2024 チェコツアー第4ステージ　石畳のサーキットを制したのはあの人!

チェコツアーは最終日。

総合1位と2位は、UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシとディエゴ・ウリッシが占めている。

このステージで逆転を狙うならば逃げ切りしかないけれど、それは難しそう。

 

第4ステージ  シュンペルク～シュテルンベルク　131.8km

 

決戦はシュテルンベルクに入ってからのローカルサーキット。石畳の登りもあり、簡単には決まりそうもない。逃げを追い詰めるステージとなると決戦はスプリントだ。

 

1. スプリントポイント　Dlouha Loucka
2. 2級山岳　Jirikov (4.4 km・4%)
3. 残り4周
4. 2級山岳　Sternberk (0.9 km・8.6%)
5. 残り3周
6. 残り2周
7. 残り1周

 

スタート

ウルフパックは結局第1ステージのルーク・ランペルティの勝利のみ。ジュリアン・アラフリップも目立った動きはみせていない。

 

Tudor Pro Cycling Teamはマルコ・ブレンナーが新人賞ジャージ。守れるか。

 

Red Bull-BORA-hansgroheのセルジオ・イギータは山岳でも勝利には届かず。ブエルタの調整か。

 

ここでも強いのはUAE Team Emirates。

 

マルク・ヒルシのリーダージャージは守れるのでは。

 

ニュートラルスタート。

 

ディエゴ・ウリッシがポイント賞ジャージに。

 

オフィシャルスタート。

 

スタートしてすぐにアタックがかかる。

 

4人が抜け出す。

 

6人の逃げ

6人の逃げが完成した。

1. イタマル・アインホルン　Israel Premier Tech Academ
2. ルカーシュ・クビシュ (Elkov – Kasper)
3. Michal Schuran(ATT Investments)
4. マット・ウェンツェル　Lidl – Trek
5. チャールズ・ペイジ (TDT – Unibet Cycling Team)
6. アーロン・ヴァン・プーク　Team Flanders – Baloise

 

スプリントポイント　Dlouha Loucka

ポイント獲得順位は

1. ルカーシュ・クビシュ(Elkov – Kasper)　10ポイント・3秒
2. イタマル・アインホルン　Israel Premier Tech Academ　6ポイント・2秒
3. アーロン・ヴァン・プーク　Team Flanders – Baloise

 

2級山岳　Jirikov (4.4 km・4%)

ポイント獲得順位は

1. Michal Schuran(ATT Investments)　6ポイント
2. ルカーシュ・クビシュ(Elkov – Kasper)　4ポイント
3. マット・ウェンツェル　Lidl – Trek   2ポイント

 

タイム差は少ない。

 

イタマル・アインホルンが集団に捕まる。

 

もう、集団が見えている。

1. ルカーシュ・クビシュ(Elkov – Kasper)
2. マット・ウェンツェル　Lidl – Trek
3. アーロン・ヴァン・プーク　Team Flanders – Baloise

 

残り36km。21秒しかない。

 

モトバイクが横倒しになっていたのをクリアー。

 

残り4周

ゴール前のコースはかなり狭い。

 

残り28km。13秒しかない。

 

集団からSoudal – Quick Stepのカスパー・アスグリーンがアタック。単独で前を追う。

 

残り25km。カスパー・アスグリーンが見えてきた。

 

先頭からルカーシュ・クビシュがアタック。2024スロバキア選手権ロードとタイムトライヤルの2冠を制覇している。

 

カスパー・アスグリーンは3番手。完全に追いつく前にアタックをかけられたのは痛い。

 

スロバキア王者はうまく抜け出している。15秒のタイム差を稼ぎ出した。

 

残り3周

ルカーシュ・クビシュが単独で通過。

 

ルカーシュ・クビシュは、オリンピックのスロバキア代表だ。

 

カスパー・アスグリーンが追いつかない。集団に捕まりそうだ。

 

カスパー・アスグリーンは捕まった。

 

カウンターで、Soudal – Quick Stepの フビー・アントワーヌ がアタック。マルク・ヒルシとマルコ・ブレンナーが反応。

 

