ツアー・オブ・マグニフィセント・チンハイに出場していた南アフリカのプロ選手、ウィリアム・スミットが、第1ステージでビデオ録画機能付きのサングラスを着用してレースを撮影したため、大会から失格処分となった。
彼はこの厳しい処分を受け入れる一方で、ツール・ド・フランスにおいて手持ちカメラでの撮影が事実上許可されている現状との矛盾を指摘している。
AIグラスはだめ?
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かつての自転車レースにおける7月の失格騒動といえば、休息日に発覚する大規模な血液ドーピングなどが定番であった。
しかし現在、その議論の的はAIを搭載したビデオ録画用のスマートグラスへと移り変わっている。
ワールドツアーチームのKatushaやBurgos-BHに所属し、過去5年間はアジアを拠点に活動している33歳のウィリアム・スミットは、西寧周辺で行われた第1ステージの終盤に発生した深刻な落車を含む映像をInstagramに投稿した。
彼が撮影に使用したのは、12メガピクセルの3Kカメラとオープンイヤースピーカーを搭載したOakley Meta Vanguard Performance AI glassesだ。
しかし、この映像が決定打となり、彼はレースから即座に除外されることとなった。
コミッセールは、4月に導入されたばかりの「自転車にマウントされていない、データの取得や送信が可能なスマートデバイスの使用を禁じる」という新規則を失格の根拠とした。
14年間のプロキャリアで初の失格処分を受けたウィリアム・スミットは、この新規則の存在を把握していなかったと説明している。
彼は「警告や罰金、あるいはイエローカードでも十分だったのではないか」と不満を漏らしている。そりゃそうだ。遠くまで来ているのに失格となるとレースに出れないのだから。
ツール・ド・フランスではカメラOK
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さらに彼は、Lidl-Trekのトムス・スクインシュが先週のツール・ド・フランスで手持ちカメラを使用して、ヴィクトール・カンペナールツにインタビューを行っている動画を引き合いに出した。
「ツール・ド・フランスで手にカメラを持ってVlogを撮影することは完全に合法なのに、カメラがサングラスに内蔵されているというだけで自動的に失格になる理由が理解できない」と強く疑問を呈している。
スミットによれば、彼のサングラスはスマートフォンと接続しない限りAI機能を持たず、自転車乗車中は純粋なビデオ録画機能しか果たさないという。
UCIから直接の失格要請があったことを知らされた彼は、最終的に規則を尊重して処分を受け入れるとした。
しかし同時に、ハンドルから手を離す必要がなく注意もそらさないサングラス内蔵カメラよりも、世界最大のレースにおいてGoProを手持ちで操作する方が常識的に考えてはるかに危険であると、現在の規則の運用に対して苦言を呈している。




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