マチュー・ファンデルプールはツール第5ステージの個人タイムトライヤルでマイヨ・ジョーヌを維持するために、最大限の努力を行った。
その結果、マチュー・ファンデルプールが言うように黄色いジャージは彼に翼を与え、最高の結果を導き出すことが出来た。
彼とチームが行ったタイムトライヤルの装備を見てみよう。
最高の装備を揃える
We can’t wait to see @mathieuvdpoel sport this yellow race suit in tomorrow’s ITT! 🤩 pic.twitter.com/md8WR057nf
— Alpecin-Fenix Cycling Team (@AlpecinFenix) June 29, 2021
マチュー・ファンデルプールはレースリーダーなので、レーススボンサーのLe Coq Sportifのスキンスーツが提供される。
前日に採寸されて最適なスキンスーツとなった。これはタデイ・ポガチャルと同じものだ。
ヘルメットは、Abus Gamechanger TTヘルメットを、Team Jumbo-Vismaで使用されているものと同じLazer Volanteヘルメットに交換。色は流石にイエローは間に合わなかったようだ。
NoPinzと組み合わせて設計された特別なAerocoachオーバーシューズを選択。頭の先からつま先までスポンサー以外の物を使用。
💛💛💛 pic.twitter.com/pmhbX1W7Tl
— Alpecin-Fenix Cycling Team (@AlpecinFenix) June 30, 2021
ホイールは、Princeton CarbonWorksのWAKE 6560ホイールをイネオスのキャメロン・ワーフから買い取って900kmの道のりを10時間かけて運んでいる。
ただ、フロントホイールについては、WAKE6560ホイールを使っていない。
AerocoachAeoxTitanがフロントホイールに取り付けられている。
これはフィリッポ・ガンナが使用していのと同じものだ。リアホイールはPrincetonCarbonworksのBlur633を使っている。この組み合わせが最速だと判断したのだろう。
コクピットも標準のキャニオンコックピットがAerocoachのAscalon拡張機能に置き換えられている。これも多くのワールドチーム、著名ライダーが使っているパーツだ。
マチュー・ファンデルプールは、自宅にTTバイクを持っていない。つまり、日常でTTバイクを使ってトレーニングをすることはないということだ。
風洞実験もしていないし、最適なポジションを追及することもこれまでない。このため急遽、メカニックと共に、ポジションを追及。ハンドルバーの位置を少し高くした。
マチュー・ファンデルプールは元々肩幅が広いのでよりコンパクトにならないといけない。
マチュー・ファンデルプールが本格的にTTに取りくんだ場合には、パワーもあるのでTTスぺシャリストになる可能性は非常に高い。
第20ステージの個人タイムトライヤルにマチュー・ファンデルプールはいないだろうけど、次回のTTに向けて良い状態で望むことが出来るはずだ。
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