残り2周

ルカーシュ・クビシュが、15秒差で通過。

 

集団からTeam dsm-firmenich PostNLのジュリアス・ファンデンベルフが抜け出している。

 

Lidl – Trekのマット・ウェンツェルが捕まる。

 

残り12km。11秒差でルカーシュ・クビシュが逃げる。

 

残り11kmでついに捕まる。

 

 INEOS Grenadiersのアンドリュー・オーガストが先頭を引く。ジュリアン・アラフリップも前にきた。

 

マルク・ヒルシは2番手。

 

3人が抜け出すか。

 

これはかなり絞られたか。

 

下りでかなり戻ってきた。

 

残り1周

残り1周に。

 

Tudor Pro Cycling Teamのマルコ・ブレンナーがアタック!

 

残り5km。登りまでにリードを広げたい。

 

残り4km。マルコ・ブレンナーが粘る。

 

ジュリアン・アラフリップがマルコ・ブレンナーを抜いた。

 

ジュリアン・アラフリップにマルク・ヒルシが追従。

 

後ろは千切れたか。

 

ジュリアン・アラフリップがマルク・ヒルシを引き離す。

 

これは単独となるか。

 

マルク・ヒルシは追いついた。

 

頂上を二人でクリアー。

 

マルク・ヒルシは総合優勝のために前を引く。

 

ジュリアン・アラフリップは足をためている。

 

二人は、後ろがきていることを確認していた。

 

二人は牽制している。これは追いつかれるぞ。

 

やはり追いつかれた。

 

さあ、二人はどうする。

 

おっ、マルク・ヒルシが前に出る。

 

マルク・ヒルシが切り込んでいく。

 

マルク・ヒルシが先頭でゴールに向かう。

 

最後のカーブでジュリアン・アラフリップが前に出ている。

 

 

最後のスプリントだ。

 

マルク・ヒルシは後ろを確認している。2位確保か。

 

ジュリアン・アラフリップは前で突き進む。3番手はRed Bull-BORA-hansgroheのセルジオ・イギータだ。

 

ジュリアン・アラフリップがもがく!

 

あ～、ジュリアン・アラフリップが先着だ～!

 

ジュリアン・アラフリップが最終ステージでついに足を見せた。

 

この勝利は、直前のツール・ド・スロバキア第3ステージの勝利に続くものだ。

 

ジュリアン・アラフリップは今シーズンの3勝目となった。ジュリアン・アラフリップはオリンピックのロードに、フランス代表として4人で出場。

コース的にもジュリアン・アラフリップに向いている。ベストの脚ならばよいレースが出来るはずだ。

総合優勝はステージ2位にはいったマルク・ヒルシ。今シーズンの3勝目。マルク・ヒルシは世界選手権ロードのスイス代表だ。この調子ならば、当然勝負にからんできそう。

 

リザルト

ステージ優勝のジュリアン・アラフリップ

ステージ後半はずっとペースを上げていた。少し疲れてきたけど、落ち着いて走った。明確なプランがあり、それを完璧に達成することができた。

今は順調に回復し、いいパフォーマンスができると信じている。前日まで少し風邪気味だったけど、今は100％回復しているし、気分もいい。

チームとしては2つのステージで勝利した。ルーク・ランペルティがオープニングレグで優勝し、私はいいサーキットでスパートして勝利で締めくくった。

シュテルンベルクの石畳はベルギーのクラシックよりずっと良かった。全体的にレースを楽しむことができた。

 

第4ステージ　リザルト

総合

総合優勝のマルク・ヒルシ

最終コーナーまでスピードが出なかった。でも、チェコツアーでの総合優勝は素晴らしい結果だから、まだハッピーだよ。

特に序盤は緊張とストレスの連続だった。風も強かったし、にわか雨もあった。しばらくはイエロージャージのことが心配だった。

最終サーキットは本当に良かった。でも、雨が降らなくてよかった。石畳でゴールするのはとても危険だったからね。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