ツール・ド・フランスで勝利を狙うTeam Visma | Lease a Bikeの財政に疑問符がついている。
チームの2024年度の会計報告によると、610万ユーロ(約11億円)にも上る巨額の営業損失を計上したことが判明した。
この数字は、世界トップレベルの地位を維持するためのコストが、スポンサー収入だけでは賄いきれない現状を浮き彫りにしているのか。
栄光とコストのジレンマ
Last Friday was our annual team day, and what a day it was. 💛
Scroll through the photos to see how we conquered both space and ping pong tables. 🐝 pic.twitter.com/9gCPwy5XzU
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) December 2, 2025
Team Visma | Lease a Bikeは、ヨナス・ヴィンゲゴーを筆頭に、ワンデーレースやグランツールで目覚ましい結果を残し続けている。
2023年には全てのグランツールを制覇してしまうという夢のような結果もたたき出した。しかし、この成功は莫大な投資によって支えられている。
だが、何故11億もの巨額な損失が出たのか。
まず、人件費だ。トップ選手や世界最高峰のスタッフを確保するために必要な人件費は高騰している。
さらに、最新の機材やデータ分析、高度なトレーニングキャンプなど、競争優位性を維持するための技術投資も増大している。
チームは過去にも損失を計上したことがあるが、11億というのはいかがなものか。例えば50億円の予算だとしたら、そのうちの5分1以上を占めている。
こんなに予算超過することがあるのだろうか。普通の会社なら考えられないのだけど。
今回の2024年決算の赤字を受け、複数のメディアは、チームが2026年にも同様の財政的な困難、あるいはそれ以上の損失に直面する可能性があると報じている。
世界最強クラスのチームが巨額の赤字を抱えているという事実は、ロードレース界全体の財政的な持続可能性に大きな疑問を投げかけている。
チームの広報担当者は現時点で詳細なコメントを控えているが、今後のスポンサー契約の更新や新たな財源の確保が、チームの将来を左右する重要な鍵となりそうだ。
Team Visma | Lease a Bikeだけど、28人が契約済み。移籍でチームを離れたのは、8人。
- ティシュ・ベノート Decathlon AG2R La Mondiale Team
- トーマス・グロッグ Pinarello – Q36.5 Pro Cycling Team
- オラフ・コーイ Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ダニエル・マクレイ 引退
- シアン・エイテブルックス Movistar Team
- アッティラ・ヴァルテル Bahrain Victorious
- ディラン・ファンバーレ Soudal – Quick Step
- トッシュ・ファンデルサンド 引退
- ジュリアン・ベルモート 未定
チームの中心選手を何人も移籍させている。獲得した選手とのサラリーを考えるとかなり人件費では浮いたのでは。



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