2024 パリ～ニース第1ステージ プリモッシュ・ログリッチとレムコの初対決

太陽へのレースと呼ばれるパリ～ニース。Paris-Nice(2.UWT)

今年は、BORA – hansgroheに移籍したプリモッシュ・ログリッチとSoudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプールが最初に激突するステージレースとして注目されている。

 

過去の優勝者は

• 2023   タデイ・ポガチャル
  
• 2022　プリモッシュ・ログリッチ
• 2021　マキシミリアン・シャフマン
• 2020　マキシミリアン・シャフマン
• 2019　エガン・ベルナル
• 2018　マルク・ソレル
• 2017　セルジオ・イギータ
• 2016　ゲラント・トーマス
• 2015　リッチー・ポート
• 2014　 カルロス・ベタンクール
  
• 2013　リッチー・ポート

 

第1ステージ　レ・ミュロー～レ・ミュロー　157.7km

 

セーヌ川南岸のレ・ミュローで始まる。レ・ミュロー近郊でレースを続け、選手たちは157.7km後に再び到着する予定だ。

プロトンは主にスタート地点とゴール地点の南側、非常にでこぼこした地形を走行する。

ひょっとすると、プリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプールの最初のスプリント勝負が見られるかもしれない。

 

1. 3級山岳　Côte de Bazemont  1.8 km・6.5%
2. 3級山岳　Côte d’Herbeville 　2.6 km・5%
3. 3級山岳　Côte de Bazemont  1.8 km・6.5%
4. スプリントポイント　モンテンヴィル　ボーナスタイム
5. 3級山岳　エルブヴィル峠 　2.6 km・5%

 

• BORA – hansgrohe　プリモッシュ・ログリッチ、ボブ・ユンゲルス、アレクサンドル・ウラソフ、ダニー・ファンポッペル
• Groupama – FDJ　ダヴィ・ゴデュ、ローレンス・ピティ
• Soudal – Quick Step　レムコ・エヴェネプール、イヴ・ランパールト、ジャンニ・モスコン、イラン・ファンワイルダー、マティア・カッタネオ
• UAE Team Emirates　ジョアン・アルメイダ、フィン・フィッシャーブラック、ブランドン・マクナリティ、ニルス・ポリッツ、マルク・ソレル、ジェイ・ヴァイン
• Team Visma | Lease a Bike　マッテオ・ヨルゲルソン、クーン・ボウマン、オラフ・コーイ
• INEOS Grenadiers　エガン・ベルナル、カルロス・ロドリゲス、オマール・フライレ
• Lidl – Trek　マッズ・ピーダスン、マティアス・スケルモースイェンセン、ジャスパー・ストゥイヴェン
• Decathlon AG2R La Mondiale Team　フェリックス・ガル、サム・ベネット、ドリース・デポンド、オレリアン・パレパントル
• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ、ディラン・フルーネウェーヘン、ルーク・プラップ
• Cofidis　ヨン・イサギレ、ブライアン・コカール、ゴルカ・イサギレ
• Bahrain – Victorious　ペッリョ・ビルバオ、サンティアゴ・ブイトラゴ、フレッド・ライト
• Arkéa – B&B Hotels　アルノー・デマール、ユエン・コスティウ
• Lotto Dstny　アルノー・デリー、ヴィクトール・カンペナールツ、パスカル・エーンクホーン
• EF Education – EasyPost　リゴベルト・ウラン、シュテファン・ビッセガー
• Astana Qazaqstan Team　アレクセイ・ルツェンコ、アロルド・テハダ、クリスチャン・スカローニ
• Movistar Team　ルーベン・ゲレイロ、レミ・カヴァニャ
• Team dsm-firmenich PostNL　ファビオ・ヤコブセン
• Alpecin – Deceuninck　カーデン・グローブス、ジェイソン・オズボーン
• Israel – Premier Tech　ヤコブ・フルサン、パスカル・アッカーマン
• Intermarché – Wanty　ヘルベン・タイッセン、リリアン・カルメジャーヌ、ゲオルク・ツィンマーマン
• TotalEnergies　ピエール・ラトゥール、アントニー・テュルジス
• Tudor Pro Cycling Team　マイケル・ストーラー、マッテオ・トレンティン、アーヴィッド・デクレイン

