ベルギー政府はアスリートの社会保障負担金を変更することで収入を増やすことを目指しているため、ライダーとサイクリングチームはベルギーの税制改革の影響を受ける可能性が高い。
現在、トップアスリートの社会保障負担金(NSSO)は、架空の総給与2,352ユーロ(約30万円)で計算されており、政府は、計画された変更によりさらに4,300万ユーロ(約56億円)が調達されると計算している。
これによって影響を受けるチームとライダーには、大きく隔たりがあるようだ。
ベルギー在住かどうか
ワールドツアーチームとプロチームの
- Lotto-Soudal
- Intermarché-Wanty-Gobert
- Alpecin-Fenix
は、ベルギーの他チームと比べて大きく影響をうける。
この話は、すでに今年の始めから出ており、Looto-Soudalなどは契約更新において、この問題が大きく関係していた。
Looto-Soudalのトーマス・デヘントも、契約更新が中々されなかったのも、この税制問題が絡んでいた。
ただ、同じベルギーのワールドツアーチーム、Deceuninck-Quick-Stepは、本社がウェルヘムにあるのだけど、ルクセンブルクを拠点としているため影響をうけない。
さらに、ベルギーチームに所属していても、以下の選手はモナコに住んでいるので影響がない。
- フィリップ・ジルベール Lotto-Soudal
- ティム・ウェレンス Lotto-Soudal
逆に、オランダ国民のマチュー・ファンデルプールとトム・デュムランはベルギーに住んでいるので、最も大きな影響を受けることになる。
ベルギーサイクリング連盟は政府と話していて、サッカー選手などと比べると、サイクリング選手の給料全体が低いので考えて貰いたいと言っている。
サイクリングの総賃金は1400万ドル(約16億円)で、サッカーと比べると10分の1か15分の1しかない。
もっと、裕福なスポーツスター選手が社会保障の支払いに貢献しないといけないだろう。スポーツ選手のキャリアはとても短い。
早ければ30代で仕事を離れなければならないのだから、もう少し考えなければいけないのではないかな。
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