CarbonWorksは、世界最軽量のボトルゲージを作成しているカーボン製品のスペシャリスト。
2019年に無塗装ならば4gという超軽量のボトルゲージを発売している。
CarbonWorksは、サイクリングアクセサリーブランドのTopeakが販売しているFeza Cage Tubular Carbon R10が、デザイン特許を侵害していると非難している。
デザイン特許の侵害なのか?
確かに良く似ている。だが、Topeakが販売しているFeza Cage Tubular Carbon R10は、結構前から販売されている。
Amazonでも販売しているほどだ。
何故、今頃になってCarbonWorksが非難したかというと、海外サイトroad.ccが、Feza Cage Tubular Carbon R10製品のレビュー記事を乗せたからだ。
それまで、こんな同じようなデザインの製品があるとは思っていなかったのだろう。
CarbonWorksの創設者Simon Bühlerは2015年にボトルゲージのデザインを特許申請しており、ドイツ特許商標庁に認められている。
Bühlerは、2015年ドイツ軍に勤務していたときに、自然に触発されて「ボトルケージ」のデザインを思いついたと言う。
「このような状況で、森の木々や植物と同じバイオニック デザインの軽量で新しいボトルケージを作ることを思いついた。丸くて中空の構造は、多くの草や植物に見られる。チューブなどとの一体的な接続を行う…アイデアが生まれた。」
CarbonWorksは、スタッフ3人という小さな会社。
大企業のTopeakにかなうはずもない。さらに、創設者のSimon Bühlerは、マニュアルも盗用されていると主張している。
Topeakのマニュアルでは、カーボンの表面層をコピーして傷から保護していると述べている。
CarbonWorksは、Topeakが独自のR10マニュアルで、CarbonWorksのマニュアルからの同様のイメージとアドバイスも使用しているように見える、と主張している。
Topeakが実際に、CarbonWorksのデザイン特許とか知っていたのかはわからない。
topeakは、台湾サイクルショーで、10gの軽量ボトルゲージを出展している。これもデザインが良く似ている。
CarbonWorksは、弁護士を雇って訴えることになっている。今後、どうなるかはわからないが、今更販売中止とかも難しいのでは。結果がどうなるのか注目しておきたい。
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