2026年シーズンを78勝で締めくくり、UCIチームランキングでも首位に立ったUAE Team Emirates-XRG。
しかし、チームを率いるマトシン・フェルナンデスの視線は、すでにその先を向いている。
目指すのは、タデイ・ポガチャルのさらなるツール制覇だけではない。その野望とは?
78勝で世界ランキング首位 それでも満足しないUAE
El gran sueño del UAE- Emirates de Tadej Pogacar más allá del sexto Tour de Francia: Joxean Fernández ‘Matxin’, director del mejor equipo del mundo desvela en una entrevista, que lo que más ansía para 2027 es “ganar el mismo año las tres Grandes”.🤩💪👏 https://t.co/qlLeKMH6G8 https://t.co/pJLtrZS32i
— ⚡MazaCiclismo⚡ (@RuedaPedal) November 4, 2026
インタビューで、今もっとも望んでいることを尋ねられたマトシンは、率直にこう答えた。
「今、私が望んでいることは何か? 正直に言おう。Vismaが成し遂げたことだ。同じ年にジロ、ツール、ブエルタで勝つことだ」
マトシンが目標に掲げたのは、2023年のJumbo-Visma、現在のVisma | Lease a Bikeが達成した歴史的な記録だ。
2023年、チームは3つのグランツールすべてで総合優勝を獲得した。
- ジロ・デ・イタリア:プリモシュ・ログリッチ
- ツール・ド・フランス:ヨナス・ヴィンゲゴー
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:セップ・クス
3人の異なる選手で3大グランツールを制するという、チームとしての圧倒的な層の厚さを示した偉業だった。
UAEはすでにポガチャルを中心に数多くのビッグレースを制してきたが、チームとして3大グランツールを同じ年にすべて獲得するという目標は、まだ達成していない。
マトシンは、この夢が2027年に実現することを期待している。実現の可能性は毎年あるはずなのに、なぜまだ達成できていないのか分からないとも語った。
デル・トロがジロ、ポガチャルがツールとブエルタか

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2027年に3大グランツールを制覇するためには、選手の配置とチーム編成が重要になる。
現時点では、アイザック・デル・トロがジロ・デ・イタリアでエースを務め、ポガチャルがツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを狙うという可能性が取り沙汰されている。
ポガチャルにとってはツール6勝目、そして未獲得のブエルタ総合優勝が大きな目標となる。一方、デルトロにはグランツールでチームの中心として戦う機会が訪れるかもしれない。
ただし、マトシンは具体的な出場計画については明言していない。
「デルトロやポガチャルのような選手は、どのレースでも優勝を争う候補になる。私が保証できるのは、バランスの取れたチームを編成すること。そして、全員にチャンスがあるシーズンにすることだ」
UAEにはデルトロだけでなく、ジョアン・アルメイダらグランツールで総合上位を争える選手もいる。誰をどのレースに配置するのか、チームの戦略が注目される。
また、ポガチャル対策とも見える2027 ツール・ド・フランスのコースについては、主催者はレースをできるだけ最後まで面白くするため、さまざまなコース設定を模索しているのだろうと理解を示している。
つまり、マトシンは2027年のコースをポガチャル個人への対策と断定するのではなく、総合争いを長く保つための主催者側の意図として捉えている。
UAE Team Emirates – XRGは、シーズン中に78回の落車があり、所属する30人の選手のうち18人が負傷したという。
こうした不運が、グランツール3冠を実現できなかった要因の一つになったと考えている。これらの不確実なアクシデントにも備えつつ、3つのグランツール完全制覇をUAE Team Emirates – XRGは狙っている。
もし仮に、ジロ・デ・イタリアで、ポール・セイシャスとアイザック・デルトロが対決となった場合、TTの多いコースでタイムロスを最小限にしないと総合優勝は難しいかもしれない。





コメント
本人の意思やチーム戦略を度外視すれば、ポガチャルに3つ走らせるのが一番可能性が高そうではありますが、さて。