Quick-Step Alpha Vinyl Teamは、天国と地獄が一緒にやってきたような感じだろう。
まず、レムコ・エヴェネプールは残り29,2kmからのアタックを決めて逃げ切り勝利。これは歴史的な勝利といってもよいほどのビッグニュース。
しかし、ジュリアン・アラフィリップは残り60kmでの落車でリタイヤ。チームはジュリアンとイラン・ファンワイルダーを失っている。
二人の医療アップデートがチームから報告されている。
ジュリアン・アラフィリップは重症
Following Sunday’s crash at Liège–Bastogne–Liège, we have an update on @alafpolak1 and @IlanWilder.
Read more about it and join us in wishing both a full recovery: https://t.co/HZP6oCBYNM
Photo: @GettySport pic.twitter.com/1oe5zOOPFA
— Quick-Step Alpha Vinyl Team (@qst_alphavinyl) April 24, 2022
この落車では約25人が巻き込まれており、有力ライダーも12人含まれる非常に大きな事故だった。
下りであり、時速60km/h出ている。
- ジュリアン・アラフィリップは肩甲骨の骨折、2本の肋骨の骨折、肺の虚脱
- イラン・ファンワイルダーは、顎の骨折
落車の様子をロマン・バルデが語っている。
悪夢だった。トム・ピドコックとTotalEnergiesのライダーが目の前で転倒し、僕も右側から転倒してしまった。でも、大丈夫でしたよ。見回すと、5、6メートル下にジュリアンがいた。
とてもひどい状態だったので、精神的なショックは大きかった。誰も来てくれないし、本当に助けが必要だったんだ。動けないし、息もできないし、本当に緊急事態だったんだ。
ジュリアンは意識はあったが、本当に話すことができなかった。だから、無事でいてほしい。整備士が来て、医者が来たが、道路は完全にふさがっていた。
多くのライダーが不調だったが、誰もジュリアンを見ていない。道路からも見えなかったんですね。あの後、本当にショックでした。私にとってのレースは終わった。特に怪我がないのが嬉しいだけだ。
自転車競技では、すべてが急速に変化する。でも、あのクラッシュの後は、僕にとってあまり意味のないレースになってしまった。
ウィリアム・ボネが参加した2015年のツール・ド・フランスでの大転倒を思い出した。あの事故でも多くのライダーが巻き込まれ、最悪の状況だった。
🇫🇷 Romain Bardet qui vient au secours de 🇫🇷 Julian Alaphilippe #LBL 🙏🏼 pic.twitter.com/xGndR3qqZ7
— Roue Libre (@en_rouelibre) April 24, 2022
ロマン・バルデは、間違いなく集団に復帰出来ていたはず。だけど、ジュリアン・アラフィリップのためにいち早く、崖下に降りている。バルデの行動は称賛されるべきだ。
ジュリアン・アラフィリップとイラン・ファンワイルダーは、当分復帰出来そうもない。二人共状態は安定しているということだけど、今は見守るしかない。
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