Factor Bikesは、完全な内部ケーブル配線を特徴とするO2 VAM軽量クライマーバイクを更新した。
無塗装の場合のフレーム重量は677gと言われており業界最軽量に近い重量を打ち出してきた。02 VAMには1,240gの軽量ホイールも新しくリリースされ装備される。
来シーズン、ISNに移籍してくるクリス・フルームが山岳で使用するバイクとなるはずだ。
Factor 02 VAM
02 VAMの最大の特徴はケーブルが完全に内装されたこと。
現在、多くのバイクでは、オーバーサイズのアッパーベアリングを使用して、ケーブルをステムからヘッドチューブに配線している。この場合のデメリットは重量が増えること。
これを回避するために、D字型のステアラーを備えた新しいフォークが導入された。これにより作成されるスペースにより、ホースとケーブルをステアラーのどちらかの側に通して、通常の1インチの上部ベアリングに通すことができる。
フレームの美的美しさを維持し、より広いベアリングを使用するよりもエアロの利点を維持している。
Black Inc(Factorの社内仕上げのキットおよびホイールブランド)のバーステム/コックピットがフロントエンドを固めている。
02 VAMは、統合されたシートポストクランプを採用。新しいデザインはまた、クランプされる表面積を増やすと主張されており、ライダーはより軽いシートポストを選ぶことも可能なので更に軽量化の道も残されている。
未塗装サイズの54cmフレームの場合、主張されている重量は677gで、3つの異なる塗装仕上げで利用可能で、20gから45gの間で重量が追加される。
塗装したら700gだけど、それでも超軽量であることには変わりない。
O2 VAMはShimanoドライブトレイン用のダイレクトマウントリアディレイラーハンガーを採用している。これにより、変速の質が向上するだけでなく、ディレイラーが車軸の後ろに移動するため、ホイールの交換もスピードアップする。
Black Inc TWENTYホイール
TWENTYクリンチャーホイールは、スポークのアンカーポイントで20mm、スポークの穴の間で18.5mmの可変リムハイトを持っている。
まるで波うっているかのようなリム形状だ。
リムプロファイルは、内部幅21mmで25-28mm 700cタイヤに最適化されている。ハブはセラミックスピードベアリングを使用して重量は1,240g。
ホイール単体の価格は£2,200(約30万5千円)。
今年後半には、カーボンスポークを使用した「サブ1kg」チューブラーバージョンも登場する予定だ。
リムブレーキバージョンもあり
02 VAMにはリムブレーキバージョンも販売される。ひょっとするとクリス・フルームはリムブレーキバージョンに乗るかもしれませんね。その場合にケーブルは内装ではなくなるけれど。
すでに、 クリテリウム・デュ・ドーフィネで新しいエアロバイクも目撃されている。こちらの発売もまじかだろう。
Factor Bikes O2 VAMフレームセットは、バーステム、シートポスト、Ceramicspeedボトムブラケットとヘッドセットを含んで£5,400(約74万円)。
完成車はパーツを選択出来るので変わってくるが100万円を越えてくる仕様となる。
詳しくは公式サイトでどうぞ。
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