昨年は、タデイ・ポガチャルがシーズン最初のステージレースとして走ったスペインのClàssica Comunitat Valenciana。総合優勝を決めていたけど。
これと、よく似た名前のレースだが、ワンデイレースのClàssica Comunitat Valenciana 1969がスペインで開催された。
ワールドチームの参加はないが、フランスからアルケア・サムシックとトタル・ディレクトエネルジーが参加している。
La Nucia › Tavernes de la Valdigna 96.9km
アリカンテ州で最も象徴的な港の1つであり、冬の間多くのプロチームがトレーニングするコルデレートで開催されるレース。
コースは96.9kmととても短い。最初に山岳があるが、間違いなくスプリントで決着のつくコース設定となっている。
スタートしてすぐに、二人が逃げるが当然つかまる。
山岳に入り、アルケア・サムシックのエリ・ジェスベールがアタックをかける。山岳の得意な選手でツールにも2度出場。
2019ツアー・オブ・オマーン総合5位。ツール・ド・レン総合4位と活躍している選手だ。
後ろから、Filippo Zana (Bardiani-CSF-Faizanè)が追いついて2人で山岳をランデブーで走る。21歳の若者だが2020ジロ・デ・イタリアにも出場している。
下りになって、Filippo Zanaは一人で走り続ける。だが、下り終わる前に集団に追いつかれてしまう。
距離が短いし平坦なので、ラスト50kmを切って一列棒状で進む。ここから逃げることは出来ないだろう。
わずかでも登りがあると、誰か逃げ出そうとするが集団の力が強く逃がせてもらえない。
残り33kmになって、アルケア・サムシックとトタル・ディレクトエネルジーが先頭を60kmオーパーで引きだす。集団分断は見事に成功するのだけど~。
一時は、集団が大きく割れていたが、また一塊に戻った。ラスト16kmで3人が逃げたがそれもすぐに捕まる。もう、ゴールまで距離がないのでスプリントに向けて走り続けるのみだ。
ラスト4kmから一人が逃げるがすぐに捕まる。Burgos-BHの RUBIO Diegoだ。
ゴールは、スプリントトレインは綺麗に出来なかったが、ロレンゾ・マンザン(Team Total Direct Energie)が勝利。
Commencer la saison de la meilleure des manières ! Bravo les gars !! ✊#AllezTotalDirectEnergie⚡️l #ClàssicaCV1969 pic.twitter.com/maBjf4AH8b
— Team Total Direct Energie (@TDE_ProCycling) January 24, 2021
チームメイトに感謝したいと述べている。
26歳で元々はFDJに2015年から所属、2020年にVital Concept – B&B Hotelsから移籍。プロ通算6勝目を最初のレースで飾ることが出来た。
Team Total Direct Energieは、幸先の良いシーズンでまずは1勝だ。
リザルト
- ロレンゾ・マンザン(Team Total Direct Energie)
- ARISTI Mikel(ARISTI Mikel)
- CAPIOT Amaury(Team Arkéa Samsic)
- SANZ Enrique(Equipo Kern Pharma)
- GONZÁLEZ David(Caja Rural – Seguros RGA)
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