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2022 ツール・ド・ロマンディ第5ステージ  最終ステージで大波乱が~

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Photo credit: Sports Cars Fan on Visualhunt.com
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ツール・ド・ロマンディは最終ステージ。プロローグに続いて個人タイムトライヤルで決着となる。

プロローグでリーダーとなったイーサン・ヘイターだけど落車で後退したために、ローハン・デニスがずっとリーダージャージを着ている。

守りに入ったローハン・デニスは山岳でも崩れることなく強かった。ここまでの総合順位は

  1. ローハン・デニス Jumbo-Visma
  2. フアン・アユソー UAE Team Emirates 15秒差
  3. アレクサンドル・ウラソフ BORA-hansgrohe 18秒差
  4. ベン・オコナー AG2R Citroën Team 25秒差
  5. ルーク・プラップ INEOS Grenadiers 30秒差

注目は、フアン・アユソーと5位ルーク・プラップだ。ルーク・プラップはTTも得意なので表彰台を狙ってくるはずだ。

ただ、普通のTTではなく山岳TTなのが普通と違うところ。

 

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第5ステージ   エイグル~ヴィラール  15.84km

コースプロフィール photo tourderomandi

 

スタートは再びエーグルから。中間計測は8.5km地点。獲得標高872m。クライミングタイムトライヤルとなる。

後半10.2kmの平均勾配は8%。ラスト3kmは8.1%と厳しい。選手はロードで走るライダーも多いのでは。もしくはトップ選手は乗り換えるとか。時間がもったいないか。

 

ローレンス・デプルス INEOS Grenadiers

 

ローレンス・デプルスは中間計測を20分24秒。av25.861km/h。かなり体調は良くなっているのが確認された感じか。

ローレンス・デプルスは、ギリギリトップタイムに届かず。36分32秒で暫定2位。

 

イーサン・ヘイター INEOS Grenadiers

トラック出身のイーサン・ヘイターは平地は良いけど、やはり山岳トライヤルはいけない。中間計測は20分16秒で暫定4位。

 

ゴールはかなりスピードが落ちていた。それでも36分22秒。暫定3位となる。

 

レミ・カヴァニャ Quick-Step Alpha Vinyl Team

レミ・カヴァニャが暫定トップタイムを更新。36分29秒。登りでは勝手が違う感じだろう。

 

アントニオ・ティベッリ Trek-Segafredo

アントニオ・ティベッリが暫定タイムを大幅に更新。35分36秒とレミ・カヴァニャの記録を55秒も更新。

 

ヨン・イサギレ Cofidis

ヨン・イサギレが暫定タイムを更新。35分28秒。アントニオ・ティベッリの記録を7秒も更新。イサギレは2021スペインTTチャンピオンだ。

 

クリス・フルーム Israel – Premier Tech

クリス・フルームは前走者をゴール前で抜く。

 

 

ゴールタイムは、37分10秒。暫定12位だ。

 

レイン・タラマエ Intermarché – Circus – Wanty

中間計測でトップタイムを更新。更に、ゴールではヨン・イサギレの記録を更新。35分5秒。23秒も更新だ。ゴール後にはフェンスによりかかっていた。

 

ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers

クイーンステージで遅れたゲラント・トーマス。

 

トーマスは途中でTTバイクからロードにチェンジ。この作戦は上手くいくのか。

 

ゲラント・トーマスは、暫定4位の35分31秒。ツールではアシストなのかなあ~。

 

ディラン・トゥーンス Bahrain Victorious

ディラン・トゥーンスのタイムはどうか。

 

ディラン・トゥーンスは暫定7位。35分55秒だ。

 

ティボー・ピノ Groupama – FDJ

ティボー・ピノはレイン・タラマエの中間計測を11秒も更新。さらに、ティボー・ピノがトップタイムも更新。しかも、レイン・タラマエの記録を17秒3も上回っている。

 

ステファン・クライスヴァイク  Jumbo-Visma

ステファン・クライスヴァイクが、ティボー・ピノの中間計測の記録を17秒89も上回るタイムを計測。

 

ステファン・クライスヴァイクが34分45秒。ティボー・ピノの記録を2秒46抜いて、34分35秒で暫定トップに躍り出る。

 

ダミアーノ・カルーゾ Bahrain Victorious

ダミアーノ・カルーゾも良いタイムが期待できる。中間計測は暫定4位の19分27秒。

 

カルーゾは34分44秒をたたき出す。ステファン・クライスヴァイクの記録を0.78秒抜いて暫定トップだ。

 

ルーク・プラップ INEOS Grenadiers

期待されたルーク・プラップだったが、最終順位は18位という記録に。

 

