イタリアのブランドFASTENが、前後で完全に互換性を持つホイールシステム「Switch Wheel System(SWS)」を搭載した自社製バイクの予約受付を開始した。
昨年からコンセプトが公開されていたこのシステムは、ホイールを着脱する際、ブレーキローターとスプロケットがフレーム側に残る独自の構造を採用している。
これにより、ドライブトレインやブレーキキャリパー周辺に一切触れることなく、わずか数秒でホイール交換が可能となる。
今回予約が開始されたのは、Fasten Light、Fasten Aero、Fasten Gravelの3モデル。
Switch Wheel System
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このシステムの最大の特徴はディスクブレーキのローターとカセットはフレームに付いたままということ。
つまり専用のフレームが必要となる。
FASTENはこれまで、複数のメーカーと開発を進めてきたが、今回ついにSWSを中核に据えた自社製バイクのリリースに至った。まあ、どこも作ってくれなかったということか。
チェーンの脱線やブレーキディスクのクリアランス調整といった従来の手間を完全に省き、手を汚さずにホイールを交換できる仕組みを実現した。
メリットは以下の通り
- ディスクやチェーンの再調整なしで超高速ホイール交換が可能
- ブレーキディスクが完璧に調整されているため、位置ずれの問題が解消
- 前輪と後輪の完全な互換性
- Shimano、SRAM、およびあらゆるディスク径との汎用的な互換性
- ブレーキピストンが誤って閉じるリスクがなく、自転車の持ち運びが簡単
3つのホイールモデル
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ラインナップは用途に合わせた3つのプラットフォームで構成されている。
軽量モデル「Fasten Light」は、シマノ(105 Di2、Ultegra Di2、Dura-Ace Di2)またはSRAM(Rival AXS、Force AXS、Red AXS)のコンポーネントを選択可能で、価格は6,090ユーロから。
同じビルドオプションを持つエアロロードモデル「Fasten Aero」は5,990ユーロからとなっている。
また、グラベル仕様の「Fasten Gravel」はシマノGRXまたはSRAM XPLRを搭載し、価格は4,990ユーロからの展開となる。
選択可能なSWS専用ホイールには、40mmおよび50mmハイトのカーボンリムに加え、リムハイトが45mmから50mmの間で波打つように変化するウェーブリムも用意されている。
メーカー公称値によれば、Carbon Road 40ホイールの重量は610g。グラベルモデルには35mmハイトのSWS Carbon Gravel 35ホイールが標準で組み合わされる。
結局、ホイールとフレームも買わないといけない。確かにホイール交換は速い。前後どちらのホイールでもよいというのはメリットだが。
予約受付中となったけれど、果たしてホイール革命は起こるのだろうか。


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