クリス・フルームはタイムトライヤルバイクについてロードバイクで代用したらどうかという意見を自身のYouTube動画で配信した。
これについて、多くのライダーからは賛同の意見が聞かれたが、ワウト・ファンアールトは違う。
これは「でたらめだ」と自らの考えを披露している。
TTバイク禁止に関して
Soigneur for one day😋 pic.twitter.com/gTvpgjZOXp
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) February 6, 2022
ワウト・ファンアールト自身も、2019ツール・ド・フランスのタイムトライヤルで転倒して大けがを負っている。2度の手術を受け、現在は事故前よりも強くなって帰ってきているけど。
彼の太ももには、大きなケガの傷跡が残っている。
だが、ワウト・ファンアールトは、フルームが提案したタイムトライアルバイクを禁止して代わりにロードバイクを使用するというのは “でたらめ “だと述べている。
非常にシンプルに、でたらめだ。
「私はもう公道でタイムトライアルバイクを使ってトレーニングすることはない、それは危険だからだ」と言うことは出来るだろう。
その通りだが、ライダーとして自分の安全にも気を配らなければならない。
だからといって、バスに突っ込んだベルナルが自業自得とは言わない。それは極端な事故だけど、それでタイムトライアルバイクを禁止するのはちょっとおかしいと思うんだ。
タイムトライアルは超面白いですよ。
自転車競技の中で唯一、F1的な感覚を持ち、イノベーションを起こすことができる種目だ。単なるステップではないんだ。時には、それ以上の価値を払うこともあるんだ。
ワウト・ファンアールト自身は、タイムトライヤルバイク使用に関して反対はしてない。自転車の面白みの一つであると考えている。
TTバイクの進化により、ロードバイクも恩恵を受けている。常に進化していくことも必要なんだという考えだ。
コロナウイルス検査廃止を提案
Sportman van het Jaar, met amper 21 punten voorsprong, @WoutvanAert! @BashirAbdi7 wordt tweede. #Sportgala pic.twitter.com/qxqCFPZoW4
— sporza (@sporza) December 19, 2021
ワウト・ファンアールトは、PCR検査についても意見を述べる。コロナウイルスのレース前検査を廃止するように求めている。
自分が医学の専門家ではないことを強調した上で、コロナについて自信を持って自身の意見を述べている。
恐れはいつでもある。病気でなくても、1回陽性反応が出れば、これまでの準備はすべて無駄になってしまう。
専門家やウイルス学者として自分を紹介するつもりはない。だが、コロナ危機が終わったと皆が祝っている今、この2年間で最もクレイジーな対策に踏み切ろうとしている。
検査の話を全部捨てて、他の病気を見るようにコロナを見始めるべき時だと思うんだ。
昔はインフルエンザや風邪の検査はしていなかった。もちろん、病気になれば家に帰える。
しかし、最初のレースでウイルスがいかに簡単に感染するかがわかる。それは間違いなくこの春に、必ずやってくることだ。
もし、オミクロンが今のままであれば、それほど危険ではない。今のまま1年間続けなければならないとしたら、私は悲しいだろう。
これについては色々と意見や考えがあるだろう。現在は軽症だと言われているけど、ウイルスは変化する。抑え込んでおかないと、いつまでも続いてしまう。
本当に厄介な問題だ。
コメント