「プロのロード選手はいくら稼いでいるのか?」 この問いに対し、最新のレポートは興味深い「2つの数字」を突きつけている。
gazzettaが報じたの2026年版レポートによると、ワールドツアーの金満化は進んでいるものの、そこには一部の超富裕層が数字を吊り上げている実態があるようだ。
大体想像はつくけど。
トップチームは「5000万ユーロ」の時代へ
まずチーム予算から見てみると。
2026年のトップ20チームの総予算は6億6300万ユーロ(約1000億円超)に達した。
- 平均予算: 1チームあたり約3310万ユーロ(約52億円)
昨年の3160万ユーロからさらに増加している。
トップチームの予算だけど、UAE Team Emirates、Visma | Lease a Bike、Red Bull-Bora-hansgrohe、INEOS Grenadiers、Decathlon CMA CGM Team、Lidl-Trekなどのスーパーチームは、予算が5000万ユーロ(約80億円)に近い、あるいは超えているとされている。
一方で、Lotto Intermarchéなど下位チームの予算はその半分程度と見られ、チーム間の資金力格差は依然として巨大となっている。
選手の年俸
自営業契約(Self-employed ※多くのトップ選手が該当)を結んでいる選手の平均年俸は、65万4000ユーロ(約1億円強)に達した。
しかし、これはタデイ・ポガチャル(推定年俸800万〜1200万ユーロ)のような規格外のスター選手が平均を押し上げているに過ぎない。
自営業者の平均給与が高いのは、主にモナコとアンドラに住む多くのリーダーがこのグループに属しているためだと言われている。税金対策もしているのだ。
より実態に近い中央値を見ると、35万ユーロ(約5500万円)となる。2026年の雇用されているライダーと自営業のライダーの給与に大きな差がある。
男子ワールドツアーのライダーの43%(2023年の47%から減少)は、主にフランスとベルギーの雇用法により、チームに雇用されている。
雇用されている選手の平均値は、 21万6000ユーロ(約3400万円)となる。 平均値の約半分程度が、多くの選手にとってのリアルな相場と言える。それでも数年前に比べれば大幅に上昇しているが、トップ層との格差は広がる一方だ。
- 自営業契約選手の中央値: 35万ユーロ(約5500万円)
- 雇用選手の中央値: 21万6000ユーロ(約3400万円)
両ライダーカテゴリーとも、エージェントの交渉力に支えられ、給与が上昇している。雇用ライダーの平均給与は2023年以降40%上昇し、14万4000ユーロから21万6000ユーロに達した。自営業ライダーの給与も2023年以降24%上昇している。
とはいえ、これらはあくまで平均値だということ。 トップ選手が数十億円を稼ぐ一方で、多くのアシスト選手の給料はそこまで爆発的には増えていない。
実際、全チームを予算順に並べたときの中央値は2800万ユーロであり、平均値3310万ユーロよりもかなり低いのが現実だ。一部の富裕チームが数字を押し上げている構図が見て取れる。




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