英国の天才トム・ピドコックがシクロクロス世界選手権を終わって、すぐにイネオス・グレナディアーズに移籍をした。
当初の予定では、3月1日からチームに合流という話だったが、1か月前倒しとなった。マチュー・ファンデルプールやワウト・ファンアールトのように、世界選手権でシクロクロスのシーズンは終了となる。
2月1日からは、ロードレースのプロとなり正式にワールドチームの一員だ。
新しいジャージを披露
トム・ピドコックは、シクロクロス世界選手権では昨年の2位から4位へと後退。一時、トーン・アールツを抜いて3位に上がったが、海岸線の砂浜でハンドルを取られ大きく遅れてしまう。
ゴールでは、ギリギリで届かず4位となり今シーズンのシクロシーズンを終えることになる。レース後、英国では砂地でのシクロクロスなどなく得意でないことをコメントしている。
トム・ピドコックは、ロードレースでは2018年と2019年にTeam Wigginsで走っていた。
だが、Team Wigginsは解散。その後、トム・ビドコックのために2020年Trinity Racingが作られることに。
2017世界選手権ジュニアの個人タイムトライヤルで優勝。2019年バリ~ルーベU23で優勝。そして、2020年はU23ジロ・デ・イタリアことベイビー・ジロにおいて、山岳ステージを全て制して、総合優勝している。
2020世界選手権では、U23のレースがなく英国代表としてエリートで走ったが42位でゴールしている。
トム・ピドコックのスケジュール
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初のレースは、スペインで行われるエピック(2月11~14日)のマウンテンバイクのレースに出場する。その後のレーススケジュールを見てみると。
マウンテンバイクのレースが終わると、すぐにロードプロデビューでVolta ao Algarve em Bicicletaに出場。
オンループ・ヘットニュースブラッドとクールネ〜ブリュッセル〜クールネは連戦となっている。
トム・ピドコックのキャリアのフェーズ1は終了し、次のフェーズ2はエリートチームのフルプロになることだ。
いきなり、エリートのレースで通用するとは思えないが、今シーズンの後半には早くもブエルタ・ア・エスパーニャに登場する。
オールラウンドに活躍が出来るのか注目して見ておきたい。
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