スーパープレスティージュ2022-2023第4戦ボーム マチュー・ファンデルプール vs トム・ピドコックの2回目の対決は?

マチュー・ファンデルプールと世界王者トム・ピドコックとの2回目の対戦となる。日曜日には、ワウト・ファンアールトもシクロデビューとなり、3強が初めて対戦だ。

まずは、二人の戦いがどうなるのか注目となる。

 

現在のスーパープレスティージュのランキングは

男子エリート

1. ローレンス・スウィーク　44ポイント
2. ラース・ファンデルハール　41ポイント
3. エリ・イーゼルビット　39ポイント
4. マイケル・ファントーレンハウト　37ポイント
5. ニルス・ファンデプッテ　27ポイント

 

女子エリート

1. セイリン・アラマバード　43ポイント
2. デニス・ベッセマ　43ポイント
3. インゲ・ファンデルヘイデン　40ポイント
4. アニック・ファンアルフェン　31ポイント
5. マリオン・ノルベルト・リベロール　28ポイント

 

第4戦ボーム

 

コースの長さは2,960m。良い位置で観戦するとコースの80%が見れるコース。スタートとフィニッシュは、世界3大EDMフェスであるトゥモローランドが開催されるメインステージからとなる。

昨年より、舗装路の部分が増えている。7回以上の登りがあり、登坂力の問われるコースだ。

 

女子エリート

今日は、フェム・ファンエンペルとパック・ピーテルがいない。そうなると20代トリオのシリン・ファンアンローイが活躍しそうだ。

 

今日はINEOS Grenadiersのポリーヌ・フェランプレヴォが出場。スーパープレステージュには3年振りの出場となる。

 

さあ、スタート。

 

ファーストカーブでは、ブランカ・カタバスがトップ。

 

シリン・ファンアンローイが2番手。

 

ブランカ・カタバスとシリン・ファンアンローイがトップを競っている。

 

シリン・ファンアンローイ、カタバス、デニス・ベッセマ、インゲ・ファンデルヘイデンと続く。

 

登りがきつくて、早くも4人が抜け出した感じか。

 

ブランカ・カタバスが調子が良い。舗装路が増えていて高速コースとなっている。

 

デニス・ベッセマが少し遅れたか。

 

2周目

4番手インゲ・ファンデルヘイデン。セイリン・アラマバードは5位。

 

登りがかなりキツソウ。

 

デニス・ベッセマが追いついて3人の争いに。

 

少しずつシリン・ファンアンローイがリードを広げる。

 

4位グループは777チームのインゲ・ファンデルヘイデンとアニック・ファンアルフェンの二人。セイリン・アラマバードは登りで遅れているパターン。

 

風邪を引いているルシンダ・ブラントは2周目でリタイヤ。

 

3周目

ブランカ・カタバスが3位に落ちて、デニス・ベッセマが2位に。

 

登坂力のあるブランカ・カタバスが追いついて、そのままトップに。

 

今度は、シリン・ファンアンローイが登りで遅れだした。これだけ登りが続くと足が持たない感じか。

 

ついに、デニス・ベッセマがトップに。

 

4周目

デニス・ベッセマがリードを奪う。2番手にシリン・ファンアンローイが上がる。

 

4番手のアニック・ファンアルフェンが追いついてきた。

 

デニス・ベッセマが4秒のリードに。

 

3番手にアニック・ファンアルフェンが上がってくる。登りの強い選手だ。

 

アニック・ファンアルフェンが2位にあがり、デニス・ベッセマを追い詰める。

 

デニス・ベッセマがパンクで登りで足をついた時に、アニック・ファンアルフェンがトップに。

 

デニス・ベッセマとブランカ・カタバスはバイク交換。

 

アニック・ファンアルフェンが大きくリードを奪う。

 

デニス・ベッセマとシリン・ファンアンローイは12秒離された。これは厳しいか。

 

アニック・ファンアルフェンがリードを着々と広げる感じか。

 

パンクで遅れていた、デニス・ベッセマが追いついてきた。

 

デニス・ベッセマが追いついた。

 

シリン・ファンアンローイは14秒離されている。

 

デニス・ベッセマが前に出た。

 

6周目

アニック・ファンアルフェンが、今度は前に。

 

登りで馬力の違いが少し出る。

 

ここでデニス・ベッセマが前に。

 

抜きつ、抜かれつの大接戦だ。

 

アニック・ファンアルフェンが最後の力を振り絞る。

 

ファイナルカーブを曲がって二人のスプリントだ!

 

アニック・ファンアルフェンが譲らずゴール!

スーパープレステージュでは初めての勝利だ。後方から追いついて、登りでも泥区間でも一番強かった。

デニス・ベッセマは2位となったが、セイリン・アラマバードが遅れているので、スーパープレステージュのポイントトップにたった。

 

リザルト

アニック・ファンアルフェンのコメント

テレビ放映されたシクロで初めて優勝したのはロケレン（2020年9月26日）でした。2年以上前のことだ。自分でもそろそろかなと思っていたので、勝てて超嬉しい。

今日は超うまくいった。多くのライダーに追いついたので、本当に士気が上がりました。デニスさんに追いついたとき、ちょっと与えすぎてしまったようで、すぐに戻されてしまいました。

デニス・ベッセマと最終ラップを一緒にスタートし、サンドストリップの手前でベッセマがトップに立ってましたね。

あの砂場を先に抜ければ、チャンスはあると思った。私はスプリンターではありませんが、幸いなことにデニスもそうではありませんでした。なんとかフィニッシュまで持ちこたえただけだ。

先頭からスプリントを開始するために、かなり無理をしましたか?

普段は押したり引いたりするのが苦手で、その時は平気なのにブレーキが速かったりする。私のコーチはいつも、「もう少し明るく、もっと押したり引いたりした方がいい」と言うんです。そうでなければ2位になってしまい、後悔することになるからだ。必ず前に出なければならないと思った。

スタートはかなり遅れてましたね。

スタートに向いていない。ルシンダは私の目の前にいた。あれがちょっと押し出されて、遅れをとってしまったんです。そうすると、一度にたくさんのものを失ってしまうんです。いつもはもう少し後ろにいるライダーの後ろについてしまう。でも、このようなコースでは、幅が広いので、すぐに追いつくことができます。でも、いつも迷惑をかけている。

 

2位のデニス・ベッセマのコメント

レース中盤から単独走行で先行したが、パンクに見舞われましたね。

しばらくソフトチューブに乗らなくちゃいけなくて、本当につらかった。砂場があったんですね。先に乗り込んできたほうが勝つだろうね。やっぱりね。全力を尽くしたが、鉄棒を跳べないから負けてしまうのだ。最後までやり遂げられなかったのは超残念。

結局、スプリントになり、アニック・ファンアルフェンが先にアタックすることになってました。

実は頭の中では、ゴールはもう少し先だろうと思っていたんです。ちょっと勘違いしてました。ターン後、あっという間に列ができました。ただ、本当に惜しいことをしたと思っています。でも、やはり自分もそこにいたかったですね。

パンクの後、トップに戻ろうとしてミスをしましたか？

少しはしたかもしれない。でも、戻れないというリスクも避けたいよね。それはギャンブルであり、十分に残っていることを願うことです。それでもすごくいい感じだったんだけど、あの砂場には行けなかったんだ。

 

男子エリート

マチュー・ファンデルプールはシクロ2戦目でも連勝となるのか。

 

トム・ピドコックは、「今日のコースは昨年よりずっと難しい。本当に急な斜面で、1時間後には重くのしかかるだろう。泥だらけではないけど、滑りやすい。先週のファン デル ポールは印象的だった。彼はまた良くなるでしょう。」とコメント。

 

さあ、男子エリートのスタート。

 

最初のカーブを切り込んでいく。トップはスイスのケビン・クーン。

 

トム・ピドコックが4番手。

 

トム・ピドコックが、早くもトップに。

 

トム・ピドコックが、トップで進む。

 

マチュー・ファンデルプールは5番手。4列目スタートから、すでに25人を抜いてきたことになる。

 

エリ・イーゼルビットが少し詰まる。

 

早くも、マチュー・ファンデルプールが2番手に。

 

トム・ピドコック、マチュー、ラース・ファンデルハール、エリ・イーゼルビットと続く。

 

泥区間でマチュー・ファンデルプールがトップに。

 

2周目

7秒差をつけて、マチュー・ファンデルプールがトップで通過。

 

あっ!

 

石畳のカーブでマチュー・ファンデルプールが落車!

 

トム・ピドコックも、派手にこけてしまった。

 

トム・ピドコックも転んだ。

 

トム・ピドコックは立ち上がったけど、マチューはどうだ?

