2024 ツール・ド・フランス第6ステージ　あ～バットマン!

第5ステージでは、マーク・カヴェンディシュがついにエディ・メルクスの記録を抜いてツール・ド・フランス35勝目でツール最多勝を更新。

ほんと、初日と2日目の遅れる様子を見ていると、信じられないような結果だ。39歳でスプリントで勝利するというのは通常考えられない。歴史に残る偉大なスプリンターというしかない。

第6ステージもスプリンターにチャンスがある。

 

第6ステージ マコン～ディジョン   163km

 

ソーヌ川のほとり、ワインの産地のマコンからスタート。ゴールは800mの直線。最速の男たちのスプリントで決着だ。

 

 

1. 4級山岳　ボワ・クレール峠 (1.7 km・6%)
2. スプリントポイント　Cormatin

 

スタート

ツール35勝となったマーク・カヴェンディシュは最前列に。スタート前に、マーク・カヴェンディシュとジャスパー・フィリップセンは昨日の斜行の警告を受けている。

Bahrain Victoriousのヒィル・バウハウスは、降格処分に昨日のレース後になっている。

 

第6ステージ開始時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　ビニヤム・ギルマイ　Intermarché – Wanty
• 山岳賞　ヨナス・アブラハムセン　Uno-X Mobility
• 新人賞　レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step

DNSはなし

 

ニュートラルスタート。

 

Lidl – Trekのマッズ・ピーダスンは、昨日落車したが、出走。左膝には包帯が。

 

オフィシャルスタート。

 

60km/h前後で進んでいて誰も出ない。

 

マッズ・ピーダスンは、最後尾。左肘も包帯が巻かれている。

 

4級山岳　ボワ・クレール峠 (1.7 km・6%)

あと5kmで4級山岳。

 

タデイ・ポガチャルも前に。Intermarché – Wantyのヘルメットはもうじき発売。カバーを瞬間接着剤でくっつけている。白い部分がカバーとなっている。

名前は、UvexのSurge Aero 2-in-1 ヘルメットだ。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーも前で登っている。

 

雨が降ってきた。

 

ヨナス・アブラハムセンが、今日は早くからポイントを目指す。

 

Cofidisのアクセル・ジングルがきた。しかし、二人は話をしてポイントは争わないと。

 

ヨナス・アブラハムセンがトップ通過。

1. ヨナス・アブラハムセン　Uno-X Mobility　1ポイント

 

集団は30秒差で通過。

 

二人で逃げだした。Uno-X Mobilityのバイクは、台湾のバイクメーカーDareの新型らしいので良くみていたい。

 

残り140.8kmで42秒差。

 

スプリントポイントまで逃げるのかと思っていたら、二人共足を止めて集団に戻った。

 

スプリントポイント　Cormatin

スプリントポイント前で、ヴィクトール・カンペナールツが猛烈にスパート。

 

トップ通過はジャスパー・フィリップセン。

 

ポイント賞ジャージのビニヤム・ギルマイが2位。

1. ジャスパー・フィリップセン　Alpecin-Deceuninck　20ポイント
2. ビニヤム・ギルマイ　Intermarché – Wanty　17ポイント
3. マッズ・ピーダスン　Lidl – Trek　15ポイント
4. アルノー・デマール　Arkéa – B&B Hotels　13ポイント
5. ブライアン・コカール　Cofidis　11ポイント　
6. アルノー・デリー　Lotto Dstny　10ポイント
7. サム・ベネット　Decathlon AG2R La Mondiale Team　9ポイント
8. マイク・テウニッセン　Intermarché – Wanty　8ポイント
9. ローレンツ・レックス　Intermarché – Wanty　7ポイント
10. ドリアン・ゴドン　Decathlon AG2R La Mondiale Team　6ポイント
11. ダニー・ファンポッペル　Red Bull-BORA-hansgrohe　5ポイント
12. ジェイ・ヒンドリー　Red Bull-BORA-hansgrohe　4ポイント
13. オリバー・ナーセン　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント
14. プリモッシュ・ログリッチ　Red Bull-BORA-hansgrohe　2ポイント
15. オスカー・オンリー　Team dsm-firmenich PostNL1ポイント

 

 

Groupama – FDJのケヴィン・ゲニッツがパンク。

 

Lotto Dstnyのヴィクトール・カンペナールツが動きだした。風での攻撃だ。

 

危険を察知した、タデイ・ポガチャルが前に出てくる。

 

本格的な攻撃は起こらず。また40km/hペースに戻った。

 

ワウト・ファンアールトが先頭に。昨日は足の調子が悪かったので参加しなかったというが、今日は狙うと言っている。それなのに集団けん引するのは何故?