 

スタート

先頭にはレムコ・エヴェネプールとプリモッシュ・ログリッチが並んでいた。今日も最初から勝負か。

 

少し曇り空の中ニュートラルスタート。左端は INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルだ。

 

3人の逃げ

3人が逃げている。

1. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost
2. ヨナス・ルッチ　EF Education-EasyPost
3. マチュー・ブルゴドー　TotalEnergies

 

残り68.9km。タイム差は1分45秒。

 

3級山岳　Côte d’Herbeville 　2.6 km・5%

山岳ポイントめがけて、マチュー・ブルゴドーがスパート。

 

ここはEF Education-EasyPostのヨナス・ルッチが先着。今日の山岳賞ジャージを狙っている。

1. ヨナス・ルッチ　EF Education-EasyPost　3ポイント
2. マチュー・ブルゴドー　TotalEnergies　2ポイント
3. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost　1ポイント

 

残り1周

55秒差で残り1周に。

 

集団はLidl – Trekのティム・デクレルク先頭で通過。

 

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンは、パンクから復帰中。

 

残り44.2km。3人はアタック合戦に。次の山岳ポイントまでにEF Education-EasyPostの二人はマチュー・ブルゴドーを落としたい。

 

シュテファン・ビッセガーがアタックしては、マチュー・ブルゴドーが追いかけるというパターンが続く。

 

まただ。これでヨナス・ルッチは足をためることができる。マチュー・ブルゴドーが追わなければ、シュテファン・ビッセガーは単独で逃げれるし。

 

3級山岳　Côte de Bazemont  1.8 km・6.5%

先頭3人は山岳ポイントに向かう。

 

シュテファン・ビッセガーは先頭から切れてしまう。

 

二人の戦いとなるけど、もう集団も迫ってきている。

 

あっという間に集団が追いついてきた。

 

山岳ポイントまで800mで先頭二人は捕まる。

 

しかし、またも二人は山岳ポイント争いに。

 

ここもヨナス・ルッチが先頭通過。

 

これで初日の山岳賞ジャージをヨナス・ルッチがゲットだ。

1. ヨナス・ルッチ　EF Education-EasyPost　3ポイント
2. マチュー・ブルゴドー　TotalEnergies　2ポイント
3. シュテファン・ビッセガー　EF Education-EasyPost　1ポイント

 

2024 UAEツアーのスプリントで2回2位になっていたTudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレインは上りで遅れてしまう。

 

残り21.6km。集団は高速で突き進むだけ。最後の山岳でドンパチとなるか。

 

スプリントポイント　モンテンヴィル　ボーナスタイム

Soudal – Quick Stepが先頭にたって集団を引き延ばす。

 

Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンがアタック!

レムコ・エヴェネプールとヴィクトール・カンペナールツが追う。

 

ここはマッテオ・ヨルゲルソンがトップ通過。2位はレムコ・エヴェネプールだ。

1. マッテオ・ヨルゲルソン　Team Visma | Lease a Bike　10ポイント・6秒
2. レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step　6ポイント・4秒
3. エガン・ベルナル　 INEOS Grenadiers　4ポイント・2秒

 

レムコ・エヴェネプールがそのままスパート。

 

これに INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルも加わる。

 

このままいくと面白いのだけど。

1.  レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step
2. エガン・ベルナル　 INEOS Grenadiers
3. ヴィクトール・カンペナールツ　Lotto Dstny
4. マッテオ・ヨルゲルソン　Team Visma | Lease a Bike

 

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンも切れた。

 

レムコ・エヴェネプールは、集団が来たので足を止める。

 

残り15.3km。集団にレムコが飲み込まれる。

 

3級山岳　エルブヴィル峠 　2.6 km・5%

登りとなりSoudal – Quick Stepのマティア・カッタネオが前に出てくる。

 

レムコ・エヴェネプールは、先頭付近に。

 

Lotto Dstnyのアルノー・デリーは、集団後方で厳しい。

 

 INEOS Grenadiersのオマール・フライレが先頭に。

 

