2022ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第5ステージ　最終ステージのスプリントを制したのは?

バレンシアナの最終ステージは92kmと短いスプリンターステージ。

問題はゴールレイアウトだろう。自由にトレインが組める道端があれば良いが、第4ステージのように絞られると誰が勝つのかわからなくなる。

第4ステージでは、残り数百メートルまでレムコ・イヴェネブールが献身的に集団を引いたのだけど、その後ろにチームメイトがいないのではファビオ・ヤコブセンもスプリントしようがない。

囲まれてましたしね。最終ステージは誰が勝つのだろうか?

第5ステージ パテルナ–バレンシア  92 km

第5ステージ　photo vueltacv

バレンシア州バレンシア県のパテルナをスタートし、周辺を回ってきてバレンシアでゴール。

ゴール前は4車線から、最後は2車線に絞られるがカーブもないので、綺麗なスプリントとなるのではないかな。

ただ、女子のレースではゴール前で落車があった。男子は誰も落車のないように。

1. ボーナススプリント Betera

ニバリが逃げる

最終日も快晴。レースは晴れに限る。

スタート直後には、レムコ・イヴェネプールとマテイ・モホリッチが逃げようとしたけど、それは無理。

なんと成功した逃げには、アスタナに復帰したニバリが乗っている。

1. ヴィンチェンツォ・ニバリ(Astana Qazaqstan Team)
2. マヌエル・ボアーロ(Astana Qazaqstan Team)
3. ジョナサン・ラストラ (Caja Rural – Seguros RGA)
4. ゴッツォン・マーティン(Euskaltel – Euskadi)

残り58.2kmでタイム差は1分36秒。射程圏内で走らせている。

沿道にはマスクなしの観客が沢山応援している。残り33.2kmでタイム差は55秒。

ニバリは、捕まる前に独走してくれるかな。

集団はスプリンターチームが交代で引いている。

新城幸也は、集団後方にいる。今日は仕事はないみたい。

ボーナススプリント　 Betera

ボーナスのあるスプリント通過順位は

1. ゴッツォン・マーティン(Euskaltel – Euskadi)　4ボイント　3秒
2. ヴィンチェンツォ・ニバリ(Astana Qazaqstan Team)　2ポイント　2秒
3. マヌエル・ボアーロ(Astana Qazaqstan Team) 1ポイント　1秒
   

残り14.3kmで12秒差。そろそろ捕まってしまう。

ニバリグループは残り13.1kmで吸収された。

BORAも先頭牽引に入る。アレクサンドル・ウラソフの総合は落車がない限り決定だ。

残り4.4km。レムコは3番手で待機。またゴール前までの引きが見られるかな。

レムコがラスト3.4kmから先頭に立つ。

レムコのスピードにかなう相手はいない。

レムコは2km以上に渡って先頭を引き続ける。

レムコがラスト1kmまで引いてバタンタッチ。

さあ、ファビオ・ヤコブセンがミケル・モルコフのリードアウトをうけて発射だ。

ベン・スゥィフトのアシストを受けたエリア・ヴィヴィアーニが追い込んでくる!

だが、そのままファビオ・ヤコブセンがゴールを先頭で駆け抜けた～!

昨日のステージでは囲まれてしまい、足を残してゴール。だが、今回はミケル・モルコフのリードアウトをうけて完璧なスプリントを展開した。

もちろんラスト3.4kmから1kmまで引き続けたレムコ・エヴェネプールの働きも大きい。ステージ2勝をファビオ・ヤコブセンは見事に決めてしまった。

ディラン・フルーネウェーヘンがサウジツアーで2勝しており、オランダ人の因縁のライバル闘争が再び始まりそうだ。

リザルト

第5ステージ　リザルト

総合

クイーンステージのグラベルで遅れたとはいえ、レムコの総合2位は完全復活を思わしてくれる。

ポイント賞

山岳賞

ベンジャミン・キングが見事に山岳賞獲得。

ヤングライダー賞