昨年のシクロクロスシーズンは、1.5レースしか走れなかったマチュー・ファンデルプール(Alpecin-Deceuninck)。
背中の問題があったからだが、今年は初戦のワールドカップ第7戦フルストから優勝と幸先は良かった。
しかし、シクロ第2戦となったスーパープレスティージュ第4戦ボームで、マチュー・ファンデルプールは落車してしまう。
膝と肩を痛めてしまい、リタイヤはしなかったけれど、なんとか走り切った。
左カーブで落車
🤕 Pijnlijke val van Van der Poel op de kasseien in Boom. Hij rijdt als twee na laatste opnieuw verder. Pidcock was mee betrokken in de val maar kon snel hervatten en rijdt momenteel aan de leiding met een voorsprong van 8️⃣ seconden. #SPBoom #Superprestige2023 pic.twitter.com/P29mRhuL3e
— SuperprestigeCX (@SuperprestigeCX) December 3, 2022
マチュー・ファンデルプールは4列目スタートから、40人くらいを抜いて1周目で早くもトップ。2周目をトム・ピドコックを後ろにつけて走っていた時だった。
滑りやすかったのだろうけれども、かなりスピードを出して落車しているのでマチュー・ファンデルプールはしばらく座り込んでいたほど。
そのまま、リタイヤかと思われたのだけど。マチュー・ファンデルプールは、しばらくして走りだしたのだけどペースで走れるようになるまで少し時間がかかっている。
インタビューの様子
ゴール後のインタビューでマチュー・ファンデルプールは以下のように語った。
マテリアル・ポストに向かって叫んでいたので、一瞬、あのコーナーに集中できていなかった。肩と膝をかなり痛めた。
それでも、レースが進むにつれて、ラップタイムは上がっていった。一時は首位のトム・ピドコックよりも速いタイムで走ったこともありましたが?
僕もちょっと驚いたよ。体が硬くならないように、そしてクロスのリズムをとるために乗り切った。特に最初の2周は肩と膝に痛みがあったが、最後には少し良くなった。
走り切る必要はなかったが、クラッシュした後はそのほうがいいことが多い。
最初は本当にうまくいかなかっんだが、段々うまくいくようになった。でも、自分のリズムがつかめなかったんだ。
ビッグ3のうち、明日のアントワープでスタートするライダーは2人だけ?
明日はスタートするつもりだ。
マチュー・ファンデルプールは、走り続けたが正解だったようだ。走ったほうが、膝の回復に向けた血流の確保になることもある。
映像では膝から血が流れていたようにも見えない。
結果的に、ラップタイムも上がっていったし、打ち付けた左膝も腫れとかなければ日曜日のワールドカップ第8戦アントワープも出場のはずだ。
影響はゼロではないだろうけど、3人の熱い戦いを期待したい。
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