ブエルタのストリーミングが始まる前に、ツアー・オブ・ブリテン第7ステージを見始めた。
ラスト20キロから本格的に見始めて、その時には前に二人逃げている状態。
タイム差を徐々につめてきて、吸収した途端に次のアタック!
結局最後は、ラストの登りで勝負となったのですが、まあ強かった。
またも、異次元の強さを見せたのはマチュー・ファンデルプール。見ていた私は、レース後も興奮が収まらない凄いゴールでした。
馬力では誰もかなわない
スタートからアタックの応酬。40キロをこえて決まったのは3人の逃げ。
- Tony Gallopin (AG2RLMCyclisme)
- Remy Mertz (Lotto_Soudal)
- Alex Colman (canyondhbbloor)
3人に、ベン・スウィフトも加わったが130キロ地点でつかまる。
次に決まったのは、逃げが決まったのは二人。
- ディラン・ファンバーレ(Team INEOS)
- キャメロン・マイヤー(Mitchelton-Scott)
二人は、最大2分40秒ほどのリードを築く。
だが、彼らも最終的にゴール手前12km地点でつかまる。
ここからは、Team INEOSが波状攻撃を仕掛ける番だ。まずはジャンニ・モスコンがアタック!
だが、マチュー・ファンデルプールが彼を逃がさない。後ろにはパヴェル・シヴァコフがついたために一旦吸収された。
すぐさま、ベン・スウィフト(Team INEOS)がアタックして、5人の逃げが決まった!
リードは、8秒から縮小され最後の登りが始まる。
ベン・スウィフトがダンシングで、勝負を決めにかかっている背後から緑のジャージが現れ、一気に先頭にたった。
だが、その後ろには総合2位のマッテオ・トレンティンが完全に後ろでマーク!
かまわず、ダンシングで加速するマチュー・ファンデルプールだったが、ゴールが遠い。
これは、マッテオ・トレンティンがまくるかなと、思っていたがトレンティンは抜くどころか、横に並ぶことも出来ずに付き切れしてしまった。
🎥 Here’s how @mathieuvdpoel 🇳🇱 got the better of nearest challenger @MATTEOTRENTIN 🇮🇹 to win stage seven of this year’s @OVOEnergy Tour of Britain 🇬🇧#OVOToBpic.twitter.com/CVkYQirrSP
— Tour of Britain 🇬🇧 (@TourofBritain) September 13, 2019
通常ならば、後ろからまくられてしまう場面だが、彼には常識は通用しない。
ゴールでは、マッテオ・トレンティンが両手を広げて信じられないというポーズ。
マッテオ・トレンティンは、ゴール後に
「今日の足の反応はかなり良いが、このフィニッシュでは、馬力でファンデルプールを倒せる人はほとんどいないと思う」
と語っている。
最終ステージでリードを守れるか?
ツアー・オブ・ブリテンは最終ステージを残すのみとなった。マチュー・ファンデルプールのリードは12秒。
ゴールは下りフニッシュだが、小刻みなアップダウンは獲得標高1610mと厳しい。
逆転をかけて、ミッチェルトン・スコットやチームイネオス、ロット・スーダルも総攻撃を仕掛けてくるだろう。マチュー・ファンデルプール一人では対処しきれないかもしれない。
コンドレンサーカスのアシストが何人、フニッシュライン近くまで残れるのかも勝負のカギとなってきそうだ。
マチュー・ファンデルプールのツアー・オブ・ブリテンの総合優勝まであと一歩。
果たしてリードを守り切れるのか注目したい。
ブエルタと重なり、両方を同時に見るようになるので、ちょっと忙しい(^^;
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