またも、レムコ・エヴェネプールがスパートだ。

 

プリモッシュ・ログリッチもきている。白いジャージは、UAE Team Emiratesのフィン・フィッシャーブラックだ。

 

レムコ・エヴェネプールは、かまわずに先頭を引き続ける。

 

後ろが離れたら、一人でいくつもりだ。

 

猛烈なスピードで峠を目指す。

 

時速40kmで山岳ポイントをクリアー。

1. レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step　6ポイント
2. プリモッシュ・ログリッチ　Team Visma | Lease a Bike　4ポイント
3. フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates　2ポイント

 

少し集団はばらけた。

 

 INEOS Grenadiersのエガン・ベルナルが先頭に出て逃げを作ろうとする。

 

攻撃的なエガン・ベルナルが戻ってきた!

 

あ～、だけど集団も戻ってくる。

 

Soudal – Quick Stepがまたも先頭に。

 

Astana Qazaqstan Teamのアレクセイ・ルツェンコも切れている。

 

Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンが行こうとするとレムコがチェックに。

 

Arkéa – B&B Hotelsのアルノー・デマールも切れている。

 

Lidl – Trekが集団の前に。

 

残り10.1kmでTotalEnergiesのアントニー・テュルジスがアタック!

 

レムコは、反応せずに見送り。残り10km。アントニー・テュルジスはどこまで逃げれるか。

 

残り9kmで9秒差に。

 

残り8km。12秒に開く。

 

Cofidisはブライアン・コカールが残っているので集団をけん引する。

 

残り2.6kmでアントニー・テュルジスの後ろに集団が迫る。

 

残り1.8kmでアントニー・テュルジスは捕まった。

 

残り1.6km。 INEOS Grenadiersのオマール・フライレが先頭に。

 

残り1.4km。Team Visma | Lease a Bikeがオラフ・コーイのために集団先頭に。

 

Lidl – TrekとTeam Visma | Lease a Bikeの戦いだ。

 

Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンがマッズ・ピーダスンをリードアウト。後ろは、オラフ・コーイだ。

 

マティアス・スケルモースイェンセンがマッズ・ピーダスンを引きまくる。

 

マティアス・スケルモースイェンセンから発射された、マッズ・ピーダスンがスパート。

 

最終コーナーをマッズ・ピーダスン先頭で曲がっていく。しかし、これは～。

 

まだ、ゴールまで100m以上ある。

 

 

マッズ・ピーダスンの後ろから、オラフ・コーイがまくりにはいる。その後ろは、Groupama – FDJのローレンス・ピティだ。2024 カデル・エヴァンス・グレートオーシャンレースを制している。

 

オラフ・コーイがマッズ・ピーダスンと並んだ。

 

二人の一騎打ちだ。

 

二人がゴールでハンドルを投げた!

 

ゴールラインで並んでいる。勝ったのはどっちだ?

 

オラフ・コーイが手をあげた!

 

オラフ・コーイが2023ブエルタ・ア・エスパーニャのスプリント王を破った。

 

オラフ・コーイは、これが今シーズンの3勝目となった。明日はリーダージャージで出走だ。

 

みごとに、オラフ・コーイがマッズ・ピーダスンを差し切っている。まあ、ゴール手前150mくらいからマッズ・ピーダスンがリードアウトしたようなものだ。

マッズ・ピーダスンは、少しだけ先頭に立つのが早かったが仕方ない。

 

リザルト

オラフ・コーイのコメント

タフだったけど、どうしても勝ちたかったんだ。集団の中ではいい位置にいたけれど、登りであきらめなければならなかった。

ラスト20kmにはさらに2つの上り坂があったが、なんとかそれを乗り切ってますね。

だから、ステージ優勝を狙うことになった。最終的には大変だったけど、勝ててとても嬉しい。このフィニッシュはマッズ・ピーダスンに合っていた。

去年もここでいい勝負ができたし、今回もそうだけど、特に勝ててうれしい。昨年のパリ～ニースでの勝利はとても素晴らしかった。

明日のステージはスプリントでも僕に合っているから、イエロージャージで走れるのはとても嬉しい。毎日、可能な限り最高を目指すよ。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