 

  

マチュー・ファンデルプールはかなり痛そうだ。

 

なんとか乗り出したけど。膝を打っているようだ。

 

トム・ピドコックは、トップを走り続ける。

 

マチュー・ファンデルプールは押している。

 

トム・ピドコックにラース・ファンデルハールが張り付く。

 

マチュー・ファンデルプールは続けるようだ。

 

トム・ピドコックはペースを上げている。はやくも、ラース・ファンデルハールを引き離している。

 

もう、決まりかな。

 

3周目

2位はラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウト、エリ・イーゼルビットと続く。

 

マイケル・ファントーレンハウトとラース・ファンデルハールは23秒離されている。

 

マイケル・ファントーレンハウトはバイク交換。

 

4周目

トム・ピドコックを脅かすライダーはいない。

 

マチュー・ファンデルプールは36位。トレーニングと考えているようだ。痛みひどくなければ、明日も走れる。

 

5周目

エリ・イーゼルビットが3番手に上がっている。背中の調子は良いみたいだ。

 

タイム差は30秒で変わらない。

 

6周目

マチュー・ファンデルプールはバイク交換。先ほどとタイム差は変わっていない。

 

ピドコックも下りなどは慎重に走っているように見える。

 

ローレンス・スウィークが5番手だけど、中々前に追いつかない。

 

エリ・イーゼルビットとマイケル・ファントーレンハウトがバイク交換。

 

マチュー・ファンデルプールは次々とライダーを抜いていく。

 

マチュー・ファンデルプールは20位まで順位を上げている。

 

8周目

20秒差をつけてピドコックは8周目に。タイム差は縮まっているが、無理をして走っていないようだ。

 

途中、エリ・イーゼルビットが、後ろのラース・ファンデルハールに前に出ろと言っていたけど先頭交代しない。

 

ようやく交代した。高速コースなので、先頭交代したほうが効率がいい。

 

欧州チャンピオンのマイケル・ファントーレンハウトがバイク交換。少し前と差をあけられている。

 

ラース・ファンデルハールがペースが上げて、エリ・イーゼルビットをちぎりにかかっている。

 

9周目

ピドコックは最終周回。余裕を持ってミスのないように走っている。

 

マチュー・ファンデルプールは普通に走れている。

 

マチュー・ファンデルプールも最終周回に。

 

ピドコックは15秒まで迫られてきた。余裕で走っている感じかな。

 

2位争いは熾烈だ。最後はスプリントとなるのか。

 

サンドボックスの前でラース・ファンデルハールが前に出た。

 

トム・ピドコックは、余裕の勝利。今シーズンの2勝目となった。落車の影響をほとんど感じさせなかった。明日の3強対決が楽しみとなる。

 

2位はラース・ファンデルハール。エリ・イーゼルビットは3位となった。

 

マチュー・ファンデルプールは13位まで順位を上げてゴール。明日は大丈夫そうだ。ケガの具合はどうなのだろうか。肩と膝を打っているようだけど。

 

リザルト

トム・ピドコックのコメント

マチューが転んで、避けようとしたんだけど、滑りやすかったから僕も転んでしまった。私は大丈夫、彼も大丈夫だといいのですが。完走したので、あまり痛みはないと思う。

とにかく突き進もうと思った。スタートが良かったので、自分のリズムを崩さないようにしたかった。大変なラップですね。登り坂があるので、最後の1周はきつかった。

エリとラースが近づいてきていたので、フィニッシュまでその差をキープしなければならなかった。30秒差で勝つ必要はないくらい、コントロールできていた。15秒でも十分なのだが、最後の数周は強かった。

明日のアントワープ・ワールドカップのスタートについては?

いいレースになるだろう。砂が多い。それはあまり好きではないのだが、ワウトやマチューと競争していきたいと思っている。私のコースではないが、彼らと競い合うことができれば、それはいいことだ。

 

2位のラース・ファンデルハールのコメント

エリとマイケル・ファントーレンハウトの後を継いだわけではないんだ。彼らは明らかにGCのために走っていたからね。ピドコックに乗り捨てられたので、優勝は無理だった。だから少し体力を温存して、最後の1周まで待ったんだ。

最終ラップでエリに追いつかれるようなミスを犯してしまった。でも、一時はペダルに戻らなかったので、ラッキーでしたね。私も同じ悩みを抱えていましたが、ひたすらペダルを踏み続けた。もし僕が彼を追い越したら、その前にもう一度追い越さなければならないと思ったんだ。

 

3位のエリ・イーゼルビットのコメント

最終ラップでうまくいってませんでしたね。

サンドの後、クリックペダルが入らなかった。右は入ったけど、左が入らなかった。

ラース・ファンデルハールは、エリに引いて貰ったと言ってましたが。

自分で言うからいいんだ、私もそう思っていた。一時は一旦は引き継ぐことができたのですが……。

でもとにかく、最後の2周はまたとても速く走れた。そうすれば、一緒にピドコックに近づけるかもしれないのに。しかし、前半のピドコックの走りはとても印象的だった。

序盤はマイケルがペースを上げてくれたので良かったが、その後はどうしてもペースが上がらなかった。後半は少し走りが良くなり、体調も少し良くなった。今後はもう少しウォーミングアップをしっかりして、最初からできるようにしないといけないかもしれませんね。でも、後半は間違いなく満足している。