゾ
  5. 1級山岳 モンテローネ 8km・9.6%

 

スタート前

TIZ-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

 第17ステージの4賞。気温15℃で雨。

  • 総合 リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  • ポイント賞 アルノー・デマール Groupama – FDJ
  • 山岳賞 クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  • 新人賞 ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates

 

みんな、レインウェアを着ている。

 

昨日逃げに乗っていたけど、結局総合タイムを通してしまったCofidisのギヨーム・マルタンが前にいる。また、逃げに乗るつもりかな。

 

マーク・カヴェンディシュは、昨日はギリギリでゴール。最初に逃げに乗ったのが逆に足を使う結果になってしまったか。

 

マチュー・ファンデルプールは最後尾。今日は雨だし危ないのでおとなしくしているのかな。

 

こちらは昨日の登りでのマチューのウイリーのシーン。まじかで見た人は嬉しいでしょう。

 

山岳賞のクーン・ボウマンは前にいるけど、最初の登りの頂上に山岳ポイントがないのが痛い。

 

アルノー・デマールも前にいる。先頭でスタートして最後尾でクリアーするパターンかな。

 

オフィシャルスタート

さあ、スタート。最初から登っているのがキツイ。

 

逃げたいメンバーが前に。

 

クリス・ハミルトンから、マウリ・ファンセヴェナントに先頭がチェンジ。

 

今度は、Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴ。

 

EOLO-Kometaのエリック・フィッターが少し前に。

 

エリック・フィッターに3人が追いつく。

 

昨日も逃げたヒュー・カーシーに、テイメン・アレンスマンも乗っている。

  1. テイメン・アレンスマン Team DSM
  2. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  3. アッティラ・ヴァルテル Groupama – FDJ
  4. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team

 

 

後方からUAE Team Emiratesのアレッサンドロ・コーヴィも追いついた。

 

後方からまだライダーが追っている。ヒュー・カーシーは逃げを決定的にしたいので先頭を引きまくる。

 

アッティラ・ヴァルテルが落ちて、メンバーが変わる。UAE Team Emiratesは何故逃げにメンバーを送るのだろう。アルメイダがまた、丸裸になりそうだけど。

  1. テイメン・アレンスマン Team DSM
  2. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  3. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team
  4. アレッサンドロ・コーヴィ UAE Team Emirates

 

集団は固まっているけど、すぐにアタックが。ジュリオ・チッコーネとクーン・ボウマンだ。

 

追走はかなりの人数になった。15人くらいか。後ろから追っているライダーも数人いる。

 

後方から、ジュリオ・チッコーネとクーン・ボウマンのグループが追走をかけている。

 

先頭はヒュー・カーシーが積極的だ。

 

先頭は、パッソ・デル・トナーレ(8.7km、6.3%)の登りを越えた。追走は30秒後ろ。集団からは1分21秒離れている。

 

追走は19人。マチュー・ファンデルプール、ヤン・ヒルト、ジュリオ・チッコーネ、クーン・ボウマンなど、昨日逃げたメンバーが入っている。

 

先頭で逃げるテイメン・アレンスマンは総合12位。ヒュー・カーシーは総合14位。あまり、自由には走れないだろう。

下りで追走が追いつきそうだ。

 

残り150kmで追いついた。追走一番手は、マチュー・ファンデルプールだ。下りは速いけど、落車しないで欲しい。これで先頭は25人に。

 

25人の逃げ

残り134kmで2分46秒まで開く。

  1. 14. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team
  2. 18. 二コラ・プラドム AG2R Citroën Team
  3. 21. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  4. 33. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team
  5. 44. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious
  6. 51.フィリッポ・ザナ Bardiani-CSF-Faizanè
  7. 52.ルカ・コヴィリ Bardiani-CSF-Faizanè
  8. 71. ギヨーム・マルタン Cofidis
  9. 85. シモーネ・ラバネッリ Drone Hopper – Androni Giocattoli
  10. 91. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  11. 93. ディエゴ・カマーゴ EF Education-EasyPost
  12. 101. ロレンツォ・フォルトゥナート EOLO-Kometa
  13. 109. ディエゴ・ローザ EOLO-Kometa
  14. 118. アッティラ・ヴァルテル Groupama – FDJ
  15. 123. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  16. 127. レイン・タラマエ Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  17. 143. クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  18. 146. ハイム・レームライズ Jumbo-Visma
  19. 147. サム・オーメン Jumbo-Visma
  20. 165.  アントニオ・ペドレロ Movistar Team
  21. 178. マウリ・ファンセヴェナント Quick-Step Alpha Vinyl Team
  22. 185. ダミアン・ホーゾン Team BikeExchange – Jayco
  23. 192. テイメン・アレンスマン Team DSM
  24. 201.ジュリオ・チッコーネ UAE Team Emirates
  25. 214. アレッサンドロ・コーヴィ UAE Team Emirates

