昨年UCIは前腕をハンドルバーにおいたTTバイクポジションを禁止。
だが、ツール・デ・アルプ第2ステージでナイロ・キンタナを追いかけている時のティム・ウェレンスが変わったハンドルを使っていることが判明した。
かなり際どいが、UCIの規則に反しているかもしれない。
Dedaの改良ハンドルか?
ティム・ウェレンスはDedaのハンドルを使っている。このハンドルだけど、Dura-Aceレバーの後ろのバーテープがかなり隆起している。
ブレーキバーに手をかけたまま、前腕をハンドルバーに触れたまま走れるようになっている。
2021年2月8日に、UCIはライダーの行動に関する規則2.2.025を更新。
ライダーが採用できるポジションに関するセクションを追加した。2021年4月1日に発効したアップデートでは、次のようになった。
- 自転車のトップチューブに座ることは禁止
- タイムトライアルを除いて、ハンドルバーのサポートポイントとして前腕を使用することは禁止
さらにUCIは安全ガイドラインを公表。1.3.008条で定義された標準位置を示した。
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PHOTO UCI
上の図では、クリス・フルームが編み出した小指だけブレーキバーに引っ掛けるのも禁止。
さらに、ヤン・ウィレム・ファン・チップ (VAN SCHIP Jan-Willem)が使用したSpeeco Aero Breakaway Barも禁止されている。
再度、ティム・ウェレンスが使ったハンドルを見てみると。
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上記写真の拡大
ブレーキに手をかけならが、前腕を置けるように盛り上がっている。バットが入っているのかも。
これは、ヤン・ウィレム・ファン・チップが使ったSpeeco Aero Breakaway Barと同じような考えだ。
しかし、前腕がハンドルに乗せれるけど一部分となる。
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YouTube動画より
ティム・ウェレンスがナイロ・キンタナを追っている時に、明確なTTポジションは取っていない。ハンドルに前腕が乗る部分が少ないのも事実。前腕をのせているようにも見えるけど。
これなら問題ないかもしれない。だだ、認められると皆がマネをする可能性はある。意図して前腕が乗せれるように工夫していたらアウトだろう。
特に、ヤン・ウィレム・ファン・チップは納得いかないでしょうね。さて、どうなるかな。
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