エガン・ベルナルは以前から2020年はジロ・デ・イタリアに出場したいという思いを語っていた。
かなり慎重に言葉を選びながらだったけど。
スペインの新聞のインタビューで、あらためてジロとツールのダブルツールを目指すことを語っている。
本人の中では、すでに決意を固めているようだ。
ベルナルのダブルツールへの決意
あなたは、22歳でツール・ド・フランスで優勝しました。今何が起こっているのか、そして世界中のファンがあなたに期待しているタイトルについて考えるプレッシャーはありますか?
私はそのプレッシャーを持たないようにしている。それは2つの方法で考えることができる。
1つ目は、私が若く22歳でツール・ド・フランスを獲得した。コロンビア人で初めてツールを獲得したという事実があること。
2つ目は、自分はこれが得意であると考えている。別のグランツールに勝利しようと思うが、ジロやブエルタで何が起こったとしても、すでにツールは獲得している。
リラックスしているわけではないけど、すでに失うものは何もないので、プレッシャーはないと考えているんだ。
2020年シーズンに何を期待しますか?
私がやりたいのは、ジロを実行してからツールに行くこと。Giroを実行できる可能性に非常に興奮している。
イタリアには2年間住んでいたし、友達も沢山いる。すでにツールを走っているので、ジロも走ってみたいと思うのは当然のことだよね。
両方を行うことは非常に複雑だが、決定を下せばあとは実行するだけだ。難しいだろうが、ジロ、ツール、またはブエルタに乗りたい。まだまだオープンに考えている。
これらのタイプの決定はINEOSでどのように機能しますか?
チームでは、ライダーの意見を考慮してキャンペーンを選択するんだ。チームは、行きたくないレースに無理やり出場させることはないからね。
ただ、他のライダーの意見を考慮しなければならない。ゲラント・トーマス、クリス・フルーム、そして今はリチャル・カラパスもいる。
私たちは皆、私たちがしなければならないキャリアと役割に満足し、快適に感じる理想的なスケジュールを考え出す必要がある。
しかし、多くのコミュニケーションがあり、クリスとトーマスと話すのは非常に簡単なので、これまでのところ問題はなかったね。
コロンビアは2020年のワールドツアーに21人のライダーが参加し、その勝利によりさらなる扉が開かれます…
コロンビアライダーが増える年です。私たちがしなければならないことは、これらの新しい若者をサポートし、ワールドツアーチームが提供できるすべての施設を彼らが使えるようにすることです。
コロンビア人が増えるのはありがたい。レースに行って会うのはとても楽しい。レース前にはジョーク、ジョーク、そしてステージを上手くやる気にさせてくれる小さなグループが常に存在してるからね。
新しく入ってくるブランドン・リベラ、リチャル・カラパス… INEOSのチーム構成は好きですか?
このチームの特徴は、18歳のスペイン人選手(カルロス・ロドリゲス)のような新しい若いライダーと、もう一人の若者であるブランドンと契約していることだ。
ベテランと若手が入り混じることになるけど、若手にとっては最高のライダーであるGやクリスがいることは凄いことだと思っている。
来シーズンの準備をしているINEOSとTeam Jumbo-Visma の決闘をどのように視覚化しますか?
Jumbo-Vismaは、近年成長しているチームで2019年に大きく飛躍したことを考慮に入れる必要がある。さらに来年は、トム・デュムランの到着で彼らは別の一歩を踏み出すと思う。
ライバルチームがいるのは良いと思うけど、レースの時には冷静ではいられないね。
ナイロ・キンタナの新しい挑戦についてどう思いますか?
ナイロとの最初のレースでは、彼がすでにコロンビアの英雄だったから接するのが少し恥ずかしかった。彼のチームの隣にいたんだけれども、彼の集中力を落とすのを恐れて話はしてないんだ。
でもナイロのほうから近づいてくれた。子供の頃、彼の活躍に大きな希望を持っていたらから嬉しかった。自分はその時19歳だったからね。それから私達は良い関係を築いている。
今、彼はチームを変えたが、それは彼のキャリアに新しい見方を与えるだろうと思う。それは彼が必要とするものであり、新しいコロンビアの世代のためにも最高の結果が得られるように望んでいる。
エガン・ベルナルがジロに出場となると、リチャル・カラパスとゲラント・トーマスと出場がだぶるかもしれない。これについては、これからチームキャンプ内で話合いが行われるだろう。
ただ、レースが始まれるば一番強いライダーがリーダーとなるのが、このチームの特徴なので問題はないのかもしれない。
来シーズンは、またTeam INEOSが全てのグランツールで活躍する年になりそうだ。
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