シモン・ゲシュケ Cofidis

シモン・ゲシュケがステファン・クライスヴァイクの記録を大幅に上回る19分54秒70の中間計測をたたき出した。これは相当良いタイムなのではないかな。

 

シモン・ゲシュケが凄いタイムを叩きだす。更にゴールでは34分11秒。ダミアーノ・カルーゾの記録を33秒46も更新。これは抜けるのかな。

36歳の超ベテランライダーがこれほど速いとは~。

 

ジーノ・マーダー Bahrain Victorious

ジーノ・マーダーは、中間計測で暫定3位となる19分11秒85。

 

ジーノ・マーダーも良い記録をだした。中間計測3位からゴールは34分16秒の2位となった。

 

アレクサンドル・ウラソフ BORA – hansgrohe

総合3位のアレクサンドル・ウラソフがスタート。

 

アレクサンドル・ウラソフが目指すのは、当然トップのローハン・デニスより良いタイムを出すことだ。

 

アレクサンドル・ウラソフは、中間計測でシモン・ゲシュケの記録を14秒も上回る。これは凄い記録となりそうだ。これは、スタートしているローハン・デニスの耳にも入っているはずだ。

 

アレクサンドル・ウラソフのゴールタイムはただ一人33分台となった。平地系のTTではなく、山岳TTだったのがアレクサンドル・ウラソフに味方した。

 

 

33分40秒と驚異的なタイムだ。これはローハン・デニスを抜いたのでは。あとは、ローハン・デニスのゴールを待つだけだ。

 

フアン・アユソー UAE Team Emirates

総合2位のフアン・アユソーがスタート。

 

フアン・アユソーはTTは得意だけど、エリートではまだまだといった感じか。35分5秒の8位のタイム。総合順位も落としてしまった。

 

ローハン・デニス INEOS Grenadiers

総合トップ、ローハン・デニスがスタート。

 

ローハン・デニスは、15秒ほど総合2位のフアン・アユソーに対してマージンがある。

 

ローハン・デニスは、2018年のロマンディでTTバイクのまま走ってタイムロスしてしまった。今回はロードバイクに乗り換えている。

 

だが、ローハン・デニスの中間計測タイムが19分8秒とウラソフから28秒も遅れた。それでも3位の記録なのだけど、ウラソフのタイムが良すぎる。

この時点で、すでにアレクサンドル・ウラソフに抜かれてしまっている。

 

なんと、ローハン・デニスは得意のタイムトライヤルで総合優勝を逃してしまうという事態に。

ゴールタイムは、アレクサンドル・ウラソフから2分12秒も遅れて22位。最後のステージでリーダージャージを失ってしまうということになってしまった。

やはり、本格的山岳タイムトライヤルというのは、向いてなかったのだろうか。これで、総合優勝は逆転でアレクサンドル・ウラソフに。

アレクサンドル・ウラソフは、ワールドツアーレースでは初めての勝利だ。

総合2位には、ジーノ・マーダーが。更にTTで良い記録を出したシモン・ゲシュケが総合3位という結果になった。

ローハン・デニスがここまでタイムを失うとは思いもよらなかった。

 

こちらはハイライト動画

 

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リザルト

第5ステージ リザルト

アレクサンドル・ウラソフのコメント

今日はすべてを出し切った。もちろん、私の目標は総合優勝だ。ベストを尽くし、すべてを出し切った。その結果、超満足している。

昨日のクイーンステージでもチームメイトのセルジオ・イギータに次いで2位でゴールでしたね。

昨日、スタート前に、フィニッシュまで比較的大きな集団が走るだろうから、GCには翌日(今日)の方が重要だろうと言ったんだ。昨日はすでに調子が良かったので、今日は全開でいくことに集中した。

ここ数カ月の成績から、良い結果が得られると思ってましたか?

調子はいいし、勝てるとも思っていた。先週はタイムを落とさないように、クラッシュや怪我をしないようにと心がけていたので、今日はできる限り良い結果を残すことができた。

 

Rnk Rider Team UCI   Time Avg
1
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 60   0:33:40 28.230
2
 GESCHKE Simon
Cofidis 25   0:31 27.803
3
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 10   0:36 27.735
4
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     1:04 27.363
5
 KRUIJSWIJK Steven
Jumbo-Visma     1:05 27.350
6
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ     1:07 27.323
7
 TAARAMÄE Rein
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux     1:25 27.090
8
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates     ,, 27.090
9
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma     1:26 27.077
10
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team     1:40 26.898
11
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team     1:42 26.873
12
 IZAGIRRE Ion
Cofidis     1:48 26.797
13
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     1:51 26.759
14
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe     1:52 26.747
15
 CRAS Steff
Lotto Soudal     ,, 26.747
16
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech     1:55 26.709
17
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo     1:56 26.697
18
 PLAPP Luke
INEOS Grenadiers     ,, 26.697
19
 VILLELLA Davide
Cofidis     1:59 26.659
20
 BOUCHARD Geoffrey
AG2R Citroën Team     2:04 26.597

