ロードバイクの情報を発信しています!

2024 ツール・ド・フランス第11ステージ UAE Team Emiratesの戦略ミスか?

海外情報
JuanitaL57によるPixabayからの画像
この記事は約4分で読めます。

UAE Team Emiratesは、この逃げに向いている第11ステージで手綱を緩めることなくタイム差をキープ。

EF Education-EasyPostのベン・ヒーリー、リチャル・カラパス、Movistar Teamのオイエル・ラスカノの夢を打ち砕いた。

タデイ・ポガチャルが、1級山岳ピュイ マリー パ ド ペイロル峠の頂上手前でアタックをかけ下りでタイム差を広げ始めた時に、終わったかと思われた。

だが、ヨナス・ヴィンゲゴーは単独で30秒のタイム差を登りで縮めた。さらに、ゴール手前からずっと前を引かされたのにスプリントでは勝利。

タデイ・ポガチャルの力負けのようにも見えた。だけど、ゴール後のタデイ・ポガチャルの様子を見ると、また同じミスをしたように思われる。

 

スポンサーリンク

ゴール後に

 

表彰式の様子の動画がないのだけど、タデイ・ポガチャルはずっと何かを食べていた。間違いなくお腹がすいていたのは間違いない。

表彰式の最中も、上記のようにお菓子を大量に口にしているようだ。

UAE Team Emiratesのメンバーは、作戦どおり集団を絞っていった。最後はアダム・イェーツが引きまくっていたのだけど、タデイ・ポガチャルは万全ではなかったのか。

 

 

スプリントでは、ヨナス・ヴィンゲゴーが最後まで腰を通さずに全力疾走しているのに、タデイ・ポガチャルは何度も腰を下ろしたりしていた。

そして、ゴール後のお菓子の爆食い。これは、タデイ・ポガチャルがエネルギー不足だったのは間違いがないのでは。

ツール・ド・フランスで何度、この間違いをおかせば良いのだろうか。2022 ツール・ド・フランスでも補給食を口にしなかったためにエネルギー不足になっている。

 

ハンガーノックまでいっていないけれども、糖質不足、エネルギー不足になっていたのは間違いない。

また、UAE Team Emiratesは、フアン・アユソーを先に先頭に出して使ってしまい失速。フアン・アユソーは、総合5位から9位に脱落。

アダム・イェーツは逆に総合11位から8位まで戻っている。フアン・アユソーの調子が悪かっただけかもしれないけれど、ちぐはぐな感じがする。

タデイ・ポガチャルは、精神的な痛手はないといいながらも、チームの実害は多かった。ステージ優勝も、タイム差を稼ぐこともできず、フアン・アユソーは順位を失った。

 

タデイ・ポガチャルのコメント

とてもいい一日だった。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。ピュイマリーではいい感じで、長距離アタックを試みた。下りもいい感じだったんだけど、バイクが滑って横になってしまった。

そこで少し自信を失ってしまい、その後のコル・ド・ペルトゥスまでの数キロでエネルギーを使いすぎたと思う。

ジョナスはそこで素晴らしい走りを見せてくれた。山頂でスプリントしてボーナス秒を確保したかったから、少し待った。その後、最後の上りは新しいアタックを仕掛けるほど難しくないことがわかっていたから、最後のスプリントを待ったんだ。

ジョナスの勝利に敬意を表したい。僕たちはかなりいい勝負をしていることがわかる。ピレネーを待とう。

 

ピレネーの長い登りはヨナス・ヴィンゲゴーが有利だ。ジョアン・アルメイダが総合5位の4分20秒差なので、逃げてもそれほど脅威ではない。波状攻撃でヨナスを孤立させる作戦もとれないだろう。

このステージが転換点になるのか。タデイ・ポガチャルは慎重になるべきだ。

コメント

  1. さー より:

    ゴール前はヴィンゲゴーが引いてましたけど、500mもなかったような、、、それまでは両者とも頑張って協調してましたね。

    それよりも1級からの下りから上りに入るまで、中継に抜かれたらヴィンゲゴーはほぼログリッチの後ろにいたような、、、気がします。
    実はログリッチはヴィスマなの?笑

    • ちゃん より:

      ゴールでは、チームのアシストに応えるべく、タデイ・ポガチャルは完全にスプリントで破る気満々でしたね。
      それでも、まくらせなかったヨナス・ヴィンゲゴーは凄い。

      ログリッチはほんとツールとは縁がありませんね。

タイトルとURLをコピーしました