パリオリンピックMTB女子エリート。
東京オリンピック金メダルのトム・ピドコックはコースを酷評。たんなる砂利の登りだけじゃないかと。
私はMTBのレースなんて3回しか出たことないので素人なんだけど、岩はあるは丸太はあるし、こんなスピードで走るんだと感嘆してみていた。
MTB女子エリート
MTBクロスカントリーはのオリンピックのクロスカントリーレースのコースは、パリ地方で最も高い丘であるエランクールで開催される。
砂岩の採石場だった場所に人工的に作られ、1975 年までゴミ捨て場として使われていた。2023年9月末、マウンテンバイカーはオリンピック テスト イベントで初めてこのコースを体験している。
マチュー・ファンデルプールとパック・ピーテルスがテストで走っている。コースは1周、4.4km。95%はグラベルで、これはMTBとしては異例とのこと。高速コースだ。
スタート
優勝候補は地元フランスのポリーヌ・フェランプレヴォ。
2014年と2015年のシクロクロス世界王者であり、2014ロード、2014シクロクロス、2014MTBの世界タイトルを23歳で同時に獲得している。
このパリがMTBの最後のレースとなる。
スタートから、オランダのパック・ピーテルスも前で展開。
開始直後から、ポリーヌ・フェランプレヴォが先頭に。
フランス勢は前で二人が展開する。
オリンピックなので先頭ばかりでなく後続の選手もよく写される。
ポリーヌ・フェランプレヴォの後ろに、パック・ピーテルスが張り付く。
すでに4人が抜け出しかけている。
開始9分で4人がパックに。
ここでパック・ピーテルスが先頭に立つ。
残り6周
はやくも4人の争いか。
3人となった。
カメラが後ろを映している時に、ポリーヌ・フェランプレヴォがアタック!
一気に引き離していく。
あまりのスピードで追いつけない。
もう独走なのか。
パック・ピーテルスは3番手。
パック・ピーテルスが2番手で追う。
タイム計測地点で19秒離れている。
残り5周
勝負あったか。
パック・ピーテルスが単独の2位に。
観客はフランスが圧倒的に多いし、力が入るばかりだ。
パック・ピーテルスは計測地点で58秒遅れで通過。
残り4周
すでに1分12秒引き離した。
残り3周
これは金メダル間違いなしだ。
パック・ピーテルスは銀メダルに向かって単独走。
残り2周
残り2周に。
あららっ、パック・ピーテルスが追いつかれている。なんで?
あ~、なんとパック・ピーテルスはパンク。
マウンテンバイクはバイク交換がないので、30秒以上のロス。
ようやく再スタートだけど、パンクした位置が悪かった。
岩だらけ。これでもトム・ピドコックに言わせると簡単なの??
パック・ピーテルスは、ようやく4位の選手に追い付いた。
凄い! ポリーヌ・フェランプレヴォが文句なしの勝ち方で、ついに手にいれていなかったオリンピックの金メダルを獲得した。
この後は、 INEOS Grenadiersを退団して、またロードレースに戻るという。
パック・ピーテルスは、銅メダルに21秒届かず。涙の4位となった。
ポリーヌ・フェランプレヴォのコメント
今日のためにとてもいい準備をした。ここ数カ月だけでなく、何年も何年も努力してきた結果だ。私にとって4度目のオリンピックだが、これまで良い成績を収めたことはない。
今日、金メダルですべてがうまくいった。私の人生の目標であり、それを勝ち取った。信じられない。
今年走ったレースは、この日のための良いトレーニングになった。今日はワールドカップと同じように走った。ストレスはなかったし、自分のコースを走った。
上りではフルスロットル、でも下りでは落ち着いて、そこでリカバリーを図った。私には使命があったし、ワールドカップでやってきたことが今、実を結んでいる。ハードにペダルを踏んで、ハードにあきらめることができたときは、もちろん素晴らしい気分だ。
フランスの観客の熱狂的な声援も印象的でしたね。
レース中は、そんな声はまったく聞こえなかったし、集中して自分のコースを走った。レース後は、とても嬉しかったよ。
4位のパック・ピーテルスのコメント
うまく言葉にできないんだ。たぶん、何かにぶつかったんだと思う。パンクのリスクがあることはみんなわかっていた。リムにクッションをつけるんだ。
そのおかげで走り続けることができたが、リードはなくなってしまった。リードを保ったままピットに入り、まだ追いつけると思っていたんだけど、そうはならなかった。
あと1周レースが長ければ、完走できたかもしれない。価値観で言えば、ここで銀メダルを取ればよかった。
パンクに見舞われる前、銀メダル獲得に向け、臆することなく走り続けてましたね。
うまく走れていたわ。私もマウンテンバイクでパンクをしたことはないわ。ポリーヌ・フェランプレヴォに1周20〜30秒も離されたけど、私はそれに耐えることができた。
銀メダルのために走り続けたんだ。
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