XDS Astana Teamにバイク供給している中国の大手自転車メーカーXDS。
X-LabのXDS RT9だけどプレーム重量は550g。驚異的なフレーム重量を誇るこのバイクは、単に軽いだけでなく、最新の素材科学と製造技術が詰め込まれたエンジニアリングの結晶となっている。
世界最軽量の量産ロードバイクフレームだ。
XDS RT9
XDS RT9 Review: The world’s lightest production bike is an engineering marvel at a discount price:
We got our hands on the Chinese brand’s featherweight super bike, and were impressed:https://t.co/5v9N7xs880
— Velo (@velovelovelo__) December 9, 2025
XDS RT9の最大の特徴は、何と言ってもその軽さ。 フレーム重量は540g。これは公式サイトに書かれている重量だが、フレームサイズは書かれていない。Mサイズで550g。これでも軽すぎる。
フォーク重量は300g。 SpecializedのS-Works Aethosの585gをも下回るこの数値は、以下の高度な技術によって実現されている。
メイン素材には東レの最高峰カーボンT1100に加え、さらに軽量で高強度なM40Xを使用。
さらに特筆すべきは、ピッチ系カーボン(Pitch-based Carbon)を配合している点。これは石油や石炭タールを原料とし、通常のPAN系カーボンの約2倍の剛性を持ちながら、振動減衰性にも優れる非常に高価で希少な素材で、通常は宇宙航空産業などで使われている。
ダウンチューブはヘッドチューブとBBを繋ぐ極太設計で、ピッチ系カーボンの効果もあり、スプリントや登坂アタックでもヨレを感じさせないワールドツアーレベルの剛性を確保している。
XDS RT9 spec
- フレーム重量: 550g ±15g (Mサイズ/塗装済み)
- フォーク重量: 300g
- 素材構成: Toray T1100: 東レのハイエンドカーボン
- Toray M40X: T1100よりさらに強く軽量な最先端素材
- ピッチ系カーボン (Pitch-based carbon): 非常に剛性が高く、振動減衰性に優れた希少素材
- 製造技術: トウ・スプレッド技術(繊維を平らに広げ、レジン量を極限まで削減)最薄部の肉厚は0.4mm
- 規格・互換性 ボトムブラケット (BB): BSA Threaded (JISねじ切り)
- シートポスト径: 標準的な丸型 27.2mm
- クランプ: 外装クランプ方式
- リアディレイラーハンガー: SRAM UDH (Universal Derailleur Hanger)
- タイヤクリアランス: 最大 32mm
- ケーブルルーティング: フル内装 (ステム/ヘッドセット内蔵)
- 重量: 6.1kg (ペダルなし、50mmハイトホイール装着時)
- ホイール: XDS Branta C50 ULR
- リムハイト: 50mm
- ホイール重量: 1250g
- スポーク: カーボンスポーク
- リム内部幅: 内幅21mm /リム外部幅28mm
- コックピット: XDS製 一体型ハンドルバーステム
- サイズ: XS (48), S (52), M (54), L (56)



コメント
XDSのフレームがどうなのか気になっていたのですが、AD9もRT9も結構ハチャメチャな寸法になっています。
ハンドリングの性格を決めるトレイル長はサイズ毎にバラバラ、フロントセンターもめちゃくちゃで小さいサイズだと確実にシューズをこする短さです。
プロならなんでも乗るしか仕方ないでしょうが、これ売れますかね?
個人的にはAD9のMサイズ以外は、何十万も出して買う価値ないですって感じです。
情報では入手は困難となってますね。値段もかなりしますね。私事ですが、現在パソコンの状態が悪く動かないので明日は記事がかけるか心配してます。復旧作業中ですが、2万円の中古パソコンでは限界か(^^;