いつもは、ツールで総合順位を落としたライダーに焦点を当てるのだけど、今回の第18ステージでは、総合順位をあげたライダーを紹介。
それは、イツリア・バスクカントリーで重症をおったTotalEnergiesのステフ・クラスだ。
ステフ・クラスは、右側の肺が虚脱、肋骨数本と横脊椎8本が折れ、多数の擦り傷や打撲傷を負っていた。
それでも、ツアー・スロベニアで復帰。総合9位でツール・ド・フランスに出場している。
総合順位を押し上げる
この投稿をInstagramで見る
ステフ・クラスは、2023ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合11位。2023 ツール・ド・フランスでも第8ステージでリタイヤするまで、総合13位だった。
第18ステージをスタートする前には、総合14位。ただ、32分58秒も遅れている。それが、ステフ・クラスが逃げに乗れたために、総合では19分55秒遅れの総合12位まで順位をあげてきた。
フランスのプロチームにとっては大きな出来事だ。
ステフ・クラスのコメント
うれしいけど、明日の脚のフィーリングを見てみよう。当初はGCを狙うつもりはなかった。ステージ優勝争いをしたかったんだ。
でも、タイムアップには助かりましたね。14位から12位へとジャンプアップです。
夢にも思わなかった。4月の時点では、スタート地点に立てるなんて思ってもみなかった。
このような大きな集団では、レースは常に難しい。少し戦術的になった。僕の前の選手は、ミハウ・クフィアトコフスキのハンドルを握ることができなかったんだ。
頂上直後、ヴィクトール・カンペナールツがアタックし、チームメイトのマテオ・ベルシェが逃げにのった。僕らにとっては一番不利なカードだったけど、それでも彼はもう少しで逃げ切るところだった。彼は素晴らしいレースをした。
総合トップ10まで、1分となりましたが。
山岳で脚がどうなるか見てみよう。今日はすでに多くを捧げなければならなかった。
タイム差を考えると総合4位以下は、離れすぎている。それでも、トップ10に名前を連ねることは名誉なことだ。上位はビックネームばかりだけど、プロチームのライダーが入ると面白い。
果たして、アルプスのステージでどうなるのか。注目してみておきたい。
コメント