総合

ローハン・デニスは総合8位まで後退。フアン・アユソーは表彰台を逃してしまった。

 

ローハン・デニスのコメント

最初の中間地点で、優勝したウラソフにわずかに近づいた。この1週間は、毎日が戦いだった。チームと一緒に最高の一週間を過ごすことができた。彼らに感謝したい。

今週はとても良い仕事をしてくれた。彼らのために乗れるのは嬉しいことだ。彼らは可能な限りのサポートをしてくれたが、完走できなかったのは残念だ。

ビッグツアーでクラスリーダーになることはないだろうが、第1ステージでは、最後の2日間の山岳を視野に入れ、できるだけ時間をかけようと戦いすぎたと思う。

でも、最終的には、ツール・ド・フランスや他の大きなツアーで高山に行くときに、プリモッシュ・ログリッチのために何ができるかを確認するための良いテストになった。

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 3 ▲2
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 500 18:00:59
2 6 ▲4
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 400 0:50
3 9 ▲6
 GESCHKE Simon
Cofidis 325 0:55
4 2 ▼2
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 275 1:22
5 4 ▼1
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team 225 1:47
6 18 ▲12
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious 175 1:51
7 19 ▲12
 KRUIJSWIJK Steven
Jumbo-Visma 150 1:52
8 1 ▼7
 DENNIS Rohan
Jumbo-Visma 125 1:54
9 5 ▼4
 PLAPP Luke
INEOS Grenadiers 100 2:08
10 12 ▲2
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team 85 2:13
11 10 ▼1
 CRAS Steff
Lotto Soudal 70 2:19
12 20 ▲8
 KUSS Sepp
Jumbo-Visma 60 2:40
13 26 ▲13
 PINOT Thibaut
Groupama – FDJ 50 2:54
14 8 ▼6
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 40 2:55
15 7 ▼8
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ 35 3:02
16 13 ▼3
 VERONA Carlos
Movistar Team 30 ,,
17 11 ▼6
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 30 3:14
18 15 ▼3
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost 30 3:28
19 23 ▲4
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers 30 ,,
20 28 ▲8
 TEJADA Harold
Astana Qazaqstan Team 30 4:06

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 110
2 3 ▲1
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 96
3 2 ▼1
 DENNIS Rohan
Jumbo-Visma 81
4 4
 HERMANS Quinten
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 61
5 5
 BEVIN Patrick
Israel – Premier Tech 55
6 6
 TEUNS Dylan
Bahrain – Victorious 50
7 7
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo 50
8 10 ▲2
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 50
9 8 ▼1
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team 50
10 14 ▲4
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious 45

山岳賞

 

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo 49
2 2
 KNOX James
Quick-Step Alpha Vinyl Team 34
3 3
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech 20
4 4
 BRUN Nils
Switzerland 17
5 5
 RODRÍGUEZ Óscar
Movistar Team 16
6 6
 CHAMPION Thomas
Cofidis 15
7 7
 IZAGIRRE Ion
Cofidis 15
8 8
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team 12
9 9
 DEBONS Antoine
Switzerland 11
10 10
 AMADOR Andrey
INEOS Grenadiers 10

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 18:02:21
2 2
 PLAPP Luke
INEOS Grenadiers 0:46
3 3
 RUBIO Einer Augusto
Movistar Team 0:51
4 4
 QUINN Sean
EF Education-EasyPost 2:06
5 5
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 3:04
6 6
 SCHMID Mauro
Quick-Step Alpha Vinyl Team 3:22
7 7
 FISHER-BLACK Finn
UAE Team Emirates 3:56
8 8
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM 5:43
9 9
 GONZÁLEZ Abner
Movistar Team 5:44
10 11 ▲1
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost 12:30

チーム賞

Rnk Prev ▼▲ Team Class Time
1 2 ▲1  Jumbo-Visma WT 54:09:15
2 5 ▲3  Bahrain – Victorious WT 2:14
3 1 ▼2  Groupama – FDJ WT 2:20
4 3 ▼1  Movistar Team WT 2:26
5 6 ▲1  BORA – hansgrohe WT 3:30
6 4 ▼2  UAE Team Emirates WT 4:03
7 7  INEOS Grenadiers WT 5:33
8 10 ▲2  Cofidis WT 6:42
9 8 ▼1  Trek – Segafredo WT 8:42
10 9 ▼1  Israel – Premier Tech WT 10:11

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