 

昨日落車したクリストフ・ラポルトが先頭に。

 

ティシュ・ベノートもペースアップに加わる。

 

フランス王者のポール・ラペイラが遅れている。

 

マーク・カヴェンディシュもトラブル。バイク交換だ。マーク・レンショーに送り出される。

 

集団が割れ始めた。

 

マチュー・ファンデルプール、タデイ・ポガチャルがペースアップに加わる。

 

21秒離れた。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーも先頭交代に加わる。24秒差に。

 

26秒差。後ろには、フアン・アユソー、ディラン・フルーネウェーヘン、ジョアン・アルメイダなどがいる。

 

マーク・カヴェンディシュは1分21秒差。カメラマンの肩に手をかけて話ししていた。

 

19秒差に。

 

遅れていた集団が追いついた。

 

マーク・カヴェンディシュも戻ってきた。あと35秒。

 

オフィシャルカーにカーべーしているけど、大丈夫?

 

マチュー・ファンデルプールがボトル補給で前に。

 

マーク・カヴェンディシュは、バイクを元の物に変えて戻ってきた。

 

残り49.4km。このままかな。

 

大きな落車。Uno-X Mobilityのヨナス・アブラハムセンが巻き込まれている。

•  ヨナス・アブラハムセン (Uno-X Mobility)
•  ヨハネス・クルセット (Uno-X Mobility)
• フレッド・ライト (Bahrain – Victorious)
• トビアスハラン・ヨハンネセン (Uno-X Mobility)

 

落車に巻き込まれたライダーが戻ってくる。

 

これは追いつきそうだ。

 

残り31.8km。50km/hで進んでいる。

 

残り22.9km。風はかなりある。

 

各チームのスプリンターは前に集まってきている。

 

残り14.2km。56km/hとペースが上がる。

 

残り10kmのゲートを越えた。

 

あっと、落車。

 

EF Education-EasyPostのライダーが落車だ。

 

Astana Qazaqstan Teamが前で陣どる。

 

残り5km。今は向かい風だ。

 

ビニヤム・ギルマイはかなり前。マーク・カヴェンディシュは、守られている。

 

サム・ベネットのためにDecathlon AG2R La Mondiale Teamが先頭に。

 

右からヨナス・アブラハムセンが先頭にたってアレクサンダー・クリストフをリード。

 

ヨナス・アブラハムセンが先頭に。

 

まだ、Uno-X Mobilityが先頭。

 

残り1kmを切っている。

 

Uno-X Mobility先頭で最後のカーブに。

 

最後は800mの直線だ。

 

マチュー・ファンデルプールが先頭に立った。これは必勝パターンか。

 

マチュー・ファンデルプールが、残り100mで引き終わる。

 

 

左から、ジャスパー・フィリップセン、フェルナンド・ガビリア、ビニヤム・ギルマイ、アルノー・デリー、ディラン・フルーネウェーヘン。

 

だれが先頭なのか?

 

ゴールでハンドルを投げた～!

 

あ～、勝ったのはバットマンだ!

 

反対側のジャスパー・フィリップセンを破っている!

 

やっぱりバットマンのくちばしは偉大だ。ディラン・フルーネウェーヘンが言っていた写真判定になることがあるというのが本当だった。

 

ディラン・フルーネウェーヘンは、今シーズンの5勝目。ツールでは通算6勝目となった。

偉大なりバットマン!

 

リザルト

ディラン・フルーネウェーヘンのコメント

とてもうれしい。事前に、優勝して赤白青で写真を撮れたらいいね、と言っていたんだけど、ライン上で祝うことができなかった。残念だよ(笑)。

昨日はまだガッカリしていたから、本当にホッとしている。チームはいい仕事をしてくれたのに、僕はゴールできなかった。今日はまたうまくいったし、落ち着いていられた。

最後のストレートでフィリップセンと優勝争いをしましたね。

このような横並びのスプリントは好きだ。ゴールラインでの勝利もいいものだ。最初の週に勝てたことは、特にチャンスを逃した後だし、このような強力なスプリント集団の中で勝てたことは大きな意味がある。

 

5位　Lotto Dstnyのアルノー・デリー

3回目のスプリントで、僕はまだそこにいる。前の2回のスプリントはちょっと悔しかったけど、今回はスプリントでリードしたときに本当にブロックに入ったんだ。だからこの結果には満足している。

ラスト1kmでは一人でしたね。

ラインから1.6kmキロのところでセドリック・ブーレンスを失ってしまった。マチュー・ファンデルプールとジャスパー・フィリップセンを見て、彼らのホイールを選んだんだ。少しスタートが早すぎたかもしれないけれど、これは悪くない。

 

第6ステージ　リザルト

2位はジャスパー・フィリップセン降格のためにビニヤム・ギルマイ。これについては別記事で。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