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ワールドカップ第5戦 オーベレルエイセ ワウト・ファンアールトは総合トップ維持を出来たか?

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Image by Myriams-Fotos from Pixabay
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ワールドカップ第5戦 オーベレルエイセがベルギーで行われた。

前日のX2Oトロフェー第6戦ハンメではマチュー・ファンデルプールが、ワウト・ファンアールトを下して優勝。

ワウト・ファンアールトはワールドカップでは総合トップのポイントを稼いでいるので今日の戦いは負けられない。

しかも、1週間後に迫る世界選手権にむけてマチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの最後の戦いとなる。

 

 

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ワールドカップ第5戦 オーベレルエイセ

コースマップ photo uci

林間コースも取り入れられたコース設定は、前日の雨でドロドロの部分が多数ある。下りとかでは、結構滑ってこける選手が続出した。

慎重に走っていても、ハンドルを取られて落車してしまうのだから、どうしようもない。

 

 

女子エリート

photo tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

女子は前日に続いて、セイリン・アラマバードが最初からトップを走る。2位ルシンダ・ブランド。3位にデニス・ベッセマが続いている。

 

1周目を終わって、ほとんど差はない。

 

バイク交換で、ルシンダ・ブランドが一時トップに立ったが、今日のセイリン・アラマバードは昨日に続いてスピードが違う。なんなくトップを奪い返している。

 

2周目に入り、デニス・ベッセマが2位に上がってくる。今シーズン絶好調だったルシンダ・ブランドは昨日、今日といい調子がいいようには見えない。

 

先頭を快調に走っていたセイリン・アラマバードはドロドロのカーブで真っすぐ柵に走ってしまい落車。

 

落車の間に、2位のデニス・ベッセマに抜かれてしまう。

後ろからはルシンダ・ブランドも追い付いてきた。

 

バイクを担いで走るパートでルシンダ・ブランドが一気にトップに立つ。

 

ロードの山岳のような勾配の登りで再び、デニス・ベッセマがトッブに立つ。前日のX2Oトロフェー第6戦ハンメ第2位のマノン・パッカーもトップ争いに加わってきた。

 

先頭はマノン・パッカーから、ルシンダ・ブランドに目まぐるしく変わる。

 

バイクの担ぎの登りがルシンダ・ブランドは速い。セイリン・アラマバードと二人で抜け出した。3位にはアメリカチャンピオンのクララ・ホンシガーが上がっている。

 

デニス・ベッセマも下りで滑ってしまい、タイムロスする。5番手まで落ちてしまった。

 

最終周回の5周目に入り、石畳の登りでセイリン・アラマバードがルシンダ・ブランドを抜き返す。

 

バイク交換から、一気にスパートをかけたセイリン・アラマバードがリードを奪う。

 

セイリン・アラマバードは最後は、2位のルシンダ・ブランドに20秒もの差をつけてゴール。力強さが違っていた。

3位には前日2位のマノン・パッカーがルシンダ・ブランドと1秒差でゴール。信じられないといった表情でゴールしたが、強さは本物だ。

 

リザルト

  1. セイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix) 49:48
  2. ルシンダ・ブランド(Telenet Baloise Lions)  +00:20
  3. マノン・パッカー(CREDISHOP-FRISTADS)  +00:21
  4. クララ・ホンシガー (Cannondale Cyclocrossworld.com)  +00:34
  5. デニス・ベッセマ(Pauwels Sauzen-Bingoal) +00:40

 

男子エリート

スタートから登りとなるコースで、最初に後方で落車がおこる。

 

スタートして1分でトーン・アールツが先頭に。2番手はマチュー・ファンデルプール。

 

ワールドカップリーダージャージのワウト・ファンアールトがトップに立つ。後ろに続くのはマチュー・ファンデルプールだ。

今日のワウト・ファンアールトは素晴らしいスタートを切れた。これは好勝負になりそうだ。

 

2周目に入り、後方からはトム・ピドコックが8秒差で追ってきている。しばらくは二人のランデブーが続きそうだ。

 

カーブで2度ほど、滑ったマチュー・ファンデルプールだったが、すぐに間を詰めて後ろに張り付く。

 

マチュー・ファンデルプールは、ワウト・ファンアールトの登りでの僅かなスピードダウンを見逃さずに前に出る。

 

なんと、不運。マチュー・ファンデルプールがパンクしてしまう。一気にワウト・ファンアールトに置いていかれた。後続からは3位グループも迫ってくるがピットが遠い。

 

前を走るワウト・ファンアールトは下りのカーブで派手に落車してしまう。すでに19秒のタイム差があるので問題なく立ち上がって走り続ける。

 

マチュー・ファンデルプールは、パンクで19秒あったタイム差を10秒まで縮めてきた。昨日のレースでは最後疲れたと言っていたが、追うほうが力が入りやすいのだろうか?

 

ここの下りは、もうドロドロでバイクを降りて押すしかない。4周目に入り、二人のタイム差は再び19秒まで広がる。

ワウト・ファンアールトも落車のショックはないようでペースが戻ってきた。

 

トム・ピドコックも豪快にこけてしまう。

 

6周目に入り、再びタイム差は11秒まで縮まってくる。後ろに姿が見えるようになってきた。こうなると追いつくのは時間の問題だが、距離が足りるかな。

 

6秒までタイム差は縮まっていたが、マチュー・ファンデルプールはカーブで派手にこけてしまう。これは勝負あったか。登りでも少しペースが乱れてタイム差が広がってしまう。

 

ワウト・ファンアールトは全くペースを落とすことなく走り続ける。マチュー・ファンデルプールは完全に精神的に切れてしまった。1分以上のタイム差が開いてしまう。

 

ワウト・ファンアールトはこれで5勝目。ワールドカップの総合優勝も決めた。残るのは世界選手権だけだ。

だが、今日はマチュー・ファンデルプールがパンクによって遅れたのが残念。6秒差まで迫った時には追いつくと思ったけど落車によって完全に切れてしまう。

二人の対決は、1週間後の世界選手権だ。パンクなどの不可抗力によって勝敗がつくことのないように願いたい。

 

リザルト

  1. ワウト・ファンアールト(Team Jumbo-Visma)   1:05:57
  2. マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix)  +1:03
  3. トム・ピドコック (Trinity Racing) +2:07
  4. マイケル・ファントーレンハウト(Pauwels Sauzen-Bingoal) +2:24
  5. トーン・アールツ(BaloiseTrek Lions)  +2:49
こちらはフル動画

※レースハイライトはのちほど追加予定

 

 

 

 

 

 

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