 

 

マチュー・ファンデルプールが引くと前に出てしまう。

 

後方を何度も見て、速く走れと言わんばかりだ。相当調子良さそうだ。

 

山岳賞を争う3人が乗っているのも面白い。1級山岳の40ポイントを狙っている。

  • クーン・ボウマン 167ポイント
  • ジュリオ・チッコーネ 99ポイント
  • ディエゴ・ローザ 92ポイント

 

Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴは第15ステージで2位となったけど、ゴール後には勝利を逃して涙していた。現在総合15位につけており、22歳ながら強い選手だ。

 

AG2R Citroën Teamのヤーコ・ハンニネンがバイクチェンジ。

 

集団はINEOS Grenadiersのサルバトーレ・プッチョが引いている。残り111kmで3分差。

 

マチュー・ファンデルプールは、半そで半パンで走っている。寒くないのか?

 

マチュー・ファンデルプールは、グローブもしてない。

 

3級山岳 ジョヴォ 5.9km・6.8%

最初の山岳が始まる。

 

ヒュー・カーシーが先頭を引く。

 

頂上手前では、アシストが山岳ポイントの為に引く。先頭はハイム・レームライズ。

 

クーン・ボウマンがスパート。すぐにジュリオ・チッコーネが張り付く。

 

だけど、クーン・ボウマンはジュリオ・チッコーネを振り切った。

  1. 143. クーン・ボウマン Jumbo-Visma 9ポイント
  2. 201.ジュリオ・チッコーネ UAE Team Emirates 4ポイント
  3. 109. ディエゴ・ローザ EOLO-Kometa 2ポイント
  4. 146. ハイム・レームライズ Jumbo-Visma 1ポイント

 

Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴが下りカーブで落車。

 

 

なんとか走りだした。

 

3級山岳下りからJumbo-Vismaが攻撃。ハイム・レームライズは少し抜け出す。

 

ハイム・レームライズを後続9人が捕まえる。

  1. 21. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  2. 71. ギヨーム・マルタン Cofidis
  3. 91. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  4. 101. ロレンツォ・フォルトゥナート EOLO-Kometa
  5. 143. クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  6. 146. ハイム・レームライズ Jumbo-Visma
  7. 147. サム・オーメン Jumbo-Visma
  8. 165.  アントニオ・ペドレロ Movistar Team
  9. 178. マウリ・ファンセヴェナント Quick-Step Alpha Vinyl Team
  10. 201.ジュリオ・チッコーネ UAE Team Emirates

 

後方からアレッサンドロ・コーヴィが追いついて先頭は11人に。

 

まだ距離があるので15秒後ろの追走はあきらめないはず。落車したサンティアゴ・ブイトラゴも追いついている。

 

追走が先頭と合流。少しでも油断したらいけない。

 

集団とは残り70.7kmで6分29秒となった。結構良いペースだ。ただ、逃げ切るにはもったタイム差がないと難しい。

 

テイメン・アレンスマンが先頭でペースを上げる。

 

なんと、ここでマチュー・ファンデルプールがアタック!

 

ベストをヒラヒラさせたまま一気に後続を突き放す!

 

まずは、先頭を絞るのが目的か。

 

後続が追ってきている。

 

どこまで、ペースを保てるだろう。

 

後続の3人が追いついた。

 

後続から14秒離れた。

  1. 14. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team
  2. 21. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
  3. 71. ギヨーム・マルタン Cofidis
  4. アレッサンドロ・コーヴィ UAE Team Emirates

 

マチュー・ファンデルプールが、サポートバイクにベストを渡した。

 

集団は一人ずつ逃げを捕まえていく。まずは、Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのレイン・タラマエ。

 

ギヨーム・マルタンは今日こそ逃げきれるか?

