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2025 ツール総合3位のフローリアン・リポウィッツはレースがしたいだけの自由人

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UnsplashMiltiadis Fragkidisが撮影した写真
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Red Bull – BORA – hansgroheにとっては過去最高のツール・ド・フランスの順位だったフローリアン・リポウィッツの総合3位。

ジロはジェイ・ヒンドレー、ブエルタはプリモッシュ・ログリッチが制しているので、残るはツール・ド・フランスだけだが、その可能性を垣間見せてくれたのがフローリアン・リポウィッツだ。

 

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走りたいから自由に走る

 

フローリアン・リポウィッツといえば、第18ステージの謎のアタックだ。

彼は、マドレーヌ峠でTeam Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーが繰り出したアタックについていけなかった。

単独でマドレーヌ峠をクリアーし、下りでマイヨジョーヌグループに追い付いていた。ここまでは良かったが、残り32kmから単独アタック。誰もが無謀と思ったアタックはやはりと言った感じで、残り7.7kmで捕まってしまう。

 

この失敗で、Team Picnic PostNLのオスカー・オンリーに22秒差に迫られる大ピンチに陥る。

このアタックはチームの指示ではなかった。あくまでフローリアン・リポウィッツの判断だった。まさに自由人でレースのやり方などわかっていないかのような走り。

フローリアン・リポウィッツに第3週の走り方を教えるのはチームにとって大変なようだが、それがまた面白い。

 

フローリアン・リポウィッツのコメント

自分がUCIレースを始めたのは、ほんの5年半前なんだ。それも僕の性分なんだ。総合レーサーとしては、常に忍耐強く、冷静で、エネルギーを節約しなければならない。

でも、僕はただレースをしたいだけなんだ。時々バカみたいなことをしたり、チームのスポーツディレクターは、僕にあまり満足していない時もあるだろう。でも、僕たちがここにいるのは、レースがしたいからなんだ。

この3週間で何が起こったのかを実感するには、確かに1日か2日必要だと思う。ツール・ド・フランスで表彰台に立てて本当に嬉しい。

ずっと夢見ていたが、もしかしたら実現しないかもしれないと思っていた。初めてのツール・ド・フランスで表彰台に立てたのは、本当に特別なことだ。

ポギとヨナスも見たよね…彼らは別格だ。ここ3年間は僕にとってかなり順調だったが、いつも順調とは限らず、挫折も経験するだろう。だからこそ、今この瞬間を楽しみたいんだ。

 

バイアスロンのトップアスリートの身体能力は計り知れない。何も分かっていない粗削りなフローリアン・リポウィッツは、非常に優秀だ。

散弾銃のような戦術に磨きをかければ、パリで頂点に立つ日も近いかもしれない。

フローリアン・リポウィッツの次のレースはカナダ。そして、イル・ロンバルディア。またも、タデイ・ポガチャルと戦うことになる。どんな走りを見せるか、自由な攻撃を期待したい。

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