フランスで開催されるエトワール・ド・ベセージュが2月3日から5日間のステージレースとして無事に開催される。
同日程で開催される予定だったボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナは延期。
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナに出場予定だった、エガン・ベルナルは急遽エトワール・ド・ベセージュに出場することに。
かなりのライダーが計画変更させられている。誰がシーズンデビューを飾るのか見てみよう。
イネオス・グレナディアーズ
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スタートリストを見るとワールドチームの参加は12チーム。
その中でも、目立つメンバーリストは、やはりイネオス・グレナディアーズ。今回のメンバー見てみると
このまま、グランツールに出ても良いようなメンバー構成だ。
注目は、エガン・ベルナルがエースナンバーをつけてでてくること。昨年のツールで途中リタイヤに追い込まれた腰痛は果たして治っているのだろうか?
長年に渡って腰痛を抱えながら走っていたのだから、そう簡単に治るとは思えないけど、どうかな。
同じく、ジロ・デ・イタリアを失意の中去っていったゲラント・トーマスもシーズンデビューとなる。
ジロ・デ・イタリアではボルトを踏んで骨盤骨折。そして昨年の12月にも肩を脱臼している。
すでに身体は痛みがなく順調にトレーニング出来ているようだが、トーマスの場合にはエンジンがかかるのが遅い。100%狙ったレースしか調整しないので、このレースではアシストとして働くのではないだろうか?
ガンナの目標は昨年に続いて世界選手権とオリンピック。そしてグランツールはジロが目標だ。ちょっとタイムトライヤルでは、ガンナのタイムを脅かしそうなライバルは見当たらない。
実は、今回出場するエトワール・ド・ベセージュの最終ステージは個人タイムトライヤル。距離は11kmだが、後半にかけて登っていくコース設定となっている。
標高では、128mから290mまで登り、最後は2.5kmで6%の勾配となる。だが、この距離ならばガンナに勝てる選手はいないのでは。
今年も最初のステージから勝利が見られるかもしれない。
Trek – Segafredo
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36歳となったニバリは、キャリアの中で11回グランツールの表彰台に登り、2014年ツール・ド・フランス、2010年ブエルタ・ア・エスパーニャ、2013、2016年にジロ・デ・イタリアを制している。
昨年は思ったような成績は残せていない。今年はジロとツールのダブルツールを走る予定となっており、冬のシーズンから厳しくトレーニングしている。
2022年にはイネオスに移籍かという話もある。その前に、もう一度輝いておきたい。
バウケ・モレマは、2020ツール・ド・フランスで手首を骨折してしまった。
モレマもニバリと共に、ジロとツールを目指している。手首などは、走っていても常に負荷のかかる部分なので完治していれば良いのですけど。
元世界チャンピオンも参戦。
全てのレースが最後のレースとなる可能性がある。今、すべてのレースに参加して100%勝つために走りたい。それがフランダースであろうとなかろうと関係ない。私は勝つためにここにいる。
そう、次にどこで走れるか誰もわからない。走れる時に全力で走らないと悔いが残ってしまいそうだ。
AG2R Citroën Teamからは、クラシックスペシャリストのグレッグ・ファンアーヴェルマートに、オリバー・ナーセン。EF Education – Nippoからはリゴベルト・ウランにアルベルト・ベッティオル。
Lotto Soudalからは、フィリップ・ジルベールにティム・ウェレンスが参戦。
スプリンターステージが3ステージあるので、BORAのパスカル・アッカーマンは狙ってくるだろう。 面白い戦いがみれそうだ。
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