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Merida Reacto V 風洞実験で196Wを記録した驚異のエアロ性能と、32mmタイヤ対応の進化とは?

機材情報
Image credit: chan
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Meridaの主力エアロロードReactoのフルモデルチェンジ。第5世代となるReacto V(2026/2027年モデル)が正式に発表された。

第4世代でも十分すぎるほど速く、世界中のレースで結果を残してきたが、今回のアップデートはまさに異次元。

なんと、ドイツの権威ある『Tour』誌の厳格な風洞実験において、数々のビッグブランドを抑え、空力性能における究極の壁と言われる200Wの壁をあっさりと破ってしまったのだ。

圧倒的なエアロダイナミクスを手に入れながらも、タイヤクリアランスの拡大による快適性の向上や、ヒルクライムもこなせる軽量化まで果たし、もはや平坦専用の枠に収まらない究極のオールラウンダーへと進化している。

 

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Merida Reacto

 

今回の新型Reactoを語る上で絶対に外せないのが、その圧倒的な空力性能。 ドイツ『Tour』誌が実施している、時速45kmでペダリングした際の空気抵抗を測定するベンチマークテスト。こ

れまで200W以下を記録したバイクは世界でも片手で数えるほどしかない。新型Reacto One(トップモデル)なんと196Wという驚異的な数値を叩き出している。

前世代の最速仕様が211Wだったことを考えると、とんでもない進化だ。 これは、UCIのフレーム形状に関する最新のレギュレーション緩和(チューブの縦横比が3:1から8:1に変更されたこと)を最大限に活かした結果だ。

ヘッドチューブがより深く長くなり、ダウンチューブを前輪から少し離して空気の抜けを良くするなど、4年間にわたる徹底的なCFD解析と風洞実験の賜物と言える。

 

新型の一体型ハンドル「Team CW 1P cockpit」

 

空力向上に大きく貢献しているのが、新開発の一体型カーボンハンドル。正面から見るとガルウィング(V字型)のような独特のデザインを採用している。

このコクピット単体で5Wもの空気抵抗削減に成功。 さらに、ドロップ部に向かって外側に広がるフレア形状(17.5度)を採用。

ブラケット部は空力に優れた超ナロー幅(305mm)を保ちながら、下ハンドル(400mm)を握るスプリントやダウンヒルでは安定した激しいコントロールが可能になっている。

 

トップモデルは7.1kg!

 

エアロロードといえば、縦に硬くて乗り心地が悪いというイメージを持つ方もいるかもしれないが、MERIDAはその点も妥協していない。

新型Reactoは、タイヤクリアランスが前作の28mmから32mmへと大幅に拡張された。太いタイヤを履けるようになったことで、荒れた路面やパヴェ(石畳)のような過酷な状況でも快適に走ることができる。

Bahrain Victoriousのマテイ・モホリッチやソンニ・コルブレッリらはReactoでパリ~ルーベも走っている。

 

もちろん、Reactoの代名詞でもあるS-Flexシートポスト(振動吸収機構のためのエラストマーを組み込んだ大きなカットアウト)も健在で、クラシックレースのような長距離ライドでも最後まで脚を残せる設計に仕上がっている。

トップモデルは7.1kgで、軽量化も抜かりない。エアロと快適性を向上させつつ、軽量化も達成している。

最上位のCF5カーボンフレームは、前世代からさらにシェイプアップされMサイズで約950g。

SRAM Red搭載のReacto 10kの完成車重量は7.2kg、Dura-Ace搭載モデルなら7.1kgと、超エアロ形状でありながらUCIの重量制限(6.8kg)も十分に狙える仕様だ。

予算に合わせて選べる幅広いラインナップが揃えられている。惜しむらくは、ワールドツアーから姿が消えてしまったことだ。

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