コロナウイルスの第2破が確実にヨーロッパにも来ている。
ここに来て、ワールドツアーチームから二人陽性反応が出た。いずれもイル・ロンバルディア前後の検査で出ている。
ツール・ド・フランスに先立ちチームには18ページにも及ぶコロナ対策の冊子が配られている。それによると、チームで二人コロナ陽性反応が出ると撤退させられる。
AG2Rは二人目の発症となり選手は予防処置をしてレースに参加していないメンバーもいる。
アスタナのユーゴ・ウル
一人目はアスタナのユーゴ・ウル(Hugo Houle)。彼の陽性反応は、レースが再開以降3人目となる。
無症状のため、テストを重ねて陰性反応が続けばレース復帰となる。
ユーゴ・ウルは、ツール・ド・ポローニュの前に2つのCOVID-19テストに合格したが、先週、陽性となった。
移ったと思われるのは、8月9日に終了したレースでの共有ダイニング施設から来たのではないかと推測されている。フォークとかナイフとか。それ以外の接触はないと思われるのだ。
選手かスタッフの誰かが、かかっていたのならば問題だけど。
他のメンバーはいずれも陰性となっている。
AG2Rは二人目
ローレンス・ワーバスはイル・ロンバルディアの後で陽性反応が出た。レース再開後、ストラーデビアンケ、ミラノ~トリノ、ミラノ~サンレモ、イル・ロンバルディアを走っている。
これによりチームは、特定のライダーとスタッフのメンバーに関して一般的な予防策を講じることを決定。
つまり、イル・ロンバルディアに出場したメンバーはレースから撤退を余儀なくされている。
AG2R La Mondialeは、シルヴァン・ディリエ(Silvan Dillier)がストラーデビアンケの前に陽性となっており、チーム二人目だ。
チーム二人目となると撤退かと思うが、このルールはツール・ド・フランスだけのルールなので大丈夫。
ツール・ド・フランスでは2人陽性で撤退
ツール・ド・フランスでは厳しいコロナ対策が行われる。
チームのスタッフ、ライダーから2名の陽性反応でチームは撤退となる。だが、一人でも出たら世論の力でツール自体が終わってしまうと思うのだけど。
- 各ステージ前後での健康チェック
- ステージ前後でのフェイスマスク着用
- 記者会見はオンライン
- ファンとのふれあいはなし
- ホテルはチームでフロアーを分ける
- ツアーの後も検査実施
考えられることは全て実施する。ライダーとスタッフはバブルと呼ばれるグループの中で行動するようになる。
だが、路上にいるファンに対してマスク着用とかは言っていない。
フランスではロックダウン後、最大の発生数を記録しており第2破が襲っていることは間違いない。ファンに対する呼びかけももっとしたほうが良いのではないのだろうか?
ちなみに、表彰式でのボディムガールも廃止される。今後は男女1名ずつがジャージを披露することになっている。コロナ対策でもあるけれど、他のレースでも最近は廃止の方向となっており、男女平等という時代の流れに沿っている。
これについては最初の表彰式でわかるだろう。
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