2024 ジロ・デ・イタリアはタデイ・ポガチャルが初出場初優勝を飾った。総合2位のダニエル・マルティネスとは、9分56秒の大差。
しかし、2023 ジロ・デ・イタリアは、プリモッシュ・ログリッチがゲラント・トーマスをわずか14秒差で破るというスリリングな結果となっている。
2025 ジロ・デ・イタリアには、タデイ・ポガチャルは出場しない。レムコ・エヴェネプールも、年末の事故で出ないし、噂されていたヨナス・ヴィンゲゴーも出ない。
圧倒的な優勝候補がおらずレースは白熱するかもしれない。これに主催者はさらにエキサイティングになるようにRed Bull KMを導入する。
Red Bull KMで翼を与える
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個人タイムトライヤルを除く19ステージで、Red Bull区間と呼ばれる1KMでボーナスタイムが得られるようになる。
トップから3位までに
- 1位 : 6秒
- 2位 : 4秒
- 3位 : 2秒
これは大きい。19ステージにRed Bull区間が設けられるので、全部1位だと114秒、2分ちかいタイム差が得られることになる。プリモッシュ・ログリッチなど、小まめにボーナスタイムを収集しにくるかもしれない。
逃げも頑張れば総合で順位が上がる可能性も。
さらにジロでは個人タイムトライヤルを除く、ゴールにもボーナスタイムが設定される。
- 1位 : 10秒
- 2位 : 6秒
- 3位 : 2秒
これだと190秒も変わってくる。実に3分以上だ。ただ、ライダーはかなり過酷に追い込まれることになる。
また、今年の最終ステージはフランシスコ教皇への敬意を表してバチカン市国を通ることになっている。
さらに、第20ステージに登場する未舗装のコッレ・デッレ・フィネストレ(2,178m)は雪のために削除されるかもしれない。これは天候によるので、また進展があれば状況報告。
コメント
これは面白いですね。
ログリッチは、レッドブルKMが原因で負けたら洒落にならないのでチームとして獲りにくるかも知れませんね。
去年のベルタは大逃げを許してしまい、大差を縮めたいレッドブルと1日でもリーダーを維持したいデカトロンのチーム対決がありましたね。
レッドブルは痛い目に遭っているので、用心深くなっているかも知れません。
ログリッチの総合タイム差にもよりますが、毎ステージ逃げにはスプリント強そうな人を必ず入れて来そうな気がします。