 

先頭4人は追走から39秒のリードを奪う。

 

スプリントポイント Pergine Valsugana

先頭はスプリントポイントを通過。タイム差は49秒となった。

  1. 71. ギヨーム・マルタン Cofidis 12ポイント
  2. 14. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team 8ポイント
  3. アレッサンドロ・コーヴィ UAE Team Emirates 6ポイント
  4. 21. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix 5ポイント
  5. サム・オーメン Jumbo-Visma 4ポイント
  6. ダビ・デラクルス Astana Qazaqstan Team  3ポイント
  7. アントニオ・ペドレロ Movistar Team 2ポイント
  8. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo 1ポイント

 

残り44.4kmで集団とは6分53秒差に。

 

1級山岳 パッソ・デル・ヴェルティオーロ 12km・7.6%

追走は4人が抜け出したようだ。

  1. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  2. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious
  3. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  4. クーン・ボウマン Jumbo-Visma

 

マチュー・ファンデルプールは、登りでどこまでついて行けるかな。路面が乾いていないので、下りで追いつくという手も使えない。

 

登りでは、ギヨーム・マルタンが先頭に。

 

後続には、昨日優勝したヤン・ヒルトもおいつき5人となる。

 

マチュー・ファンデルプールが2番手で登っている。

 

後続はヒュー・カーシーが固定で引いている。タイム差は33秒となった。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭を引き始める。追いつかれると切れるかも。

 

追走には、Jumbo-Vismaのハイム・レームライズ、マウリ・ファンセヴェナントも追いつき6人に。ジュリオ・チッコーネは切れてしまった。

  1. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost
  2. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious
  3. ハイム・レームライズ Jumbo-Visma
  4. クーン・ボウマン Jumbo-Visma
  5. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
  6. マウリ・ファンセヴェナント Quick-Step Alpha Vinyl Team

 

ヒュー・カーシーが520wとペースを上げて振り切ろうとする。

 

先頭からアレッサンドロ・コーヴィが切れてしまう。

 

先頭は3人に。

 

追走では、ハイム・レームライズがきれる。

 

ヒュー・カーシーは先頭まで15秒と迫る。

 

ジュリオ・チッコーネは追走からも切れてしまった。

 

さあ、ヒュー・カーシーが追いついた。

 

ヒュー・カーシーが先頭に立つ。

 

メイン集団はBahrain Victoriousが引き始めた。

 

クーン・ボウマンも先頭を引く。現在7人だ。

 

なんと、アレハンドロ・バルベルデがメイン集団から切れてしまう。昨日の逃げの疲れか。

 

ハイム・レームライズがまた追いついてきた。先頭は8人に。

 

マチュー・ファンデルプールは、1級山岳をクリアーしそうだ。間違いなく進化している。

 

頂上手前では、ずっとマチュー・ファンデルプールが引く。

 

マチューの引きから、クーン・ボウマンがアタック。ジュリオ・チッコーネはいないから、そんなに慌てなくても良いと思うけど。

 

クーン・ボウマンが40ポイント獲得。山岳賞を決定的にしていく。

  1. クーン・ボウマン Jumbo-Visma 40ポイント
  2. ハイス・レームライズ Jumbo-Visma 18ポイント
  3. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix   12ポイント
  4. フリックス・ゴール AG2R Citroën Team 9ポイント
  5. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 6ポイント
  6. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious 4ポイント
  7. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost 2ポイント
  8. ギヨーム・マルタン Cofidis 1ポイント

 

マチュー・ファンデルプールが下りでアタックだ!

 

霧でみえないので、後ろは固まって下っている。

 

ハイム・レームライズが追いついて、68.5km/hでカーブを曲がっていく。

 

マチュー・ファンデルプールは、道路の段差で落車しそうになりガードレールギリギリで回避。危なかった!

 

マチュー・ファンデルプールとハイス・レームライズは、後続に30秒もタイム差をつけた。

 

マチュー・ファンデルプールは、凄いペースで引いている。タイムがどんどん広がる。

 

二人は56秒までタイム差を稼いだ。残り20kmだ。

 

下りで、マウリ・ファンセヴェナントも追いついた。追走は回っていない。

 

タイム差が1分9秒まで開く。

 

スプリントポイント  カルダンゾ

ハイス・レームライズ先頭でスプリントポイントを越える。

  1. ハイス・レームライズ Jumbo-Visma 3秒
  2. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix 2秒

 

 

後続のペースが上がらないので、マウリ・ファンセヴェナントが先頭に出てペースを作る。

 

二人は後続に1分28秒のタイム差をつける。貯金しないと登りで確実に追いつかれる。

 

カラパスは強力なアシスト陣に守られて進んでいる。残りは最後の1級山岳だけだ。

 

1級山岳 モンテローネ 8km・9.6%

なんと、ハイス・レームライズが遅れた!

