ロードバイクの情報を発信しています!

オーストラリア選手権男子ロードはまたも驚きの若者が活躍! 本物だ~!

海外情報
Image by David Peterson from Pixabay
この記事は約7分で読めます。

オーストラリア選手権タイムトライヤルは、ルーク・プラップ(InForm TMX Make)が驚きの勝利。

すでに、ワードツアーチームからの具体的オファーが届いている20歳の若者。このルーク・プラップがまたも見せてくれた。

 

 

スポンサーリンク

オーストラリア選手権ロード

コースマップ photo aut

コースは11.6kmの周回コースを回る。昨年と同じコース設定で16周の185.6kmで争われる。

 

高低差はかなりあるが、厳しいというほどではない。3.5kmで5.1%の勾配をクリアーしていく。だが、何周もしていれば足がなくなるのは間違いない。

参加するワールドツアーチームの出場リストを見てみると

  1. キャメロン・マイヤー(Team Bike Exchange)
  2. ルーク・ダーブリッジ(Team Bike Exchange)
  3. アレクサンダー・エドモンソン(Team Bike Exchange)
  4. ルーカス・ハミルトン(Team Bike Exchange)
  5. カーデン・グローブス(Team Bike Exchange)
  6. ダミアン・ホーゾン(Team Bike Exchange)
  7. クリス・ハーバー(Team Jumbo-Visma)
  8. ジェームス・フェラン(EF Education – Nippo)
  9. セバスティアンバーウィック(Israel Start-Up Nation)

当然有利なのは、7名もメンバーを揃えてきたTeam Bike Exchangeであることは間違いない。単独で戦わないといけないクリス・ハーバーなどは逃げるしか勝ち目がないのでは。

リッチー・ポートは出てないですね。すでに欧州に渡ったのかな。

photo Tiz cycling ストリーミングより 以下同様

憲兵隊のライフルの銃声から75名がスタートした。結構観客はいてマスクしている人なんかはいなかったような。

 

Team Bike Exchangeがコントロールする集団飛び出したのは、ルーク・プラップ。またも20歳の若者が活躍する。結構リードしており、このまま独走勝利するのかと思ってしまうほど。

サントス・サイクリングフェスティバル総合2位。ウィランガヒルではリッチー・ポートに追いついて2位となった彼の力は本物だと言って良い。

 

ルーク・プラップの単独アタックに向かって、クリス・ハーパーがアタックをかける。後ろにはルーク・プラップのチームメイトがすかさずチェックにはいる。

 

ケランド・オブライエン(Kelland O’BRIEN)はルーク・プラップと同じInForm TMX MAKEなので、前は引かない。クリス・ハーパーは一人で引いて前においつくしか方法がない。

 

ルーク・プラップはまず、チームメイトとクリス・ハーパーに追いつかれてしまう。その後、更にセバスティアンバーウィック(Israel Start-Up Nation)が合流し先頭は4人に。

 

追走集団から遅れていた、キャメロン・マイヤーは単独で集団から飛び出し前を追う。すでにチームメイトはいない。

 

先頭集団は4人。

  1. 7 クリス・ハーバー(Team Jumbo-Visma)
  2. 9 セバスティアン・バーウィック(Israel Start-Up Nation)
  3. 46 ルーク・プラップ(InForm TMX Make)
  4. 47 ケランド・オブライエン(InForm TMX Make)

 

後ろの追走集団に、キャメロン・マイヤーが追いつく。残り17kmとなっており、前に追いつくには自分で引くしかない。タイム差は最大25秒まで広がり厳しい状況。

 

ここで先頭集団からクリス・ハーバーがアタックをかける。ルーク・プラップはチームメイトに任せて後ろで待機か。

 

ルーク・プラップはアタックをかけて、前にジョインしようと試みるが失敗。相手はワードチームのセバスティアン・バーウィック(Israel Start-Up Nation)なので追いつかれてしまう。

 

先頭を走るクリス・ハーパーと、ルーク・プラップは、少し離れている。ラスト1周だ。

 

クリス・ハーバーがアタックをかけたのかと思ったら、ちぎれていた~。

 

ケランド・オブライエン(InForm TMX Make)が、単独トップとなるが後ろに追いつかれそうだ。

 

後方から3人おいついてくるが、ワードチームのメンバーはいない。

 

4人が先頭となる。この時点では、InForm TMX Makeは二人となり有利だが。

 

追走集団には、ルーク・ダーブリッジが後ろから合流。Team Bike Exchangeが二人いるので追いつくだろう。これはキャメロン・マイヤーにとっては非常に心強いアシストが戻ってきたことになる。

 

ルーク・ダーブリッジの引きによって、ラスト4.8kmで一塊に。この中から勝者が生まれるのは間違いない。

 

先頭を走っていた65番のTimothy ROE (Cervelo-Tonsley Village)が落車。チャンスを逃してしまう。

 

最後の直線に入り、トラック選手でもあるケランド・オブライエン(InForm TMX Make)が早くもスプリント開始。

 

だが、最後は追い込んできたキャメロン・マイヤーが差し切る!

 

まさにギリギリでキャメロン・マイヤーが勝利した。なんとかワールドチームの面目を果たしたと言って良いだろう。

キャメロン・マイヤーは、これで2年連続のオーストラリアロードチャンピオンとなった。

周回を重ねるごとに、このままではいけないと思っていた。ルーク・ダーブリッジという最高のチームメイトが最後の最後に飛び出してきて、僕を助けてくれて、ラインまで連れてきてくれた。

それが今回の優勝につながったと思う。何度もスプリントをしてきたが、タイミングを合わせて奇跡を起こした。

ルーク・ダーブリッジが後ろから追いついていなければ、今回の勝利はなかったと言っても良いだろう。

Team BikeExchangeは、金曜日のクリテリウムでのカーデン・グローブスの勝利に続いて男子エリート2冠を達成した。ちなみにクリテリウムはUCI公認レースではない。

それにしても、InForm TMX Makeは4人というチーム人数で堂々とTeam Bike Exchangeと渡り合った。

ルーク・プラップの単独アタックから、チームメイトのケランド・オブライエンに引き継ぎ、見事に表彰台をゲット。もう少しスプリントを待っていれば、トラック選手であるケランド・オブライエンが勝利していたのではないかな。

追記

こちらのサイトでハイライト動画がみれます。

 

リザルト

ワールドチームの選手は、4人がトップ10入りした。

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  MEYER Cameron Team BikeExchange 100 15 4:39:12
2  O’BRIEN Kelland InForm TMX Make 75 10 ,,
3  BOWDEN Scott   60 7 ,,
4  WHITE Nicholas Team BridgeLane 50 4 ,,
5  EWART Jesse Team Sapura Cycling 40 2 ,,
6  WHELAN James EF Education – Nippo 30 1 0:04
7  DURBRIDGE Luke Team BikeExchange 20   ,,
8  O’BRIEN Mark InForm TMX MAKE 10   0:08
9  ROE Timothy   5   0:10
10  HARPER Chris Team Jumbo-Visma 3   1:44

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました