2021年の初めにディスクブレーキに対する個人的な嫌悪感を示し、プロにおけるディスクブレーキの使用に関する議論を巻き起こしたクリス・フルーム。
Israel Start-Up Nationでの最初のシーズンに、ディスクブレーキを頻繁に使用したことを明らかにしている。
ディスクブレーキに満足したのかな?
ディスクブレーキをメインで使用
Some training days just hit different! Sunshine, good tunes & strong legs ☀️🚴♂️🎶 #cycling @QuadLockCase #quadlock pic.twitter.com/p1cuDGnCJ2
— Chris Froome (@chrisfroome) September 8, 2021
フルームは、チームスカイやイネオスで10年間、リムブレーキを搭載したピナレロのバイクに乗っていた。
だが、Israel Start-Up Nationに移籍してから、Factorのバイクに乗り換えた。
その後、Factorとそのパーツ・アクセサリー子会社であるBlack Inc.社の共同事業にも参加している。
2月に公開されたビデオで、フルームは、新しいメインレースバイク「Factor Ostro VAM」の特徴を熱心に紹介しながらも、ディスクブレーキ技術への嫌悪感を隠そうとしなかった。
個人的には、ロードバイクの技術はまだ必要なところに達していないと思っている。
止まる必要があるときには必ず止まる。乾いていても濡れていても、その役目を果たしてくれる。意図した通りに動いてくれるんだ。
ディスクブレーキの欠点は、常に擦れてしまうこと、メカニカルトラブルの可能性、オーバーヒート、5分から10分以上ブレーキをかけ続ける下り坂ではディスクが少し歪んでしまうことだ。
だが、2021年に70日間のレースを行い、その他の何百という日と時間をFactorでトレーニングし、ディスクブレーキを使用してきたフルームのテクノロジーに対する考えは進化している。
今シーズンは、ほとんどディスクブレーキを使っていて、リムブレーキでレースに出たのは1度か2度だけだ。
ロードバイクではまだ発展途上の技術だと思うし、プロレースではまだ問題がある。
しかし、これは進化している技術であり、私はFactorのメンバーと一緒に仕事をしてきた。
私はオーナーの一人でもあるので、開発とフィードバックは私の役割でもあるんだ。
フルームは、機材にはうるさい。楕円ギアなども使うし、技術オタクの面もある。最新の技術や機材、最近では血糖値モニターなども使っている。
ローターとキャリパーの間の距離は片側1~2mmと非常に短いため、オーバーヒートやゆがみの可能性があり、ディスクがキャリパーに接触してしまうこともある。
だが、業界が変化と改良を重ねているのを見てきた。だから、この技術がさらに改良され、スポーツをより安全なものにしてくれることを願っている。
フルームがメインで乗るFactor・オストロVAMにはリムブレーキオプションもあるが、レースで使ったのはわずかだ。
フルームも技術の進歩で、問題も解決されると確信しているようだ。来シーズンは、オールディスクで走るでしょうね。
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