 

ここで切れてしまうか。

 

マチュー・ファンデルプールは単独で1級山岳を登りだした。これで優勝したら凄いけど。

 

ハイス・レームライズの姿が小さくなる。

 

メイン集団はINEOS Grenadiersが固定で引いている。

 

追走はヒュー・カーシー、ヤン・ヒルト、サンティアゴ・ブイトラゴの3人となる。

 

タイム差は1分33秒となる。頂上まで持てば、あとは下りなんだけど。

 

ハイム・レームライズは、まだ見えている。ペースで追いつくか。

 

Bahrain Victoriousが先頭に立つ。

 

アルメイダは最後尾だ。これはやばい。結局、集団から遅れてしまう。

 

マチュー・ファンデルプールはクライマー相手に頑張っている。まだ、1分28秒ある。これほど山岳が走れるようになっているとは。

 

追走はサンティアゴ・ブイトラゴが単独となりそうだ。

 

総合が絞られいく。

 

後方からハイム・レームライズが追いついてきた。

 

ハイム・レームライズが前にでる。

 

あ~、マチュー・ファンデルプールが切れてしまう。

 

総合はリッチー・ポートがカラパスを引く。

 

ハイム・レームライズが単独で先頭だ。

 

ハイム・レームライズが独走だ。これで勝利すればプロ初勝利だ。

 

総合は5人の争い。

  1. リッチー・ポート INEOS Grenadiers
  2. リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
  3. ミケル・ランダ Bahrain Victorious
  4. ワウト・プールス Bahrain Victorious
  5. ジェイ・ヒンドレー BORA-hansgrohe

 

もう、マチューは42秒遅れた。下りでも追いつくことはない。

 

マチュー・ファンデルプールは、サンティアゴ・ブイトラゴにも抜かれた。

 

ゴールまでは9.7kmだけど、頂上までは後2キロだ。サンティアゴ・ブイトラゴから逃げ切れるか?

 

リッチー・ポートが切れて4人だ。先頭は、ミケル・ランダ、カラパス。ヒンドリー、ワウト・プールスと続く。

 

ランダが先頭で引く。

 

先頭まで28秒のサンティアゴ・ブイトラゴ。

 

総合は、ミケル・ランダ、カラパス、ヒンドリーと続く。

 

あと、少しで下りだ。

 

サンティアゴ・ブイトラゴからハイム・レームライズが見えた。

 

サンティアゴ・ブイトラゴが追いついた。

 

すぐに、サンティアゴ・ブイトラゴがハイム・レームライズを抜く。

 

すぐにアタックだ!

 

粘るハイム・レームライズが頭を下げた。

 

サンティアゴ・ブイトラは一気にスパート。1級山岳を越えて行った。

 

サンティアゴ・ブイトラが単独でゴールに向かう。1級山岳通過順位は

  1. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious 40ポイント
  2. ハイム・レームライズ Jumbo-Visma 18ポイント
  3. ヒュー・カーシー EF Education-EasyPost 12ポイント
  4. ヤン・ヒルト Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 9ポイント
  5. マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix 6ポイント
  6. ギヨーム・マルタン Cofidis 4ポイント
  7. クーン・ボウマン Jumbo-Visma 2ポイント
  8. フェリックス・ガル AG2R Citroën Team 1ポイント

 

総合は、決定的なアタックを誰もかけれない。

 

交互に先頭交代している。

 

そうしていると、後ろからワウト・プールスが追いついた。

 

ランダがペースを上げるが振り切れない。

 

ワウト・プールス先頭で下り始める。

 

ハイム・レームライズは、10秒差。

 

サンティアゴ・ブイトラゴが下りで飛ばして24秒差に。これはきまりだ。

 

ラスト1kmで25秒差。

 

サンティアゴ・ブイトラゴがついにステージ優勝だ。総合を争っているBahrain Victoriousの中にあって逃げを許されているのは、勝てる力があるからだろう。

途中落車もしたのに、追いついてからの独走勝利は素晴らしい。

第15ステージの涙の2位から、ついにジロでの勝利を掴んだ。22歳7ヶ月と29日というジロ・デ・イタリア史上最年少のコロンビア人ステージ優勝者となった。

 

ハイム・レームライズは、ステージ2位。登りの粘りは凄かった。第12ステージでは3位だったが、ひとつ順位を上げた形か。本人としては、プロ初勝利をあげたかったことだろう。

 

マチュー・ファンデルプールは、ゴールで追いつかれた。

 

カラパスが総合勢の先頭でゴールへ。

 

なんと、アルメイダは4分3秒遅れのステージ14位。総合では、ミケル・ランダにも抜かれてしまった。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第17ステージ リザルト

