「ただ自転車に乗っていただけなのに、殺されるかもしれなかった」。
イタリアのコンチネンタルチーム S.C. Padovani Polo Cherry Bankの選手たちが経験した悪夢のような事件は、犯人の逮捕によって新たな局面を迎えた。
1909年、ジロ・デ・イタリアと同じ年に誕生したS.C. Padovani。2012年、ジロ・デル・ヴェネトの開催により、このプロジェクトは新たな息吹を吹き込まれた。
2014年からは、ユースカテゴリーからアマチュアカテゴリーに至るまで、サイクリングの振興に取り組んでいる。
2025年12月20日(土)、イタリア北部のガルダ湖近郊でトレーニング中の選手たちに対し、走行中の車から2発の銃弾が発射されている。
チームが公開した映像には、選手たちの横に並走したBMWの窓が開き、男が銃口を向けて発砲する様子が記録されている。上記の動画の通りだ。
警察は25歳の男を逮捕した。 幸いにも怪我人は出ていなが、犯人の動機はサイクリストへの一方的な憎悪であったことが報じられている。
スポーツディレクターのドミトリ・コニシェフ(元ツール・ド・フランス区間優勝者)は、「我々は交通量の少ない安全なルートを選び、選手たちも目立つ服装をしていた。ドライバーには追い越しの機会も与えていたのに……」と語っている。
しかし、最初から銃を所持して車に乗っていたのだから恐ろしいことだ。憎悪しているというのはどういうことなんだろうか。自転車がいたからといって邪魔になるのは数秒のことだ。それでも我慢できないということなのか。もし、当たっていたら大変なことになっていた。
S.C. Padovani Polo Cherry Bankの選手は9月にもひき逃げにあっている。怖い話だ。



コメント
まさか記事にして下さるとは思ってもいませんでした。海外でも自転車にイライラしてる車はいるんですね。
プロがロードバイクの曲乗りをして解雇された記事も見ましたし、国内ではツールド北海道の主催者が業務上過失致死で書類送検されましたね。
国内外でも自転車に対する風当たりは強くなっている気はします。