パリ~ニースで今回優勝候補とされているレムコ・エヴェネプールとプリモッシュ・ログリッチ。
まずは、初日のボーナスタイムとゴールスプリントが注目された。
ボーナスタイムの戦いは
🏁 17km
🟢 Sprint intermédiaire 🟢
📍 Montainville1️⃣ 🇺🇸@matteojorg, 10pts, 6”
2️⃣ 🇧🇪@EvenepoelRemco, 6pts, 4”
3️⃣ 🇨🇴@eganbernal, 4pt, 2”🚀 Les candidats au général se découvrent et insistent après le sprint !
🚀 The GC contenders take the bonus seconds and attack after the… pic.twitter.com/0KPDrw7aAP
— Paris-Nice (@ParisNice) March 3, 2024
ゴール手前17kmにあったスプリントポイントのモンテンヴィルには、6秒・4秒・2秒のボーナスタイムが設定されていた。
ゴールの10秒・6秒・4秒には及ばないけど、途中で貰えるタイムとしては大きい。
Soudal – Quick Stepが集団先頭で絞っていたけれど、ポイント前で鋭いアタックをかけたのは、Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソンだった。
それを追うのは、ようやく姿を現したレムコ・エヴェネプール。レムコは2位で4秒のボーナスタイムを獲得すると、矢のように走り出した。
エガン・ベルナル、マッテオ・ヨルゲルソン、ヴィクトール・カンペナールツも攻撃に力を貸したが、他のメンバーはスプリンターのために足を止めていたために、レムコは攻撃をやめている。
ただ、不思議なのは、いつもならば貪欲にボーナスタイムを狙ってくるプリモッシュ・ログリッチが来なかったことだ。
3級山岳 エルブヴィル峠 2.6 km・5%
Egan Bernal & Remco Evenepoel Strike Early in #ParisNice 🚴💨 #Cycling #RaceOn pic.twitter.com/oerFXzQgGT
— FloBikes (@flobikes) March 3, 2024
ここでもレムコ・エヴェネプールは、峠の手前からアタック。後ろには、プリモッシュ・ログリッチが張り付く。ボーナスタイムでは動かなかったけれど、レムコの逃げ切りを心配したのだろう。
下ってからは、エガン・ベルナルも逃げの先頭に立ってけん引したけれど、ここでもスプリンターチームのアシストに引き戻されてしまった。
まあ、流石に逃げ切るにはリスクが大きすぎる。ただ、これらの動きに関してレムコはゴール後に語っている。
Here he is!
Belgian Champion @EvenepoelRemco is ready for #ParisNice, his first outing in a French stage race in the pro ranks! pic.twitter.com/dUndnIgcyT
— Soudal Quick-Step Pro Cycling Team (@soudalquickstep) March 3, 2024
いい1日だった。チームメイトがうまくサポートしてくれたし、すでに数秒を稼ぐことができた。
最後の上りで究極のアタックにチャレンジしてましたが、下りでライバルたちの協力は得られませんでしたね。
それは彼らの権利だった。多くの選手はスプリンターも連れていいしたね。例えば、マッテオ・ヨルゲンソン。Team Visma | Lease a Bikeは最終的にオラフ・コーイで勝利を得ている。
そしてBORA – hansgrohe。プリモッシュ・ログリッチもいたが、彼らはスプリンターを待っていたのか? それとも、できなかったのだろうか?私にはわからない。
でもとにかく、自分たちは計画を実行しようとしたんだ(笑)。
それが私たちのスタンスでもある。誰のことも見ていないし、今週はずっとそうだろう。今週はすでにいいスタートが切れている。
そこに行けば2番目にボーナスがもらえるだろうということは、わかっていた。
攻撃は勝利には結びつかなかったが、ボーナス4秒を余分に稼いだ。これも計画の一部だったの?
偵察周回ですべてを注意深く見ていたし、秒を稼ぐためにアタックすることはあらかじめわかっていたんだ。
中間スプリントでベルギーチャンピオンに勝てたのは、マッテオ・ヨルゲンソンだけでしたね。ただ、最後のゴールスプリントには参加してなかったようですが。
スピードが足りなかったかもしれない。マッズ・ピーダスンはとてもハードに引っ張った。まあ、ニースはまだ遠いからね。
結局、レムコはレムコらしく、いつもの攻撃的なレース展開をみせてくれた。第3ステージには、26.9kmのタイムトライヤルが待っている。
世界王者のレムコにかなう相手はいないと思うけど、プリモッシュ・ログリッチがボーナスタイムを狙わなかったのが本当に不思議だ。数秒でも大切なはず。
残るステージも山岳が多い。ここで、プリモッシュ・ログリッチは逆転を狙っているはずだ。しかし、レムコに防御態勢を取られるとタイムを削るのも難しい。
山岳で、どうプリモッシュ・ログリッチが攻撃してくるのか見ものだ。
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