サンティアゴ・ブイトラゴのコメント

うれしい。特に日曜日の2位という大きな失望の後ではね。今日のステージ優勝の鍵は、忍耐力だった。最後の登りでそれが必要だった。うまく演じ切れたと思う。

この勝利はコロンビアの家族と、これまで僕を支えてくれたすべての人のためにある。

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 100
10″
4:27:41
2
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 40
9″
0:35
3
 HIRT Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 20
5″
2:28
4
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost 12   ,,
5
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 4   2:53
6
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe     ,,
7
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team     2:57
8
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma     2:59
9
 MARTIN Guillaume
Cofidis     ,,
10
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious     ,,
11
 GALL Felix
AG2R Citroën Team     3:02
12
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix  
2″
3:06
13
 POELS Wout
Bahrain – Victorious     3:23
14
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates     4:03
15
 VALTER Attila
Groupama – FDJ     4:54
16
 FORTUNATO Lorenzo
EOLO-Kometa     4:56
17
 NIBALI Vincenzo
Astana Qazaqstan Team     5:01
18
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe     5:20
19
 BUCHMANN Emanuel
BORA – hansgrohe     5:21
20
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious     ,,

総合

リチャル・カラパスのコメント

例えば、昨日は3位争いのスプリントで4秒を失い、ボーナスタイムもうしなった。最終的には小さなディテールが大きな影響を与えるので、これらのディテールは重要だろう。

GCでは)3人のライダーが一緒にいると思う。ランダはとても良いレベルにあるし、ヒンドレーもそうだ。このジロ・デ・イタリアの総合で大きな影響を与えるのは、すべて些細なことだと思うんだ。

僕は脚がとてもいいし、気分もいい。でも、他のライダーや他のチームもいいんだ。

例えば、今日のバーレーンはアルメイダを落とすのに素晴らしい仕事をした。彼らはまずアルメイダを落として、次の数ステージでステージ優勝を狙うつもりだったのだろう。

今日、すべてのGCライダーは、アルメイダが落とされたときに、何らかのアドバンテージを得るために働いたと思う。

ヴェローナのステージの前に2つの決定的なステージがあり、プロトンには多くのストレスと疲れが見られる。毎日シナリオが変わり、GCも変わる可能性がある。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 238
2 2
 CAVENDISH Mark
Quick-Step Alpha Vinyl Team 121
3 3
 GAVIRIA Fernando
UAE Team Emirates 117
4 4
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 96
5 5
 DAINESE Alberto
Team DSM 81
6 6
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 72
7 7
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 70
8 8
 CONSONNI Simone
Cofidis 67
9 10 ▲1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 55
10 9 ▼1
 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal 53
11 11
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma 51
12 12
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo 42
13 16 ▲3
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 41
14 13 ▼1
 OLDANI Stefano
Alpecin-Fenix 38
15 14 ▼1
 GABBURO Davide
Bardiani-CSF-Faizanè 38
16 15 ▼1
 ALBANESE Vincenzo
EOLO-Kometa 37
17 17
 THEUNS Edward
Trek – Segafredo 35
18 18
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 34
19 38 ▲19
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 33
20 19 ▼1
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 33

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 238
2 2
 CAVENDISH Mark
Quick-Step Alpha Vinyl Team 121
3 3
 GAVIRIA Fernando
UAE Team Emirates 117
4 4
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Fenix 96
5 5
 DAINESE Alberto
Team DSM 81
6 6
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 72
7 7
 TAGLIANI Filippo
Drone Hopper – Androni Giocattoli 70
8 8
 CONSONNI Simone
Cofidis 67
9 10 ▲1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 55
10 9 ▼1
 DE GENDT Thomas
Lotto Soudal 53

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 BOUWMAN Koen
Jumbo-Visma 218
2 2
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo 103
3 3
 ROSA Diego
EOLO-Kometa 94
4 4
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 74
5 5
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 74
6 12 ▲6
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 71
7 6 ▼1
 CARAPAZ Richard
INEOS Grenadiers 65
8 7 ▼1
 HIRT Jan
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 57
9 32 ▲23
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 47
10 8 ▼2
 KELDERMAN Wilco
BORA – hansgrohe 42

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 73:21:34
2 2
 LÓPEZ Juan Pedro
Trek – Segafredo 10:33
3 3
 ARENSMAN Thymen
Team DSM 17:19
4 4
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 18:21
5 5
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 28:58
6 6
 COVILI Luca
Bardiani-CSF-Faizanè 1:07:40
7 7
 VANSEVENANT Mauri
Quick-Step Alpha Vinyl Team 1:20:40
8 8
 PRONSKIY Vadim
Astana Qazaqstan Team 1:45:06
9 12 ▲3
 LEEMREIZE Gijs
Jumbo-Visma 1:45:12
10 10
 SOSA Iván Ramiro
Movistar Team 1:47:28

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