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2025 ツール・ド・フランスは、史上最速など記録の数々を生み出した!

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UnsplashFabien Maurinが撮影した写真
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2025 ツール・ド・フランスは、第1週からパンチャー、スプリンターも活躍できるステージが多く日替わりリーダーとなりとてもスリリング。

最終日のモンマルトルも雨で総合はゴール手前50kmで決まっていたので、あとは完走するのみで、ステージ優勝を争う展開に。

もし、中立化していなかったらタデイ・ポガチャルが危険をおかして雨の中石畳の登りを全開でアタックしなかっただろう。

結果的にワウト・ファンアールトがタデイ・ポガチャルのアタックをつぶしてステージ優勝。タデイ・ポガチャルは4位。ポガチャルの平均速度は、過去最速となった。

 

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過去最速

 

優勝したタデイ・ポガチャルは時速42.445km/hで合計3,302kmを走破。これにより、2025 ツール・ド・フランスは史上最速となった。

これまでの記録は2022年にヨナス・ヴィンゲゴーが平均時速42.102km/hでツールを制覇した際に樹立されていた。

2024 ツール・ド・フランスは平均時速41.808km/hでタデイ・ポガチャルが記録。これが2位の記録だった。タデイ・ポガチャルは終盤の静かな走りの理由を明かさないが、風邪をひいていたのではないかと思われる。

これがなければ、さらにスビードはあがっていたはず。レべルは上がり続けているのだ。

 

5大会連続のライバル関係

 

タデイ・ポガチャルは、過去5回のツール・ド・フランスでヨナス・ヴィンゲゴーと決戦を繰り広げてきた。

2021年はタデイ・ポガチャルが優勝。その後、ヨナス・ヴィンゲゴーが2022年・2023年と連覇。

2024・2025年は、タデイ・ポガチャルが連覇となった。常にお互いに1位と2位を分け合っているのだ。ただ、これでタデイ・ポガチャルの4勝2敗となった訳だけど。

タデイ・ポガチャルは26歳、ヨナス・ヴィンゲゴーは28歳。ヨナスは2028年まで契約しており、契約最終年で31歳。あと3年は二人の時代が続きそうだ。そうすると、この記録も伸びていきそう。

 

現役世界王者でマイヨジョーヌ

 

タデイ・ポガチャルはツール4勝となり5勝クラブが目前に。

 

5勝クラブとは

ツール・ド・フランスで個人総合優勝を5回おこなった選手をいう。過去には4人しかいない。

  • ジャック・アンクティル
  • エディ・メルクス
  • ベルナール・イノー
  • ミゲル・インドゥライン

そして、タデイ・ポガチャルは現役の世界王者でマイヨジョーヌも獲得。これは1990年のグレッグ・レモン以来の快挙となる。

また、Uno-X Mobilityのトビアスハラン・ヨハンネンセンは総合6位となり、ノルウェー人として初めてツール・ド・フランスでトップ10入りとなっている。

タデイ・ポガチャルは、グランドツアーで17勝。現役ではプリモッシュ・ログリッチの23勝、ナイロ・キンタナの19勝についで3位となっている。

 

山岳賞と総合優勝

 

タデイ・ポガチャルは、山岳賞も獲得。これは史上3回目で誰も達成していない。

これまでの記録は

  • フラグビーシルベール・マエス (1939)
  • ジーノ・バルタリ (1948)
  • ファウスト・コッピ (1949 および 1952)
  • フェデリコ・バハモンテス (1959)
  • エディ・メルクス (1969 および 1970)
  • カルロス・サストレ(2008)
  • クリス・フルーム( 2015)
  • タデイ・ポガチャル(2020、2021、2025)
  • ヨナス・ヴィンゲゴー(2022)

2回を達成したのはエディ・メルクスとファウスト・コッピだけだった。まあ、ポイント賞まで取らなくて良かったかも。来年以降山岳ステージのゴールでポイントを与えるのはなしにしたらどうだろうか。

スプリンターが山岳のゴールでポイントを取れることはまずない。

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